2013年6月 8日 (土)

更新は忘れた頃にやってくる

久々に大物(?)ガジェット(??)を購入したので、その報告エントリーをば。

Mdvz700w_box KENWOOD MDV-Z700W

CR-Zのカーナビを新しくしました。
3年前の新車購入時に装着したナビは当時出始めたばかりの、地図データをSDカードに収納した ALPINE VIE-X05 …これは価格が手頃な割に豊富な情報量と快適な操作レスポンスが売りのモデルで、それなりに満足して使っていたのではありますが、昨今の急激なスマホの普及と各種オーディオ/ビジュアルメディアの多様化の波にさらされて、流石にそろそろ対応力のある上位モデルにするのもアリかなと思ったのが換装のきっかけであります。
現在コンソール組込み型のAV一体カーナビを作っているアフターマーケットメーカーと言えば、前述のALPINEやこのKENWOODの他には業界トップシェアのCarrozzeria(Pioneer)と、純正装着品の転用モデルが多いClarion・ECLIPSE(富士通テン)、それにPanasonicやMITSUBISHI(DIATONE)等がありますが、個人的には(地図更新や故障時対応などのメンテナンスのことまで含めて考えると)やはりメジャー3社の中で選びたい…かといってCarrozzeriaは多機能優先故の弊害か、現行サイバーナビ/楽ナビの操作レスポンスの悪さと動作の不安定さにはどうしてもガマンならない…ということで、今回は消去法wで自動的にKENWOODの最上位モデルになったという(´・ω・`)
表向きはCR-ZだからタイプZだよ、ってことにしてありますがw
安価なポータブルナビの普及で、元々球数の出しにくいカーナビはコストダウン要求がキビシイのはわかりますが、もうちょっと国内メーカーさんにはハード/ソフト両面での品質維持に注力してもらわないと、ここ数年はとくに選択肢が少なくて、正直困ります。。。

見ての通り、元箱にはこれでもか!と言わんばかりに機能ロゴとパテントロゴが並べられていて、現時点で対応出来ないのはBlu-rayくらいなものでしょうか。クルマメーカーのライン装着ナビにはBDドライブ内蔵も出始めていますが、温度その他の環境が劣悪なクルマの中でそれなりの寿命を安定して維持できるようになるにはまだ少し時間がかかりそうですから、まぁこれはまたいずれということで。

Crz_naviinst
カーナビ“換装”ですから、まずは今ついているX05を外さねばなりません。
CR-Zはホンダ車の中では格別に作業しやすい車ではあるので、普通なら3時間もあれば済む程度の作業なのですが、自分の場合色々と事あるごとに弄り倒してしまったせいで、システム組み換えとなると大騒動 (;´∀`)
結果コンソールまわりだけでなく、ほぼ内装全部バラしせにゃならんという。。。
Crz_panel それと今回もうひとつの問題点は、MDV-Z700“W”という型番が示す通り、このモデルが本来トヨタ/ダイハツ系のワイド2DIN専用設計だということ…通常横幅180mmの2DINスペースに合わせてWナシも当然ラインナップされているのですが、このワイド版のほうが後から追加されただけに地図情報も若干新しい上、なによりスイッチパネルを広がったサイド部分に配置することでパネルデザインが断然スッキリしているんです…ということで、なんとか無理やりCR-Zにワイド2DINを押し込んでやろうと目論み、そのせいでまた余計な手間がかかるわけですね。
ホントお仕着せで使えないのが僕の悪い癖(杉下右京風)。
ワイド2DIN機とはいっても本体部分は従来通りで正面部分が広くなっているだけなので、コンソール内部スペース的には問題ありません。

件のオーディオパネルは事前に加工してワイド2DIN幅にしたものを別途用意しておきました。元々ホンダ車は2DIN枠がひとまわり広く開いているので、その左右を7mmずつ削って広げ粗隠しにカーボンシート施工…下部はギリギリですね (;´Д`)
CR-Zだと本体取付金具は本来このパネル側に4点ビス留めなのですが、開口部が広くなった分そうもいかなくなり、コンソールに本体を仮固定した後でこのパネルを押し込むオーソドックスな他社スタイルに変更しました。

Mdvz700w_back MDV-Z700Wの背面端子構成はこんな感じ。上位機種なだけにかなり沢山のカプラーがひしめき合っています。
フルサイズの大きなHDMI端子を下向きに付けたり地デジ用のアンテナ端子位置が不揃いなあたり、設計者の苦労が垣間見えます。
USBケーブルは1A供給可能なiPod/iPhone用と通常用の2本が筐体向かって左上隅から数十cmの直出しになっているのですが、実はこれがまた取付の難易度を上げてくれちゃってるんですよねぇ ( ´Д`)=3 これも端子式にするとコストアップに繋がるとかいう理由からなんでしょうが、こういう取付上の問題点、設計する人にはわかんねぇんだろうなぁ。。。

Mdvz700_ipodusb_hdmi そのUSBケーブルと一緒に、iPodの映像信号を送る為のφ3.5モノラルプラグとHDMI端子は延長してハンドルコラム下のアンダーカバー内まで引き出しておきます。こうしておけば、iPhone5等に変更した場合でもコンソールばらししないで済みますし。
HDMI-MHL変換ケーブルはKENWOOD純正品も出ていますしMiracastアダプターで無線化も可能なはずですが、今回はあえてUSB給電も出来る ELECOM MPA-MHDUAR05BK にしてみました。MHL側は Xperia Z に繋いで使う予定。
KENWOOD Music Control アプリと連携させればナビ画面上からAndroid内の楽曲ファイルも操作できるようですしデンソー系のNaviConにも対応していますので、今回の換装でHDMI入力が使えるようになったメリットは、今後いろいろと体感出来るんじゃないかと期待しています。

Crz_mdvz700w
さて紆余曲折の末、ほぼ丸一日を費やしてなんとかインストール完了!通常の3倍(の時間がかかったw)
苦労の甲斐あって、ほぼツライチのいい感じに納めることができたので満足度高し。
画面サイズ自体は7インチで従来モデルと変わりませんが、静電タッチパネルのフラットデザインになったおかげで大きく見えるほど、全体の印象はかなりスッキリしました。ステアリングリモコンも使えるのですが、本体のダイヤル式ボリュームは直感的で使いやすくて(・∀・)イイ!!ですね。
今まではアンチグレア液晶だったのですが、このZ700はグレアタイプ。
そのおかげで見ての通り大変発色が良く、地図も動画もすこぶる綺麗に見えるのですが、いかんせんホンダ車は元々コンソールが上向きな上にウチのCR-Zはスカイルーフ車なので写り込みが激しいったらありゃしない。。。

Mdvz700_tilt0 Mdvz700_tilt1
・・・ですが、KENWOODナビにはここ数世代、他社にはない「逆チルト」機構が装備されていて、今回ウチの車でも効果絶大なことを確認しました!

