2007年10月30日 (火)

オーシャン・ブルー

2ヶ月ぶりにダイビングしてまいりました。
毎度おなじみ西伊豆・大瀬崎であります。
天気も上々、気温・水温ともにベストな海でしたので、久しぶりにまったりとしたダイビングを楽しむ事ができましたよ。
Googleearth
写真は整理でき次第、順次アップ予定ですが、明日はちょっと真面目に仕事しないといけなそう(いやホントは普段からそうなのですがね)なので、とりあえずはGPSでログした行程マップでも貼って誤摩化しておきますかね(苦笑)。

[2007/11/1 追記]
Photo潜ったのは外海。
一本目は門下から南側。
全体的に今回はとても魚影が濃かったですね。
透明度・透視度は抜群というほどではありませんが、それでも十数メートルはある感じで、比較的明るくて青い海を堪能することができました。
ただし写真撮影前半戦は、PowerShot G7の設定をミスってしまったので目立った成果はなし。
実は某所で出回っている非公式ファームウェアを導入していたので、RAW撮影を試みていたのですが、いざ水中で使用してみると記録レスポンスが悪い(撮影後3秒ほどかかる)上に、ハウジング使用時コマンドダイヤル代わりに同時押しで使うカスタムボタンが、その非公式ファームだと機能切替用に乗っ取られてしまうので、絞りや露出補正の調整が出来ないという致命的欠点が判明…なんとかならないかと水中で試行錯誤しているうちに、あえなく一本目が終わってしまいました σ(^_^;)アセアセ...
このファームウェア、電池残量がパーセント表示できたりと色々便利なので是非とも使いたいのですが…とりあえず陸上で普段使いのときだけですね、こいつが使えるのは。

で、気を取り直してG7を普段の設定に戻しての二本目は外海・一本松周辺。
今度はなかなか満足いく成果を得られました。
題してヤング特集!

Yg_7 まずは先輩イントラが必至になって見つけてくれたクマドリカエルアンコウの幼魚。真っ黒クロ助で岩場にじっとしている体長数センチの物体を、ホントまぁよく見つけられるものだと感心しきりであります。
その先輩が強烈なHIDライトを持って潜っていたので、二人してHIDライトとLEDライトとフラッシュを当てまくり撮りまくり(苦笑)。正直、あんなに(多分他のダイバーにも)撮られまくって、イザリー本人もウンザリなんじゃないかと思わなくもありませんが…。
とにかく黒い個体は露出が難しいのなんの。眼や肌加減が判る露出にすると、どうしても逆クマドリ部分の色が飛んでしまう…こういうところはやはりコンパクトデジカメのダイナミックレンジではちょいと難しいですね(言い訳!?)。

Yg_3
お次ぎはおちびのミノカサゴ。やっぱり子供らしいあどけない感じは生物共通ですね。かわゆい (*/∇\*)キャハ 人間の子供は苦手なんだけど…

Yg_4 ミツボシクロスズメダイのヤング。
イソギンチャクと共生している幼魚のうちは、黒地にくっきり白斑点がオシャレで、いかにも南国風な絵になる存在ですが、大っきくなると斑点もはっきりしなくなって別人(別種)のようになっちゃうらしいですね。
ちょこまかと動き回るので、フレーミングを先に決めて呼吸もこらえて、魚くんがフレームインするのをひたすら待って、ようやくワンショット撮ることができました。

で、近くの他のイソギンチャクにはクマノミの子供がっ!
Yg_5
『クマノミ(yg)』
DATA : Canon PowerShot G7

1/50sec. : F2.8 : ISO 200 : 8.4mm (FS.40mm) : WB UnderWater : Flash ON

いや〜、ちっちゃいのに目がクリっとしててかわいいですねぇ。

Photo_2 …とまぁ、ここまで「可愛い」を連発するというのも、なんだか自分のイメージにはあまり合わないなと思ったり思わなかったり(苦笑)。
なので最後はガンつけカサゴくんでも貼っておきますね。

   ガン見っ!

