踊る!“相棒”
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ってなわけで、ちょっとドキドキの人生初“宝塚”してまいりました(笑)
そう、あのドラマの相棒のヅカ版ですね。自分が相棒マニアなのを知っている友人が誘ってくれました。
以下、基本的にネタバレ進行でいきますが、22日で終演ですからいいですよね。
なおヅカ初心者ゆえファンからしたら失礼なもの書きもあるかとは思いますが、カミソリとか勘弁してくださいね
会場は神宮球場となりの日本青年館。関東での本拠地であるゴージャスな造りの東京宝塚劇場ではなく、比較的古くて小さな日本青年館大ホールを使っての演目=地方公演という扱いだそうです。
それでも開場30分前に着いた時には、入口付近はすでにファンの方々でごった返しておりました。
自分らはそのまま会場に入ったのですが、ホール入口付近では各スターさんのファンクラブやらなにやらで大行列…この時点でかなり圧倒されてしまいました…が、それでも誘ってくれた友人曰く大劇場でのそれとは比べ物にならないとのこと。
席は1階中央付近の、通路後ろの特等席。1F:1000人・2F:390人のホールは思いのほかこじんまりとしていて、舞台もかなり間近に感じました。
14時開演…聞きなれた「相棒」のテーマ曲が流れ出します…なんか不思議な気分。
それもつかの間、隣席の友人がヒジで合図してきました「左、左。」
普通に始まるものだとばかり思って舞台を凝視していたら、なんと目の前の通路の左側入口から、いきなり役者さん登場(驚)。杉下右京役の真飛聖さんと神戸尊役の壮一帆さんです。
しょっぱなからまさに目の前での演技、かなりラッキーです(笑)
ここぞとばかりに役者さんに目を走らせてチェックしちゃいましたよ。
メイクは確かに派手なヅカ顔ではありましたが、演目が現代劇なだけに初心者の自分が見てもそれほどドギツクはない程度…でしたが、彼女たちの背の高さ・足の長さとスマートさはホント凄いものがありますね。
正直(相手は女性ですが)カッコイイと思ってしまいましたよ。この人達ならファンが熱狂するのも分かる気がすると、早々に納得しちゃいましたね。
演目内容自体は2幕構成の歌劇本編とレビューの3部構成で、休憩を1回挟んで3時間程。始まるまではどうなることかと思っていましたが、自分でも充分自然に楽しむことができました。
前半第一幕はまさに「踊る大捜査線アレンジ」のインド映画を観ているかのよう(笑)。登場人物紹介を兼ねて歌い踊りまくりです。
右京さんはドラマよりずっと華奢でしたが、特徴的な台詞まわしやお決まりの「最後にもうひとついいですか?」などをちりばめて、すぐに違和感なくなりました。
神戸くんは元々ミッチーがヅカイメージなので全く違和感なし。
脇を固めるキャラでは鑑識米沢役の人が六角さんというよりは生瀬さん風だったのが面白く、また一課の伊丹役の方が良い味出してましたねぇ。なかでも小野田官房長役の夏美ようさんは、流石“組長”さん(って呼ぶんですよね?)なだけあって、岸辺一徳さんとは似てないのに台詞もキャラクター作りも完璧でした。
第二幕はいよいよサスペンスの本編突入。内容は相棒マニアなら良く知っているSeason6の中島知子さんが出た回の脚本を元に再構成したもの…だったので、謎解き部分は控えめでしたが、歌劇を楽しむという意味では「殺人なき事件」を選んだのは正解だったかと。ヒロイン役の桜乃彩音さんのことを「友近扮するキャサリンみたいだよなぁ」と思ったのは内緒(爆)
ちょっとした啓発ものを最後に絡めてまとめるという手法も演劇的でしたね。
最後のレビューはまたもや踊りまくり。ミラーボールが回って場の雰囲気が一変する中、きらびやかな衣装を纏って変身した主役級の3人が華麗に舞います。友人いわくこれも大劇場のオーケストラ付きに比べたら全然地味らしいんですが、初心者には充分お腹いっぱいの3時間でした(笑)
ホールを後にしたのは17時過ぎ。日中汗ばむほどの気温だったのが一気に下がって、冷たい風が吹きすさぶ神宮球場わきを通って、表参道へ。しばし時間をつぶした後は本日の第二の目的、美味しい豚しゃぶを食べに乃木坂へと向かいました。
ツイッター本の出版パーティーと塩しゃぶ試食会に続いて3度目の訪問…ではありますが、まだレギュラーメニューを普通に頂いたことないんですよね(汗)。なので今日は日中、何度もマクドナルドの前を通り過ぎましたが、話題のテキサスバーガーには目もくれず、欠食状態での訪問です(笑)
ツイッター経由でオーナーの@hotoshiさんに予約をお願いしておいたので、奥の個室に通して頂き、豚づくしコースを堪能させていただきました。
メインのしゃぶしゃぶ、本日は白金豚!
たっぷり霜降りなのにあっさり味で、どんどんイケちゃいます。
例のごとく5種類のたれの中では、濃い口のポン酢だれとそばつゆが、自分には合う気がしましたよ。あとはさっとお湯を通したところに岩塩かけて、薬味にワサビを少々なんていう(飲まないのに)酒飲みみたいな食し方もグッドかと。
友人に宝塚の講義などしてもらいながら、ちょっと贅沢な晩餐を愉しむことができました。
ナベの中を泳ぐ豚を踊り食いしながら、同じ豚なら食べなきゃソンソンとばかりに一気に〆のだしラーメンまで平らげて、もう満腹です。
いや〜、たまにはこんな贅沢でゴージャスな気分になる非日常も良いもんですね。
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