Mdvz700w_map さて、まだまだ使いはじめたばかりなので細かいことは今後ぼちぼちといったところですが、ナビとして肝心な地図はというとこんな感じ。
KENWOOD地図は昔から極彩色wであまり好みじゃなかったのですが、ここ数年で大分落ち着いて見易くなってきたと思います。目的地方向表示(赤い直線)が引かれるのも方向音痴な自分には助かります。
今回のモデルから KENWOOD Drive Info. アプリ経由でSmartLoop渋滞情報にアクセスできるようになったのもポイント高いですね(本家Carrozzeriaは専用のdocomo通信ユニットが必要)。
今のところ気になったのは、選択したランドマーク表示が100mスケール以下でないと表示されないことくらいでしょうか…おそらく地図画面がランドマークで溢れかえるのを嫌っての事なのでしょうが、ならば表示スケールの設定を追加すればいいだけのことなので、この点は今後のアップデートに期待というか要望ということで。
あと、昔からですがKENWOODナビの案内音声は味気ないですねぇ。なんか一昔前のマシンボイスに近いので、案内を信用していいんだかちょっと不安になりますw(収録容量に限りあるSDDゆえかもしれませんが、それを言ったらClarionナビなんかオリジナルカスタマイズまで出来るわけですし。)

友人から借りていたポータブルのエヴァナビのマヤ声、移植できないかしらww

・・

・・・

あ、でもWILLEに転職した後のマヤさんには、道間違えたら (・д・)チッ とか舌打ちされそうだ。。。


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2012年5月13日 (日)

悪魔が来たりてヘヴィメタル

春のクルマいじり、続編であります。
テーマは「手に触れる部分」ということで、前エントリーではサイドブレーキカバーの装着とセンターコンソールの黒化を行ないましたが、そこまできたらやはりココも手を入れなければ気が済まなくなりまして…6MTのシフトノブも交換してみました。

市販パーツも山ほど出ていますが、ウチのクルマの方針はあくまで ギンギラギンに さりげなくなのでw、他車部品流用方面ではちょっとした話題になっている ACURA TSX (北米版のアコード)の純正シフトノブを入手してみました。

Shiftnob_crz_tsx Shiftnob_side Shiftnob_bottom
上写真で左側のゴルフボール形がCR-Z標準のシフトノブで、右側の卵形のものがTSX純正品:54102-SEC-A01。
CR-Z標準は金属部がシルバー塗装のアルミなのに対し、TSXのそれはシャンパンゴールドのチタンカラー…実際の素材は(純チタン削り出しのNSX-R用が2万以上するのにTSX用は1万弱なので)本物チタンなのか疑問なのですが、それでもシフトパターン刻印がType-Rを思わせる赤だったり、革巻もすべり止めパンチング加工だったりで、充分満足度は高いですね。
細身の卵形はS2000と共通意匠で、径が小さい分、上から包み込むように握るだけでなく横からの握りにも対応できて
、(夏場の灼熱でシフトノブアツアツの時とか)なにかと重宝します。
ガワだけでなく中の構造も違っていて、
CR-Z標準品が無垢材削り出しっぽいのに対してTSX純正は芯材が鉄の模様…これによりズシリとくる重みを感じます。

Weight
試しに量ってみると166g → 238g と、実に4割以上重いという結果に。
シフトノブの慣性重量はマニュアルシフト時の感触変化に多大な効果があることは周知の事実ですので、この重さはやはりかなりスポーツ走行を意識した設計と思われます。
このようにノブ自体を交換するだけでもかなりの変化が期待できるわけですが、この際だからもうちょっとやってしまおうwということで、釣り用の板重り約140gも用意して小細工してみました。

Crz_shiftweight Crz_tsxshiftnob シフトブーツをめくり上げて、ノブの根元のシャフト部分なるべく上の方に板重りを巻々(なおかつズリ落ちないようその上をビニールテープでぐるぐる巻きに)しておき、ブーツをもとに戻してからシフトノブの交換をしました。これで慣性重量的には300g相当の重量級ノブと同等の効果が得られる筈。

果たして、シフト感はかなりレーシーなものに。
CR-Zの6MTは元々左右にはそこそこショートなのですが、それでもやはりワイヤー式シフトFFならではの前後に若干長いストロークなので、手首でコクコクというよりは肘から先の動きを要求される感触だったのですが、交換後はズシリとしたヘッドのおかげで手の平で叩くようなシフトチェンジ動作で、ゴンという感触と共に小気味よくゲートに収まるようになりました。

運転時はそれこそもっとも操作する場所なだけに、この変化はかなり満足度アップに貢献してくれそうです。


さてさてシフトノブ交換が済んだところで、車内にはまだ「ノブ」と呼ばれる部分があることに気付きます…そう、ドアノブ。
こちらもリファインしてしまいましょう。
こちらも前回同様、黒内装“Black Label”仕様の純正部品を取り寄せました。

  • 内装色カラーコード : NH167L
  • HANDLE AS(左右)純正品番 : 72120-SZT-003ZB / 72160-SZT-003ZB

Crz_doorhandle Crz_carbondoorhandle_zoom Crz_doorlining
この部品の楕円形部分、標準内装色のグレーだと実にプラスチッキーで安っぽいのですよ…なのでここにもカーボン調レザーシートを貼り貼り。
交換にはスピーカー交換よろしくドア内張はずしが必要となるので若干手間ですが、それでもグレーのドアライニング内でデザイン上のワンポイントになってくれて、なかなかどうしてちょっとしたことですが引き締まった印象を与えてくれます。

それとこれまたドアをばらしたついでに、パワーウィンドースイッチのLEDも分解して、中のLEDを高輝度白色φ3mmで打ち換えしておきました。

Crz_doorsw_r_2Crz_doorsw_asistant_3 Crz_doorsw_led
元々の暗い黄緑色は、夜間目立ちすぎて気がそれるのを嫌っての選択なのでしょうが、CR-Zはメーターパネル自体が充分派手ですからw、自分は気兼ねなくクッキリハッキリ見える方が好みなんですけどね。
なお同様に暗いステアリングスイッチ部分のLED打ち換えには極小チップLEDとの格闘が必要との情報がありますので、気力体力のある時においおいということで。


以上で今回の「触感向上」クルマいじりは終了です。
次はまた半年後、かな ( ̄ー ̄)

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2012年5月 1日 (火)

get a tight GRIP 〜 つかみは(≧ω≦)bオッケー!

なぜか春と秋に限って沸々と湧き上がってくるクルマいじり熱。
このブログ更新自体も今年に入ってからはほぼ月イチペースな上に「ふぉと」カテゴリーでお茶を濁した記事ばかりという惨憺たる状況でしたので、今回はココロを入れ替えて久々にDIYネタでも。

愛車「こぶたん」ことCR-Zに乗り始めて今月で早2年。
最初の頃こそ、そのファニーフェイスとぽっちゃりしたスタイリングのクルマに自分が乗っていることに随分違和感があったのですが、今ではその特徴的なシルエットを逆に魅力的に感じているのですから、慣れとは 恐ろしい 不思議なものです。
そんな外観に対する印象変化とは反比例するように、実はインテリアに関しては徐々に不満が溜まってきていたりいます…というのも、やはりどうも全体的に質感が足りないかなぁと。
毎日通勤で使っていても、クルマのエクステリアをオーナーが眺める時間というのはそれこそ乗降の際のほんの一瞬でしか無いのに対し、内装を目にしている時間はそれこそ通勤時間中ずっとなワケでして、ちょっとした素材の違いによる触感の善し悪しや色使いの好き嫌いが、ともすればその乗車積算時間分だけ蓄積されるというのは至極当然といえば当然なのです。