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2007年8月19日 (日)

夏は夜

Photo
『サツマカサゴ』
DATA : Canon PowerShot G7
1/125sec. : F4 : ISO 200 : 10.7mm (FS.50.6mm) : WB UnderWater : Flash OFF

スーダラ・リーマンの自分もさすがにちょっと忙しくって、アップが遅れてしまいました (^▽^;)
土肥の唯一のビーチエントリーポイントである通り崎・湾内のゴロタにて。
バディの先輩がしきりに指差して教えてくれたのに、目の悪い自分はかなり近づいてはじめて気が付くほど「石っぽい」やつでしたね、サツマカサゴ。
胸びれ開くと警告色のオレンジ色が綺麗らしいのですが、今回はその片鱗が少しだけ赤く見えていますね。それとお魚にしては珍しく、目に表情があって、結構お気に入りです。

さてさて、2本を終えて101に戻ってみると、まわりのダイバー達は撤収準備に突入しておりました。まぁそれの早いこと早いこと。
あっという間に先ほどまでの喧噪は消え去って、スポーツクラブ系ダイバー集団は去っていきました。
さすがは体育会系だけに、撤収もテキパキと見事なもんです(苦笑)。
残されたのは自分等のようにノンビリ派の数人のみで、ここにきてようやくこの101の設備の広さを実感したのであります。
友人がプールでひと泳ぎしているのを待っている間、お昼寝タイム Zzz...
実は今回のメインイベントは夜にあるので、必要以上にのんびりしているのですが。

夕食は近くの小さな食堂で、思いがけず鰻!
先月、仕事の接待で食べた鰻が自分的にNGだったので、今回も事前リサーチ無しでちょい不安だったのですが、素朴な濃い口タレの香ばしい鰻重で、好みの固めご飯に適度なタレが染みていて、なかなかどうしておいしい一品でありました。満足マンゾク。
座った席の横の壁に、さかなくんのサイン&コメントが印象的な「うなぎの三松」さんでした。

4_2 で、いよいよメインイベントである土肥の海上花火大会へ。

3_3 今回は友人のコネもあって、なんとクルーザーにの乗って海上から間近に観賞できるという特典付き!!
船上なので写真はブレブレになってしまって撮れないかと思いきや、思いのほか手持ちでも撮れるものですね。
打ち上げ場所間近で頭上に大きく広がる花火は、コンデジの35mmに収まるべくも無く、わざわざ広角レンズと一眼を担いでいった甲斐がありました。1_2
時折小雨も降りほぼ無風で、花火のコンディション的にはあまり良くありませんでしたが、間近で花火を見るあの迫力は忘れられない良い思い出となりましたよ。
最後にお決まりの大ナイアガラで、30分の炎の競演は終了しました。
2_6

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2007年8月18日 (土)

101

Photo_2
『イロカエルアンコウ』

DATA : Canon PowerShot G7
1/60sec. : F4 : ISO 200 : 12.7mm (FS.60mm) : WB UnderWater : Flash ON


そんなこんなで、2ヶ月ぶりの海に行ってまいりました。
18日の午前4時集合!(爆)で友人2名と連れ立って、西伊豆は土肥へ。
ちょっと前の集中豪雨で国道136号線が崩落して、迂回しなくちゃ行けないぞ〜って有名になった土肥であります(ちなみに国道は交互通行で仮設の橋が架かって開通してました)。

The101_2 今回利用したのは、THE 101
全然関係ない事ながら、このネーミング(土肥だから101)を見ると必ず思い出してしまうのが、JR北千住駅前商店街の
「キタロード1010」…まぁいいんですけどね。

