遊星からの物体“X”
近ごろケータイ関連のレビュー記事、書いてないなぁなんて。
まぁ最近めっきりそっち方面のガジェット買ってないから仕方ないんですけどね。
一番直近に購入したのはEMOBILEのS22HT。これが丁度1年前の2008年12月。
現在メイン運用のSoftBankのiPhone3Gは、忘れもしない2008年7月11日の早朝行列購入w。
手持ちで唯一普通の国産ケータイであるDoCoMoのSO905iCS。購入は2008年2月。
そして未だに一番スタイルが気に入っているSoftBankのX02HTは、2007年9月に入手。
こうして振り返ってみると(こういう時、ライフログとしてのブログって便利ですねw)、自他共に認めるガジェッターにもかかわらず、もう丸々1年、普通のケータイに至っては2年近くも購入をしていないのですねぇ…こんな長期間同じアイテム使ってるというのは初めての経験かも。しみじみ。
原因はやはりiPhoneの存在でしょうか…今年6月に新型の3GSが登場している今なお、初期型3Gでもほとんど色褪せない魅力を保ちつつ、もはや単に情報端末としてだけでなく自分にとっては片時も手放せない存在となっているので、このアイテムを代替えできる存在は次期iPhoneでしかあり得ないというのが、他に興味が湧きにくくなった理由のひとつであることは疑いの余地もありません。
それでもやはり、新しもの好きの魂は消えず。
久々にどっぷり別のケータイ端末を使う機会がありましたので、今回はそのレビューを残しておこうと思います。
SoftBank dynapocket X02T
2009年冬モデルとして発表されたXシリーズ2機種のうちのひとつ、TOSHIBA製のWindowsMobile6.5搭載のフルタッチパネル端末です。
ベースとなったTG01は今年夏前は欧州で、国内でもT-01Aとして6月にdocomoから既に発売されていますので、端末としての目新しさはもはや余り無いとも言えます(苦笑)が、それらはOSがWM6.1でしたので、WM6.5端末としては興味がありました。
スペック的には、現在携帯端末向けとしては最速と言われるSnapdragonCPUの搭載と、EM-ONEをも上回る4.1インチWVGAタッチパネル液晶、そして9.9mmという筐体の薄さが目を引きますが、正直それだけではiPhoneユーザーには訴求力が薄いんですよねぇ…ですからあえて購入には至らないワケですが…。
ならば何故ここにこれがあるかと言いますと…上司が買っちゃったんですねぇ(笑)
中国出張が多いこの上司、翻訳ソフトが使えるスマートホンに興味を持ちはじめたのが先月のこと。たまたま自分が持っていたEM-ONEに高電社の翻訳ウォーカーを入れて貸し出してあげたところいたく気に入ったご様子で、それならば12月に出るWindowsMobileスマートフォンを買いましょうと話はとんとん拍子に進みました。
もちろんその上司はスマホなんて使ったことがないので、買ったらすぐに使えると思っておりましたよ、ハイ。
そんなわけで、購入からセッティングまでは不祥私めが承ることと相成りました( ̄ー ̄)ニヤリ
冒頭の写真は、付属の専用シリコンケースとストラップ状のスタイラスをつけた状態。機器の扱いが手荒なO型上司にはケース付属は助かりました(笑)。ただし、スタイラスは短めのペン状に整形しただけのただのプラスチックですので、ショボイとしか言い様がありません。
昨今の流行で、WindowsMobileも指タッチ前提のUIに変わりつつはあるのですが、実は階層が深くなると結局スタイラス前提の旧態依然としたインターフェースなので、やっぱりスタイラスは必要だったりするんです。ですので、ここはやはり小振りなスタイラスを本体内蔵できるようにしておくか、付属にするなら伸縮性のキチンとしたものを付けて欲しかったところです。
まぁそれもこれも、全ては薄型筐体を実現したかったが為なんでしょうね。
素のiPhoneと比べると写真ではこの程度ですが、実際に持った感覚はさらに薄く平べったく、まさに板という感じです。画面が大きい分フットプリントもひと回り幅広なので、手に持って耳に当てると余計一層その大きさを実感します…まぁ、ケータイとして使うにはギリギリな線ですかね。自分はその姿を見て、初代W-ZERO3を電話として使った時のことを思い起こしました。
前述の通りのフルタッチパネル端末ですので、ハードウェアキーは両サイドの3つのみ。そのうち電源とボリュームは頻繁に操作しますので、実際に他の機能を割り当てられそうなのは左サイドのカメラボタンくらいですね。なので今回はココの長押しにプログラムランチャーを割り当てて、スマホに不慣れな上司の利便性向上を図りましたよ…じゃないと、業務査定に響きかねませんからね(笑)