そんなわけで、今回のクルマいじりテーマは「手に触れる」部分の改善であります。

Crz_centerconsole_grey ずっと気になっていたのは、サイドブレーキレバー。
最近のクルマの多くが足踏み方式のパーキングブレーキに移行した今となっては、メーカーとしてもこの部位はコストダウンのリストでトップ項目になっているであろうことは想像に難しくないのですが、6MT車ラインナップを自慢するのであれば、同じく手で操作するこの部品くらいはせめて標準革巻きを奢ってほしかったところであります…が、現実は商用車顔負けのただのウレタン巻き。しかもまわりのコンソール内装色が明るいシルバーグレーということで色的にも浮きまくってますし、なによりも安っぽくて仕方ないと購入当初から思っていました。
そこで オリジナルパーツショップ-TAKA- にて全面一体型サイドブレーキカバーCを注文。カバー自体はレバーに被せるだけ…と思いきや、全面一体型というだけあって装着にはコンソール脱着が必要になります。
そこでこの際ですから、センターコンソール部をCR-ZのM/C時に追加された黒内装“Black Label”仕様に換装することにしました。

Crz_centerconsole_screw Crz_centerconsole_undertray
センターコンソールは何気に外すのが大掛かりなんですよね〜。詳しいバラし方はググって頂くとして、ポイントはドリンクホルダー横のメタル調ガーニッシュを外すとその下に隠れているネジ左右2箇所(上写真左)と、センターアンダートレイのメクラ蓋下にいる白いカプラー(上写真右:スマートキーアンテナ用)を外すこと。これらに気付かないと、なかなかどうしてコンソール外れない?という事態になります(実話w)

そうしてようやくバラバラになったセンタートンネル周辺(下写真左)
標準色グレイとブラックレーベルのセンターコンソール(下写真右)

Crz_centertunnelCrz_centerconsole_grey_black_2
ちなみに必要な純正パーツは以下の通り。

Black Label の内装色カラーコード : NH167L

  • コンソール本体        : 83450-SZT-E01ZB ( CONSOLE R/H ) ×1
  • 後部ドリンクホルダー : 83405-SZT-G01ZB ( CONSOLE ASSY , RR ) ×1
  • クリップ               : 90667-TC0-U01ZA ( CLIP ASSY , TRIM ) ×4

前部ドリンクホルダーとセンターアンダートレイは元々黒なので、そのまま移植します。

Crz_sidebrakecover ここまでバラして件のサイドブレーキカバーを装着。
オーダーしたのは、ハンドル部上面とレバー根元にNEWカーボン調PVCレザー・ハンドル部下面にオレンジ色エクセーヌを使用し、同じくオレンジ色ステッチを施した物。噂通りジャストフィットな型取りで、カバーとはいえ装着後もほとんど遊びやたわみが感じられないのには感心しました。
ちなみに前述とは裏腹にあえて素材に本革を選択しなかったのは、夏場の汗による滑りの緩和と指先の手触りの両立を熟慮した結果なのであります。
果たして左手で握ったその感触はすこぶる良好で、手の平はカーボン調の型押しによる凹凸が強力なグリップを、はたまた指先はエクセーヌの起毛がさらりとした触感を与えてくれ、走行中でもムダに握ってしまいたくなります(いやアブナイから>自分)

Crz_centerconsole_blacklabel Crz_sidebrakecover_blacklabel
あとは逆の手順で黒いセンターコンソールを組み上げてお仕舞い。
センターコンソールの黒で運転席助手席がビジュアル的にも分断され、( ´∀`)bグッ!と引き締まったスポーティーな印象になりました。・・・というか、むしろ本来はこのデザインだったんじゃないかと思うほどしっくりしている気がするのですが。
純正シート中央の綾織り表皮とカーボン調サイドブレーキカバーのもマッチングもイイ感じ〜です。
ホントはこの際ですからシートも Black Label 純正にしちゃおうかなんて考えもあったのですが、これから来る夏の熱さ(と、かかるコストを)思うとちょっと躊躇してしまって(;´∀`)。それなら秋口になったら革のオーダーシートカバーで黒に統一して、また春先に暑くなったら外しなんて使い分けも一興かなと思ったり思わなかったりラジバンダリ(古っ!)


春のクルマいじり、次回へ、つづく(はずw)

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2011年10月 3日 (月)

Qづくし

Eva01_fujiq_rifle_2
『EVANGELION 01 NERV FUJI-Q clearmodel』

DATA : PENTAX Q / 01 STANDARD PRIME

1/60sec. : F1.9 : ISO 1000 : 8.5mm(FS.47mm) : Bokeh Control :
Digital Filter [ToyCamera] : PENTAX Q Ver 1.00


Eva01_fujiq_progknife_2 昨日、富士急ハイランドへ行ってきました。
FUJIYAMA・ええじゃないか・ドドンパに加えて最近では高飛車なんていう絶叫系コースターで名を馳せる遊園地ですが、高所恐怖症の自分にはそれらに乗って楽しむなんてとてもとても…てなわけで、それ以外のヌルいアトラクションばかり渡り歩いてきました(爆

これはその中で常設開催の EVANGELION WORLD 内ショップで限定販売されている初号機のクリアモデル。
プラモデルなんて30年ぶりくらいに組み立てたのですが、最近のは精巧な造りでホント凄いですね〜。たかがプラモと侮れないことは友人のガンプラ好きからよく聞いていたものの、まさかここまでとは。

可動部分がわんさかあるのでポージングの自由度は僕の知っている大昔のプラモの比ではありませんし、ほとんど接着剤不要で組むだけなのにキッチリとガタもなく出来てしまうのですから、日本が誇る樹脂パーツ成形技術の精度たるや恐るべしです…まさかエントリープラグの強制射出なんてギミックまで再現できてしまうとは恐れ入りました。
それだけに、今だかつてプラモを完成させたことのない男?!である自分でも作り上げることが出来るのか不安になりましたが、半日かけてなんとか完成\(^◇^)/ 晴れて汚名返上w

そんなこんなで2連休はあっという間に終わってしまいましたが、遊園地にプラモデルにと久々に童心に返ってリフレッシュできた2日間でした。おまけに PENTAX Q のボケコントロール使ってブツ撮り練習もできて、充実した休日を過ごせたことに至極満足なyonhongiなのであります。

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2011年8月 5日 (金)

木肌美人

本業が忙しすぎて撮影に出かける時間が取れないので、泣く泣く家でカメラいじりばかりしている2011年夏であります(;´д`)トホホ…

とはいえ、昨今のデジカメは昔のメカニカルなカメラのように簡単に分解したりカスタマイズしたり出来るほど単純な構造ではありませんので、素人が手出しできるのはせいぜい外装の革を貼り換えるくらい…丁度Aki-asahiの貼り革キットでX100用が出たことをこの記事で知ったので、気分転換に早速イメージチェンジをしてみました。

全16種とかなり種類豊富ですが、折角(保証外行為のリスクを負ってまで)やるのですから標準と同じような黒シボはまず除外。
マイカラーであるところのオレンジ色に近いオーカーリザードやロープストラップと同系色のフラットキャメルにはちょっと魅かれたものの、暖色系とシルバーボディの組み合わせはなにやら Leica M7 エルメスエディション を想像してしまって(;´Д`) …却下w

そんなこんなで結局今回は、革ではなくウォールナットを選択しました。
X100_walnut いきなり完成画像!