なんでココかということはまた後で説明するとして、さすがは日本最大級のダイビング設備を備えていると豪語するだけあって、広々してて素晴らしー…と言いたいところだったのですが、なんせお盆休み最終&後述の特殊事情により、到着の途端、あふれるダイバーの数に圧倒されっぱなしでありました。
なんてったって、そこそこ広いはずの広場はセッティング中のスポーツクラブ系ダイバー達で埋め尽くされ、講習用プール(25mのスイミング用と深さ4mのダイビング用)もそこかしこでショップ講習しているので、ちょっとした市民プールくらいの人がいて、ダイビング人口って意外と多いのかも…とかいう錯覚に陥ってしまうくらいでした。
ビーチエントリーできる場所まで車で五分くらいあるので送迎してくれるのですが、そのピストン輸送だけでもスタッフさんは大わらわ。おまけにエントリー用の桟橋は待ちのダイバーがひしめいていて、みんな重い器材背負ってるから沈んじゃうんじゃないかと思うくらい(爆)。普段、平日の空いているとこばかりしか知らない自分なので、ちょっとカルチャーショックでしたね。
肝心のダイビング自体は、時折小雨の天候だったせいもあって海中がとても暗く(-20m付近の沈船がまるで深海のような暗さ)、写真の成果もほとんど無しという有様でしたが、先日までのバカ暑い中をロクハンウェットを着て(それしか持ってないので)移動する事を考えたら、充分に過ごしやすくて、それなりに楽しめた2本であります(つまりは海中に潜れさえすれば満足な自分って一体…)。
そんな中で2本目に見つけた奴が冒頭の写真…比較的大きなイザリウオくん(いまいちカエルアンコウじゃイメージしにくい)が、それなりに写せた僅かな成果であります。-5mほどの深さの岬の壁にへばりついていた数センチクラスの中サイズの個体でした。

「おいらの夏休み第二弾」後半戦は後ほど別エントリーにて。

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2007年5月22日 (火)

いっぽん、いっとく!?

いえいえ、結局3本いってしまいました…。
久々、ダイビングのお話です。
年初目標の月いちダイビングもどこへやら、3月に素潜りはしたものの海からすっかり遠ざかってしまっていて、近頃「窒素吸いた〜い」症候群発症中だったyonhogi。
ようやく今年初スキューバです(って、もう年の半分近く終ってますけど…orz)。

場所は西伊豆・大瀬崎。まぁいつもの場所、いつもの連れで。
思いのほか早朝に到着してしまい、駐車場で仮眠。
朝はウグイスのさえずりで目覚めました…などと書くと、なんとも清々しい健康的な目覚めのように誤解されそうですが、現実は喧しいほど連続のホーホケキョ・ケキョケキョに叩き起こされた中年男二人組という、麗しくも何ともないシチュエーションでの朝7時。
今回も利用させていただいたのはサンライズ大瀬
平日ということもあって、完全貸切り状態。
社長さん、ながみねさん、開店時間前からお騒がせしました m(_ _)m

Photo_39一本目。外海・門下。
なにげにブランク復活後、初の外海でちょっと緊張してエア消費が激しいのなんの。
遠く小笠原あたりにいるであろう台風の影響も微妙にあってか、ちょいうねり気味で酔っぱらってしまいましたよ。
そのわり水の濁りは少なめで、ようやく使い慣れて来たG7でパシャパシャとシャッター切るものの、あまりレアものには出会えずでした。
Photo_40 写真はカサゴ(イソカサゴ?)とイシダイ(かな)。どちらも食べると美味しそうだなとか思いながら撮っているのでイマイチ確証がありませんが。魚の名前って、個体や年齢によって色合いとかまちまちなんで覚えるの苦手なのですよ。