ちなみに画面下左端はホームキー、右端はキャンセルキー、その間の銀色のバーはなぞると画面の拡大縮小として機能します。電話機能のオンフック/オフフックもタッチパネルなので、正直自分には使いやすいとは思えませんでしたが。
特にスライドバーは反応も鈍くスムーズさに欠け、使えるのもInternetExplorerなどごく一部のソフトに限られてしまうので、正直あんなもの付けるくらいならキチンとしたハードウェアキーを残しておいて欲しかったなと。その点、やはりスマホを作り慣れてるHTCの同様なコンセプトのHD2などは、ちゃんと考えられているなと思いますね。
充電はmicroUSBになっています。これはこれからの端末としては世界標準なので仕方ないところ。ちゃんとUSB-microUSBのケーブルも付属していますので充電や同期に困ることはありません。それどころか、一般の3Gケータイ用からmicroUSBへの端子変換アダプターも付属しているあたりは流石キャリア端末仕様ですね。
なおこのmicroUSBはホスト機能も持っていますので、マウスはもちろん、テンキーやタッチパッド、果てはキーボードまで何の追加ソフトをインストールすることもなく認識したことを記述しておきます。
背面はマットな黒。縁はダークなメタリック塗装。カッコイイですが案外手垢汚れが目立ちます。
ベースモデルが出た時に皆、苦労したと聞いてはいましたが、この背面の電池カバーを外すのには相当コツが要ります…シールで外し方の注意書きが貼ってあるくらいなのですが、実際には真剣白羽取りの要領で端末を両手の平で挟み、背面のX02Tロゴのあたりを親指の付け根で圧迫するようにしながら一気に手をずらすのが、一番確実な開け方だと悟るのに丸一日かかりました(苦笑)
バッテリーは3.7V・1000mAhと、少々心もとない感じ。実際セッティングでWiFiや3G通信を頻繁にしながらの使用だと、数時間で底を尽きました。まぁ上司程度のの使い方なら一日くらいは保つでしょうが、ヘビーユーザーにはやはり外部電源なり予備バッテリーなりが必須ですね。
microSDカードがバッテリー抜かないと取り出せないこと、リセットボタンが背面カバー内であることも、スマホとしては不親切な作りと言えましょう。概して東芝端末はこういった細かい使い勝手が、昔から詰めが甘いというか…。
標準インストールのソフトは少なめでしたね。
iPhone対抗するために鳴り物入りで宣伝していたKinomaPlayというメディアプレイソフトが、なんとサーバー側のX02T対応準備が間に合わず、1月中旬のアップデート待ちになっていたのには呆れてしまいましたが…この件、どっかに発表されてましたっけ→SoftBankモバイル。
OSが6.1や6.5になって使えるようになったMarketPlaceは、やっぱり品揃えがショボ過ぎて使い物になりそうもありませんでしたし、キャリア端末としては当然のごとくネット共有機能などが塞がれています。こんなツマラナイところでスマホ本来の魅力が削がれていることにキャリアは一体いつ気付くのでしょう…いや、少なくともiPhoneに惚れ込んでいる孫さんは知っててやっているんでしょうけどね。残念でなりません。
唯一使えそうな新機能はMyPhoneサービスでしょうか。
これでようやく不安定な同期の代表格であるActiveSyncに頼らずとも、端末のバックアップと同期がなんとかなりそうですね。まぁこれとてiPhoneのスマートさにはまだまだ遠く及ばないのですが、一歩前進であることは確かだと思います。
というわけで、iPhoneユーザーから見たX02Tはやはり残念さが目立ってしまう端末ではありましたが、古くからのWindowsMobileユーザーとしての視点で見れば、ようやくまともな速度で動くハードウェアを手に入れたといった感覚ですね。
いずれにしても上司はいたく気に入った様子であるのがなによりでした(笑)
個人的にはちょっと残念な端末という結果でしたが、来たる2月にはdocomoからSC-01BというストレートQWERTYキーボード付きのWM6.5端末が出てきますので、それを狙っている自分としては充分有意義なお仕事だったといえましょうか(苦笑)
とりあえず今回はこれで良しとしましょうかね。
タグ : X02T
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