シックな黒革巻からイメージ一新…いや一気にクラシック路線になりましたね。
お気に入りの児島商店レザーロープストラップRFの焦げ茶ともマッチング完璧で、想像以上の満足感です。
ボディサイドに回り込む部分には縦に細い溝が刻まれていて、曲げで素材が割れてしまう事を防いでいるのですが、それが明るい色のチェリーウッドほど目立たないのもウォールナットの良い点ですね。
グリップの握り心地も独特でして、さらりと乾いているにもかかわらず滑りにくいこの感触は、レザーのしっとりと手のひらに吸い付く感覚とはまた一線を画す心地よさです。
今頃のような汗をかく季節にはこちらの方が気持ちいいですね。

貼り替え自体はおよそ1時間の作業でした。
事前情報では素材自体に伸びの余地がある革系と違い、リアルウッドを薄く漉いたウォールナットとチェリーウッドのふたつは難易度が高く、それゆえ前後4ピースのものがあらかじめ2セット入っているとのこと…で、気構えて作業に取り掛かったのですが、実際には全く心配いらないほど切り抜き精度が抜群で、端部さえきっちり合わせてからゆっくり貼っていけば、たとえ1セットでも失敗する事はないでしょう。液晶保護フィルムをゴミ混入しないように貼る方が自分にはずっと難易度高いですねw

X100_leatheroff X100_nude_4
ただ一般的な貼り革と違って、今回のこのキットは貼り替え…つまり元々の黒シボ革を剥がす作業が事前に必要なのが手間でしたが。
端の部分を精密マイナスドライバーなどでめくり、そこからゆっくり徐々に剥ぐっていくのですが、糊が本体側に極力残らないよう慎重に慎重に。
X100_3tone そしてウッドを貼る際にはボディとの段差部分にしっかり食い込むよう、ステンレス定規のようなエッジのある道具で押さえ押さえ貼っていくと仕上がりが良いようです。
最難関は前面レンズ左側のビューファインダー切替えレバー…おそらく製品は革を貼ってからレバーを押し込んであるとみえて、黒シボ革はレバー裏の上部で細く繋がっているので、剥がす時はエイヤッと気合いで革を伸ばして取り去ってしまいましょう。
ウッドシートの切り抜きはこの部分だけは若干大きめに切り欠いてありますので、レバーはそのまま精密ドライバーの先端で少しずつ押し込むように。貼り終えてしまえば純正と遜色ないくらいに隙間は見えなくなります。

X100自体まだ購入から半年ですから、残っていた製品保証が無くなってしまうというデメリットはありますが、それでも充分満足がいくイメチェンアイテムであることは確かです。まぁ万が一故障の際には有償修理になるだけですし。


以上、久々の魔改造報告でした。

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2011年4月22日 (金)

綺羅星☆

暖かくなってきたせいでしょうか、ここ数日久しぶりにクルマいじり欲がふつふつと湧き出しております。

愛車零号機『こぶたん』ことCR-Zも、早いもので来月1歳を迎えます。
基本ノーマル路線で派手な外観変更は行なわないというポリシーのもと、今までは主に内装品中心のモディファイに留めておりましたが、一年の間ほぼ毎日のように通勤の足としてつきあってみると、やはり見た目にも少々気になる部分が出てくるのはニンゲン(愛人)もクルマ(愛車)も同じこと。

常々自分がこのクルマで気になっていたのは夜の顔つき、なんですよ。

良く知られている通り、CR-Zのヘッドライトには最近流行のLEDポジションライトが組み込まれています。
これは外側から順にウィンカー・HIDロービーム・ハイビームと並ぶ灯火の下にライン状のLEDが配置されていて、それがこのクルマのアイキャッチのひとつになっているわけですが、欧州仕様のそれと日本仕様のそれは、実はまるで見た目が違うのです。
左が欧州仕様のLEDデイタイムランプ、右が日本仕様のLEDポジションランプです。

Crz_euro_2Crz_yellowfog_3 欧州仕様が8灯の純白LEDなのに対し、日本仕様は4灯をリフレクターで多灯風に誤魔化した上に若干色温度も低く黄色味を帯びた感じで、ショーモデルのイメージを持ったまま買った当初は「これって詐欺レベルだろ」とかなり落胆したというのが偽らざるところ。
どうも調べてみると、この辺も例の(やたらと規程の細かい)保安基準に適合させる為の自主規制みたいなものらしいのですが、外見上はなんとも残念な結果になってしまっているのも確かです。

Crz_ledposition_zoom 世の中にはめげずに個人でヘッドライトユニットを分解してLED打ち替えまでしている猛者もいらしゃるのですが、経験上高輝度白色LEDの色味をきっちり合ったもので揃えるのはなかなか難しいものがある(…のと、そもそもユニット分解する手間がとんでもなくかかる…)のです。
なので自分は多少妥協して、ユニットとバンパーの隙間に色温度の高いテープLEDを仕込むことで、一見欧州仕様風の粒立った見た目と色温度の補正を狙ってみました。同時にポジション→デイタイムランプ化も実施(車室内でスイッチ切替え可能)。
目の錯覚で、これだけでも随分ハッキリとした目つきなるのですが、正面遠くから見ると若干タレ目に見えてしまうのが更に気になって、ついでにウィンカー外側のクリアレンズ部分にもLEDを3灯程仕込んで、こちらはスモール連動にしてみました。
(本来ニホンでは、デイタイムランニングライトはその名の通り昼間走行灯なので、夜間消灯しなければならないというような杓子定規な規程もあったりするようですが、ここはアクセサリーライト扱いということでw)

Crz_ledposition
どうでしょう、これだけでもかなりキリッとした夜顔になったのではないでしょうか。

さて、懸案事項はもうひとつありまして…上の写真でも解るように、CR-Zにはドアミラーウィンカーも採用されています。
ドアミラー下部、白く一直線に30cmほどのアクリル部分があるのですが、一見その全体がアンバーに光るかと思いきや、実は純正組み込みのLEDは端の方にわずか3灯だけ。ですのでアクリル部分の大きさに対してショボイ光り方なこと甚だしいのです(;´∀`)。。。コスト故、なんでしょうかねぇ。
ということで、ここも増灯してあげましょう。

Wa_tapeled この部分は長さもあるので、構想段階では片側LED10灯の『流れるウィンカー』を組み込んでやろうと意気揚々回路図まで引いたのですが、机上シミュレーションの結果あまりにも派手(というかトラック野郎もしくはタクシーみたいw)になってしまうので泣く泣く却下。無難にホワイト&アンバーの切替え式で製作することにしました。
組み込むテープLEDは2色式のものを調達…このタイプは明るさは望めませんが、夜間の車幅灯程度ならこれで充分でしょう。

ドアミラーの分解は思いのほか手間がかかりました。
まずミラーそのものを下側の隙間からこじって取ります。赤矢印のネジ4本(下写真左)を外すと黒枠部分が分解でき、その下に隠れた赤丸のネジ(下写真中央)を外すと白いウィンカーユニットごとミラーカバーが上下に分割(下写真右)できます。

Doormirror_1 Doormirror_2 Doormirror_3
この際、車体に一番近い勘合部分が脆いので特に注意…というか、自分は運転席助手席両側とも見事に割ってしまいました>< (上写真右赤丸)
残るネジ一本を外せば、晴れてウィンカーユニットとご対面。

Doormirror_turnsignalunit Doormirror_turnsignalunit_led
本来は更にこのユニットを分解して中にLEDを組み込むところなのですが、外からは見えない部分もひと回り以上大きく透明アクリルが配してあるので、見切り線の上にテープLEDを直に貼ってしまっても充分に光がまわってくれそうです。2mm厚程度なら削らなくてもなんとかそのまま組み込めますし…まぁ手間を省きたいだけなのですが。
純正ウィンカーの配線からアンバー用の信号を分岐。ホワイト用はドア内部まで引いてパワーウィンドウスイッチのハーネスからIG+を取りました(実際にはその間に更にウィンカーランプ優先回路を組み込んだので、右左折ハザード点灯時にホワイトは消えます)

Doormirror_position …とまあ、書くとこれだけの作業なのですが、実質両ドアで3時間ほど作業にかかってしまいました
(;´Д`)

時間がかかったわりに、日中明るいうちは言われなければ殆どわからない程度にしか光ってみえないのでちょっと(´・ω・`)ショボーン気味だったのですが、日が落ちてくるとユニット全体に綺麗に光がまわっていることが確認できたので一安心ε-(´∀`*)ホッ


無点灯状態→純正ウィンカー(LED3灯)→イグニッションON(ホワイト)→増灯ウィンカー(アンバー)
Crz_doorturn
Crz_nightface やっぱり、光るべきところは光ってなきゃ! 光るラインがトロン風でなかなかイイっしょ( ̄ー ̄)ニヤリ

かくして、夜の顔はちょっとツリ目のイケメンになった こぶたん。
エクステリアチューンは運転していても変化を実感できないのが少々残念ではありますが、それでも鏡面仕上げのタンクローリーやトラックの背後に付いた時の自己満足度アップだけは間違いなしw


僕の銀河はもう輝いている!

さて次はどんな光り物を付けてみましょうかねぇ(まだやるか…爆)

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2010年11月17日 (水)

秋の小枝 冬の小技

Photo_2
すっかり秋も深まってまいりました…というか、立冬も過ぎてもう冬なんですかそうですか。道理でこのところ天気も不純で雨は冷たい雨です。
これが本格的に冬に突入してしまえば関東平野は晴天続きになるのでしょうが…そろそろ紅葉撮りにでも出かけたいのに思うように行かず、若干悶々としております。

Crz_kowaza_2 そんなわけで(イイワケにもなっていませんが)このところまた更新もサボり気味でしたので、2ヶ月ぶりにCR-Z「こぶたん」の話題でも。
納車からおよそ半月を過ぎてこのクルマ自体に自分自身もかなり慣れてきたこともあり、近頃は大きな変更や改造等はとくにしていないのですが、この2ヶ月くらいの間に施した小技についてエントリーしておこうと思います。

Tetrax_fixline CR-Zは最近のクルマには珍しくハンドル左右にサテライトスイッチパネルがあるのですが(左側はエアコン用のスイッチ類なので操作しやすくて便利なのでイイとして)、右側には普段あまり頻繁には操作しない フォグランプ / VSC OFF / ドアミラー開閉・調整 の各スイッチが鎮座していて、正直このベストポジションにこのSW配置は勿体ないなと常々思っていたんです。
位置的に丁度、ケータイ端末のホルダーを設置できれば視線移動なく視野の中に入るので見やすいベストポジションなんですよね、ここは。

かといって一般的な挟み込みタイプのホルダーはこの場所には仰々しいですし…ということで今までiPhoneはサンバイザー前のフロントガラス上部に、SC-01Bはセンターアンダーボックス内に置いておくのが多かったのですが…前々から気になっていた極小サイズの“見えない”ホルダーシステム「TETRAX」を入手したので、それをこの右側クラスターSWパネルに付けてみました。
今回入手したのは両面テープ貼付けタイプの TETRAX FIX LINE のオレンジです。写真のフォグランプと VSC OFF のスイッチの間にある、お日さまマークみたいなのがマグネットホルダー本体です。
TETRAXにはこの FIX Line 以外にもエアコンルーバーの桟に噛み込ませて固定するタイプもあるのですが、CR-Zはルーバー桟が斜めになっているので、今回はオーソドックスな貼付けタイプを選択しました。

Tetrax_fixline_clip Tetrax_iphone Tetrax_sc01b_side
取付したい機器側には、大中小数個付属している円板状鉄製クリップを貼付けます。試しにiPhoneには(無償プログラムでもらった)GRIFFINのケースに大きいサイズのクリップを、SC-01Bには小サイズを貼ってみました。
この際、機器の中央付近にクリップを貼ってしまうと重心の関係で安定せずクルクルと回転してしまうので、若干貼付け位置を上にずらすのがコツですかね。
あとは先程のマグネットホルダー本体に近づけるだけで、ピタッと吸い付きます。
磁力は大変強力で、iPhone4程度の重さ(200g前後)ならこのように垂直面につけても普通の振動程度では全く落下する気配はありません。それでいて脱着には余計な力が必要なわけでもなく、実に絶妙な吸着力加減です。
ホルダー部中央はクリップの収まりが良いようにクレーター状に窪んでいるので、適当に近づけるだけで決まった位置に固定できて手間がありません。
また横から見ると上写真右のように若干パネル面から浮いている状態なので、機器やパネルに傷がついてしまう心配がないのも良いですね。

唯一の欠点といえばホルダー本体が強力な磁石であるために、iPhoneだと取付状態では内蔵コンパスに干渉してしまう点でしょうか…まぁこれも外して持ち歩く時にはクリップに磁力が残らないので、さほど深刻な問題ではないのですが。
もしかすると防磁シートをケース内面に貼っておけばコンパスへの干渉は防げるかもしれませんので、そのうち試してみます。


もうひとつの小技はハザードスイッチ。

Crz_hazardsw_jp Crz_hazardsw_us Crz_ushazardsw_illmi
日本仕様のホンダ車は何故かオモチャっぽい赤いアメ玉のようなタイプ(上写真左)を採用してます。これはきっと、ハザードスイッチに緊急性を与える為、どこにあっても目立つようにとの気配り設計(自主基準)なのでしょうが、個人的には大きなお世話wで、以前からインテリアの雰囲気にマッチしてないなぁと思っていたので、あっさり黒字に赤い二重△の一般的なタイプ(上写真中央)に交換してしまいました。
ホンダだって海外仕様ではこちらのシックなタイプなんですよ。なのでUS仕様をヤフオクで入手。
ただし簡単にユニットごと交換出来るかといえば残念ながらさにあらず…左ハンドル仕様なので本来取付される位置が左右逆で、そのまま日本仕様車に取付すると▽になってしまってイマイチ格好良くないのです。
そこでスイッチ部分をバラし、△マークのキャップだけを無理やり交換しました。
スイッチ部にただ被せてあるだけですが、オーディオパネルに取り付けてしまえば全く違和感がありませんので結果オーライであります。

うん、ハザード△! www



以上、ちっちゃいことだけど気になる小技2点の紹介でした。

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2010年9月10日 (金)

「サーキットの仔豚」計画準備中

9月も、もう10日を過ぎてしまいました。
厳しかった残暑も迷走台風9号が首都圏を通過したことで空気が入れ替わったようで、空はすっかり秋の装いであります。

その台風マーロウさんは規模こそそれほど大きくなかったものの、残していった被害はかなり大きく、富士スピードウェイで明日明後日と開催予定だったスーパーGT第七戦などが中止になったりしている様子…そう、秋はモータースポーツの秋でもあるんですね。
個人的には大昔に鈴鹿でGTカーの耐久レースを一度観に行ったことがあるくらいで、実はクルマ好きの割にレースには無関心な自分…というのも、自分の場合やっぱりクルマの楽しみは乗ってなんぼ弄ってなんぼなので、他人様の走りを見たり、ましてや公道を走れないフォーミュラーカーなんかにはイマイチ感情移入ができなかったりするんですよねぇ。
なのでレース場とも疎遠だったりするのですが、近頃はちょっと事情が変わりまして。

こぶたん購入をキッカケに、CR-Zパレードランなるイベント(9/19ツインリンクもてぎ)に参加することになりまして、それは INDY Japan 第16戦の前座イベントだったりします。殆ど撮ったことのないレーシングカーの激走写真なんかを流し撮りできたらいいななんて目論みもあっての参加だったりします。
で、その下見を兼ねて?! 河口まなぶさん主催の「走る! 語る! まなぶ 3 with LOVECARS」で愛車のシェイクダウン?!というか挙動確認をしてこようかなと思ったり…で、これが明日9/11なのであります。

そんなこんなで個人的にはクルマイベント満載の秋。
普段走れないような場所を走ることになりますので、折角ですから車載動画でも撮ってみようとここ数日準備をしていました。
(以上、またもや長い前置きで失礼!)


Suctionmount_back 手持ちのカメラで動画を撮れるのはVGAならばPowerShotG7、720pならK-7ですが、それらをブレない程度にダッシュボード上に固定するとなるとかなり大掛かりなマウントが必要になります…が、今や我が手中にはiPhone4という素晴らしい機材があるではありませんか。
わずか150g弱のiPhone4ならば車載カメラに最適と思って調べてみれば、やはり世の中同じ考えをする人は居るもので、ちゃんと車載用のホルダーマウントシステムなんてモノが存在します。
今回使用したのは HERBERT RICHTER のホルダー。
たまたまちょっと珍しいシースルータイプ“アイス”のホルダーHR-1230が手に入ったので、それと手近にあったカーナビモニター用の吸盤基台を組み合わせて、前述のマウントシステムもどきを構成してみたところ、思いのほかガッチリ固定できたので満足満足。
Suctionmount_face 車載動画撮影なんてそう頻繁に行なうものでもないので、サクションマウントで手軽に付け外し出来るのは便利ですね。全体が軽いのでこんなふうにフロントガラスの上方の見渡しいいところに付けても、全くと言っていいほどブレずに撮影することができるのも、iPhone4ならではかと。
ちょっと画角が狭いのが難点ですが、テスト撮影では昼間はもちろん、夜間走行でもかなり綺麗に撮影することができましたよ。
これならサーキットでのパレードランはもちろん、もてぎASTPの低μ路でスピンしているところwなんかも撮影できる…かもしれません。乞うご期待。


さてと、これで終わらないのが自分の悪いクセ。この状態を見てまた悪いムシが騒ぎ出してしまいました…なんかコレ、他にも利用できないかなと。

ということで次に用意したのが、コレ↓
Plx_kiwi_wifi_box PLX Devices “PLX kiwi wifi”

CAN-BUS信号を無線LANでiPhoneやPCに転送して、いわゆる車載テレメーターで各種信号を表示/記録できてしまうというスグレモノであります。
こういった分野ではやはり今でもクルマ先進国なアメリカ製。
かなり前からその存在は知っていましたが、旧車に乗っていた頃は使いたくても使えなかったアイテムでもあります。
接続はいたって簡単、運転席左膝元にあるOBD2(オンボードダイアグ)コネクターに繋ぐだけ…なのですが、そこはそれ大ざっぱなアメリカ製品なので、そのままでは一々本体横の小さなスイッチをオフにしないと電源が切れないという仕様w…なので、OBD2コネクターに来ている常時電源をACCにする加工だけしてやりました。

Plx_kiwi_wifi_fuzzycar iPhoneとの接続にはそれ専用のアプリが数種あるので、まずは無料のFUZZYCarで接続チェック。
無料なだけに素っ気ない数値表示くらいしか出来ませんが、それでもかなりの項目が無事に転送されていることを確認できました(写真は水温表示)。

さて、本格的に使用するには有料アプリに手を出すしかないのですが、メジャーどころのRev2で4,600円の高額アプリだったりします。
こんな時のためにiTunesカード2割引の時に買いだめしておけば良かったのにと今更後悔してもアフターフェスティバル…仕方なく某オークションで1割引でコードを手に入れることにしたのですが、iTunesカードは1,500/3,000/5,000円というラインナップなのでちと半端だなぁと思いつつ結局3,000円×2枚を買ったので、今回は更に高価なDashCommandというアプリを使ってみることにしました。5,800円也(爆)
バージョン1の頃は3,500円だったのに2になったら値上げされてるし…(;´д`)トホホ…

Dashcommand_meter 恐ろしく高機能なアプリなので、出来ることの全体像すら把握し切れていませんが、2009年のSEMAショーでデモされていた格好いいメーターがリアルタイム表示されるのを見るだけでもなかなか感動モノですw
前述のRev2は使っている人が多いのですが、DashCommandは殆ど情報がないんですよねぇ〜…てなわけで以下、スクリーンショット多めで簡単に説明(あえて今回は横画面用のオプションスキンを使用しています)。
メーター表示 : 回転数・アクセル/スロットル開度・吸気圧・加速度・パワー・トルクの一覧。パワーとトルクは後述の車種別設定値を入れてあげないと計算できないようです。
Dashcommand_others その他にも、燃料消費・トリップ・エンジン1・エンジン2・シフトポジションと、ありとあらゆる情報がiPhoneの中に。
一部、燃圧や燃料残などのデータはCR-ZのCAN通信には載っていないようで表示されていませんが、それでもこれだけでもうおなかいっぱい必要十二分と言って良いでしょう。
特に点火時期や燃調などの情報は、ちょっと前ならチューニングコンピューターを作れるほどの機材が必要だったデータなので、それがたったひとつの端末で得られるというですからイイ時代になったものです。まぁ、自分の場合は眺めて楽しんでいるだけですけどね。

Dashcommand_setting 読み出されるデータだけでも相当なものですが、車種固有の情報を入力することで前述のパワー関連やシフトポジションの計算なども出来るようになります。
前回シフトインジケーター作った努力が無になったorz…とは思いませんが(;´∀`)
ギア比の項目は、各ギア比×最終ギア比の値を「;」で区切って入力すればいいようです。

中には専門用語で何を指しているのか不明なものもありますが、とりあえず見様見まねで入力してみました。
Drag coefficient = Cd値
Frontal area = 前映投影面積
…のことかな…テキトーですが。


トップのメニュー画面からは他にも、Skid Pad (加速度計)・Inclinometer (傾斜計)・RaceTrack (トラッキング) などがiPhoneの加速度センサーを用いて表示/記録されます。
Dashcommand_menu_2
Dashcommand_skidpad Dashcommand_inclinometer
ざっと紹介するだけでもこれだけ大変なのですから、これを本格的に使いこなしたらどれだけの解析ができるのでしょう。それを考えただけでも、ちょっとヨダレものの逸品であります。
惜しむらくは(当然のことながら)アプリが日本語化されていない事と、多機能故にちと動作が重く、手持ちの初代 iPod touch との組み合わせではリンクが不安定で、一方iPhone4のRetinaディスプレイにはまだ最適化されていないところでしょうか。
こういったオモシロイ商品群が海の向こうでは山ほど生まれるのに、同じく自動車大国のニホンでは皆無だというのも、ちょっと寂しいものですね。


さて、準備は万端整いました〜。
もてぎまではウチから3時間弱かかるので、今夜は早いとこ寝ないと寝坊してしまいそうですので、これにて。

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2010年8月30日 (月)

Welcome to my Top Gear!

あたいの夏休み(の工作)、第二弾です。
現実社会ではエンドレスエイトはありえませんので、夏休みの宿題は夏休みのうちに片付けておかないといけませんからね(とはいえ、最近は関東でも夏休みが8/31まである学校は減っているそうですが…)


我が愛車の「こぶたん」ことCR-Zは、6MT仕様であります。
オーソドックスなシフトゲートを持つマニュアルミッション車ですから、本来シフトレバーの位置から現在のシフトポジションを知ることは容易なのですが、3ヶ月ほど乗り回して最近思うのは意外とメーター内にシフトポジション明示して欲しいかもという欲求。
というのもモーターアシストがある分、CR-Zはマニュアルでもオートマみたいにギアを気にせず「ずぼら」な走り方に対する許容範囲が広くて、いざ「本気」モードに移行しようとした際に一瞬、現在のシフト位置を見失うケースがあるんですよね。
特にショートストロークなシフトレバーということもないので、当然慣れればレバー位置を手探りで間違うことも無いのでしょうが、左右方向の判別が案外シビアで、4速のつもりで6速のまま加速しようとしてアレっと思ってしまうことがままあるのです。

市販品で後付けのシフトインジケーターがありますが、ほとんどは車速とエンジン回転数からギアを推測する構造のもので、MT車で使用するにはレスポンスと表示の信頼性に若干疑問が残ります。
CR-ZにもCVT仕様にはパドルシフトがあるので、メーター内のデジタル速度計の下に小さく7速のインジケーターが仕込まれてはいるのですが、MT仕様では当然使われていません。その未使用な部分を使えればと思って配線図集を穴の空くほど読んでみたましたが、昔と違って今のコンビメーターはマイコンによる通信制御なので、ちょっと手出ししようがありませんでした。

そこで次に思いついたのが、ダイアグノーシスコネクター(OBD2)接続の市販追加メーター。pivotのレーシングモニターがギアポジションと水温の表示に対応していて尚且つ小型なので、(対応車種表には載っていませんでしたが)これが使えればと思い人柱覚悟で入手してみたものの、残念ながらCR-Zでは使えませんでした。
どうも車内通信線としてCR-ZはK-LineとCANバスを併用していて車体制御系の信号は従来のK-Lineには流れていないようで、K-Line専用のこのレーシングモニターは使用不可ということらしいのです(ということで、こいつは対応車種のクラごんの方で使用することに)。
CANバス対応の Intelligent Infometer Touch のような製品もありますが、たかだかギアポジを表示するだけの為には高価ですし大袈裟過ぎます。それにOBD2使用のテレメーターではゆくゆく試してみたいモノもありますし…ということで、

無いものは作る!!
ことにしたわけです(このところ前置きが長くてすみません)。


MT車用シフトポジションインジケーターの製作です。
検出部→制御部→表示部の3パート構成で作っていくことにしました。
まずは表示部。
7segment_disp 本当はちょっと凝ってドットマトリックスや16セグメントの格好いいデジタル表示にしたかったのですが、部品の入手性と制御の簡単さから一般的な7セグメントLEDで妥協しました。PARALIGHT C-551UB という青表示のものを使用。
文字高14mm程なので、表示部はコンパクトに収める為に基板2枚重ねとしました。また車両の電源電圧をそのまま利用する為にデコードICはC-MOSの4000シリーズを使い、電流制限には定電流
ダイオードを8本使いました。
7seg_blue_disp_3 表示部のケースに出来そうなものをガラクタ箱の中で探したら、JVCの古い車載ビデオデッキ(VHS!)用のリモコン受光部があったのでそれをバラし、上記の基板を組み込んだら中々イイ感じで透過表示されました。かなり濃い色のプラスチック越しですが、元々高輝度なLEDなのでコントラストも申し分ありません。

Shiftposition_2 次は制御部です。
左のようなパターンのシフト位置情報を7セグデコーダーICである4511の入力に合わせて二進化十進数に変換しなければなりません。
前後方向X⇔Zと横方向を検出するα・β・γの5つの信号の組み合わせを二進数に置き換えるのですが、PICをプログラムしてやれば簡単なところを今回は前時代的な論理ゲートの組み合わせで構成してみました(苦笑)。
Shift_indicator ニュートラルを0とすると、シフトポジションは0〜6なので3桁のA・B・Cを上記5つの信号から作り出してあげればいいわけですね(リバース信号は別に存在しますから、それを使ってLED全点灯=8とします)。
ORゲートの4071、NANDゲートの4011、インバーターの4069を各1個で事足りました。
Shiftlogic_box 部品点数も少ないのでプリント基板を起こすのも面倒ですし、ユニバーサル基板に直配線…まぁ表示部と違って制御部はどうせ隠してしまうのですから、それほどサイズに気を使わなくてもいいですし。

さて、ここまでは比較的順調に出来上がったものの、問題は検出部です。自分はどちらかというと細かい細工が苦手ですので、どうしても機械的な動きと精度を伴う必要のあるメカトロニクス分野は不得意なのですよ(;´∀`)
とはいえ今回はそこを避けては通れません。
そもそもオートマならば検出部が元からあるのですがマニュアルミッションには存在しませんから、どうしたって上記のような信号は自分で作り出してあげなければなりません。

Shift_lever シフトレバー周辺をバラすと、右の写真のような構造になっています。
前後方向と左右方向をそれぞれシャフトの動きでトランスミッションケースまで導いているのですね。ということは、この2本のシャフトから上記5つの位置信号を作ることが可能なわけです。
ニュートラルポジションを中心に、前後方向のシャフトは±15mm程、左右方向は±10mm程の移動量がありました。
位置センサーとして安価で一般的なのは、磁石によってオンオフするリードスイッチですが、意外と検出範囲がアバウトな上に取付スペースも必要です。
今回は前後方向のシャフトまわりがタイトで尚且つ左右方向の動きも伴うので、こちらの位置検出には若干高価ですが、3線式の工業用近接センサーを2個使用しました。
Aps412se Koyo APS4-12S-E という製品で、単価840円とこういった種類の近接センサーにしては手頃な価格です。十字線のところに4mmほどまで金属を近づけると反応します。電源電圧DC10〜30Vですので車載機器にも使いやすく小型軽量なので、今回のようにスペースが限られる場合にも使いやすいセンサーです。
正論理出力の型番末尾E1タイプが入手できれば良かったのですが、自分は負論理のEタイプしか手に入らなかったので、出力はトランジスタで反転させて使うことにしました。
Sensor_zoom 比較的スペースに余裕がある左右方向シャフトの位置検出は安価なリードスイッチ3個で対応。それぞれのセンサーを検出位置に合わせて配置した上でシャフトの鞘部分にタイラップで固定します。
赤丸部分は近接センサー用にレジェットレックスの切れ端をシャフトに巻いて、またオレンジ丸で囲った部分には小さくても強力なネオジウムマグネットを仕込んでやって、それぞれのシャフトの移動が対応する近接センサーやリードスイッチで検出されるようにしてやります。
近接センサーの方は流石に工業製品だけあって、感度の誤差も少なく一発で作動良好な状態にできたのですが、リードスイッチの方は検出範囲が中々一定せず、カットアンドトライでの位置微調整に結構手間取りました…いずれ予算が出来たら(といっても2〜3千円ですがw)こちらも近接センサー方式にしたほうが良さそうな気がしますね。
やっぱりメカトロニクス関係は難しいなぁというのが正直な感想です(^_^;)

検出部を別角度で見ると↓こんな感じ。
Shift_sensor Shiftindicator
2速に入っているのでZセンサー(とαのリードスイッチ)がオンになっているのが赤いLEDの点灯で判ります。
あとはシフトまわりの内装を戻してそれぞれユニットを結線して終了です。
干渉部分があると最悪、走行中にシフト操作ができなくなってしまう恐れもありますから、チェックは念には念を入れて実行しました。
可動するシャフト部分に追加したのは部材としても極軽い物ですので、シフトフィールへの影響は最小限で、素早いシフトチェンジも問題なさそうです。
表示部はメーターパネルの左端、警告灯類の前に設置しました。クルーズコントロール表示灯が隠れてしまいますが、それほど頻繁には使わない機能ですので問題ないでしょう。


構想3ヶ月。部品調達に1週間。製作に3日(苦笑)。手間はかかりましたがそれなりに満足いくものができて、今は幸せですw
これで加速するとき「POWWWWWEEEEEERRRR!!!」と叫ぶ事ができます(爆)

以上、長々となりましたが夏休み工作のご報告エントリーであります。

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2010年8月 8日 (日)

あたいの夏休み(の工作)

さて、あっというまに8月の第一週も終わってしまいました。
夏休みの宿題なら、そろそろ自由研究や工作は始めておかねば間に合わなくなる、そんな頃合いですね
(・∀・)ニヤニヤ
自分が小学生の頃は当然ドリルや学習帳は最後のお楽しみ?!にとっておいて、自由研究と称して一日中ぼ〜っと雲を眺めたりしていたものです(昔からぐうたらだったともいう)。さて大人になった今はと言いますと、日中の日盛りはぐうたら過ごして、日が陰る夕方になってからごそごそちょこちょことクルマいじりなんぞしているんだから、根っからの性分ってのはなかなか変わらないってことですね。


さて、CR-Z納車直後からずっーっと気になってはいたものの、なにかと手間がかかるので後回しになっていた「音」の部分にメスを入れ始めました…スピーカー交換&スピーカー線引き直し&デッドニングです。
Crz_rearsp_kfcvx18 まずは簡単なリアサイドから。内装のリアスピーカーグリルはただ嵌め込んであるだけなので外してやると、純正スピーカー用のマウントベースが現れます(ウチのCR-Zはオーディオレス仕様なのでここは空き…今までは仮のショボいSPを入れてありました)
本来は純正と同じ16cmか、ブラケットを入れて17cmが適合サイズではありますが、グリル開口部が思いのほか大径だったことと、運転席側はかなり耳の位置に近いので下手なものだと音の粗が余計耳についてしまう気がして、今回はあえてトレードインタイプでは最大級の18cmサイズである KENWOOD KFC-VX18 を無理やり入れてみました。
もちろんそのままでは巨大なリムが当って固定できないので、付属のプラスチックブラケットを削って土台を作って…それでもグリル側のリムを1cmほど切り落とすだけでピッタリ収まってくれました。
本来これくらい大口径のスピーカーは低音重視セッティングで使うのものですが、リアの固定金具の状態はお世辞にも堅牢とは言いがたいので、ここの部分のデッドニングはスピーカー裏に多少レジェットレックス貼る程度にして、低音部はヘッドユニットのクロスオーバーでカット周波数上げ気味にセット…あくまでも音域に余裕のあるサラウンドスピーカーとして使います。

Crz_sp さて本命のフロントドアスピーカー。ここには前車MR2でも使用していたALPINEの絶版jubaシリーズSSC-1690のミッドレンジを入れることに…したのはいいのですが、なにせこの巨大なマグネットのせいで一筋縄ではいきません><
以前ならドアの内板の鉄板カットしたりMDFでアウターバッフル作ったりしていたところでしょうが、今回のCR-Zいじりコンセプトは「見た目ノーマル」ですからそこまではちょっと。。。
幸いリア同様、ドアの内張側にも厚さ方向に余裕があったので、今回は市販のブラケットの組み合わせでゲタを履かせてマグネットを逃がす作戦としました。

使用したのは、アルミダイキャストと硬質ゴムの複合素材で出来たKENWOODのSKX-200S
一般的なMDFタイプではSSC-1690の凶暴なほどの重さを支えるにはちと心許ない(経年劣化で固定した木ネジが緩みやすい)ですし、かといってCarrozzeriaのサウンドエンジニアシリーズはお高いwので、ここも妥協の産物です(;´∀`)

Crz_doorspline_2 Crz_doorsp_scs1690
アルミダイキャストベースを純正穴3点でボルト固定。その奥の外板裏にもサイドインパクトビーム上下に制振材を入念に貼付け、ドア配線が通っているコルゲートチューブにinakustikの銀コートスピーカー線を通します(上写真左)。ブラケット付属の硬質ゴムマウントと、更に5mm厚の17cmスピーカー用ゴムスペーサーを重ねてあげると、上写真右の向きでようやくスピーカー端子が干渉せずになんとかSSC-1690をボルト固定することが出来ましたε-(´∀`*)ホッ

Crz_door_deadningCrz_door_inner_2 デッドニングを本格的にするならば、このあとサービスホールを塞いでいるビニールシートを全て剥がしてしまって制振材で改めて塞ぎ直すところですが、今回は上の状態のまま数日間音を聞いた結果、ドアデッドニングも最小限で済ますことにしました。
具体的にはサービスホール塞ぎはスピーカー直上の20cm角ほどの穴だけとし、純正の防水シートはそのまま使用するというもの。

というのもこのCR-Zのドア、意外とお金かけて作ってある風なんですよ。
外板裏には少ないながらも元々制振シートが部分的に貼られていますし、防水シートと内板の間には黒いゴムシートが貼ってあったり、内張の下部に発泡剤で覆われた鉄のウェイト(赤丸部分)が仕込まれていたり…ドア自体が重いし閉まる時の音もズンッと締まっていて剛性の高さは常々感じていましたが、きっとこのへんの造り込みも効いているのだと思います。

そんなわけで今回のデッドニング作業はとりあえずこれだけw 防水シートを戻してしまうと全くわかりませんが、赤の楕円で囲った部分だけ重点的にレジェットレックス貼りをしてあります。
まぁ聴き心地次第で今後多少デッドニング追加はするかもしれませんが、今のところ半月ほどこの状態で聴いたかぎりでは共振で音が濁る等の不満はありませんね。
最後は内張のスピーカーグリル裏のリブを切り落として、元に戻してスピーカー作業はお終いです。

今までと同じセッティングだと、各スピーカーの効率が良くなった分ブーミーな音になってしまうので、改めてヘッドユニットのタイムアライメントとクロスオーバーを設定し直して、ようやく狭い車室を感じさせない広がり感と低音の音圧とのバランスをとることが出来ました。
ちなみにSSC-1690セットのホーンツイーターもホントは一緒に使いたいところですが、流石に10年以上の使用で見た目の劣化があり今回はパスしました。今のところは間に合わせのシルクドームツイーターをダッシュ両脇の純正位置に入れてあるだけなので、中低音域の迫力に比べると若干高音部の伸びにキレがありませんが、その問題はまたぼちぼち考えていくことにします。

そんなわけで、今のところのリファレンス音楽はボーカル曲中心。
お気に入りは「いきものがかり」の「YELL」で、毎日の通勤でサビの

♪ サヨナラは悲しい言葉じゃない それぞれの夢へと僕らを繋ぐ YELL ♪

の部分にくると、ほろほろと涙ぐんでいたりするyonhongiなのであります(苦笑)

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