Img_1864_1昼飯前に2本目。湾内・マンボウ側。
写真はウツボと連れ。そういえば連れの友人(というか先輩でありインストラクターなんです)は今回はリブリーザーの練習なので、ダブルホースにリザーブタンク付のイカツイ格好であります。
ちょっとアメリカンなテクニカルダイビング専門誌風に撮ったつもり(爆)
あとで浅いところで機材交換させてもらってちょっと吸わせてもらいましたが、音も無く呼吸できるのはちょっと感動ですね。
機材の複雑さ・重さも半端じゃありませんが。
Photo_42で、またもや普通種ですが、タカノハダイ。鷹の羽なんて大層な名前がついていますが、いつ見ても「アナゴさん」みたいな口だなぁと。
春濁りなのか透視度はあまり良く無く、アオリイカが産卵していたらしいのですが、見逃してしまいました。
それにしてもこういった比較的大きな魚・水景とセンチ単位の小さな被写体を交互に撮るとき、ハウジング入りのG7はマクロ切換えボタンが右手親指から遠くて、指がつりそうになります。せめてストロボモードボタンと位置が逆(十字キー右側)だったら良かったのにと、思ったり思わなかったり。カスタムスイッチに割り当てて左手親指操作というのもありなんですが、そうすると絞りなどのコントロールダイヤル操作ができなくなってしまいますし…あぁ、悩ましい。
Photo_44
午後。3本目も湾内(正面)。
写真は上目づかいのイソギンポ。引っ込んでしまわないように、そーっとそーっとギリギリまで近付いて撮らないといけないくらいのサイズ。脅かさないように、かつ水底に腹這いになって安定するように息を吐いた状態で止めていると、撮り終わる頃にはすっかり酸欠状態に(爆)。
__1 それでもロクハンのウェットがようやくこなれてきたので、浮力のコントロールがし易くなってきたのが救いではありますが。
ネンブツダイのペアは比較的人見知りしないので、撮りやすいですね。ようやく目にピンがくるようになってきました。
結局水中でのAFはまだまだ合焦しにくく、Canonお得意のAiAFも的中率は3割くらいなので、最終的には液晶画面を見ながらフレーミングがてら前後移動で微調整するのが一番スピーディーだと気付きました。
どこかのメーカーが、大画面液晶&リング式マニュアルフォーカスがついた水中デジカメ出したら、絶対爆発的に売れると思うんですけど…って、対象とする顧客数のパイが少なすぎですか、そうですか。
OLYMPUSのE-330とかでライブビュー使いならそこそこイケそうですけど、いかんせんフォーサーズレンズのフォーカスリングは電気式でちょっと合わせにくい傾向があるのは、L1で使っていても感じる不満部分ですし、なによりハウジングが高くて手が出ませんて ( i o i )

Shun_20070522 さてさて、かなり体育会系な3本を終えてエグジットする前に、湾内の浅瀬で前述のリブリーザーを試させてもらいました。折角なので一枚撮ってもらったのですが…
どうみても某国の工作員にしか見えませんって!
こうやって水面から立ちあがると、ずっしりと機材の重さが腰にきますし、初体験のダブルホースレギュレーターも重くて歯が欠けそうです(苦笑)。
通常と同じオープンサーキットからクローズドに切り替えた時、はじめちょっと呼吸抵抗を感じたのですが、友人いわく「あっ、酸素のバルブ絞ってた」って…おいおい、死んじゃいますから(更爆)
まぁ自分のスキルじゃまだまだ無理ですけど、貴重な体験をさせてもらいました。

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2007年3月17日 (土)

stray “SHEEP”

20070317
3ヶ月ぶりの海! に行ってまいりました。
生憎の天気で午前中は時折小雪の混じる雨!でしたが、どうせ海に入ってしまえば濡れますんで気にしない気にしない。もちろんこんな天候ですのでプライベートビーチを満喫です(ハイ負け惜しみです(T_T))
場所は西伊豆 黄金崎根合海岸。前回潜った黄金崎ビーチポイントの脇に広がる海岸で、今回はスキンダイビングをしてきました。
タンク背負わないで潜るのは学生時代以来ですからもう何年になるでしょう(誤魔化す!)。それだけに「息がどれだけ続くのか」「体力的に保つのか」かなり不安な要素もありましたが、ひょんなことからお知り合いになったマイミクのしまじろさんに誘われて初の素潜りオフであります。
メンバーはそのしまじろさんに加えて、やはりmixiつながりのJ兄弟。上の写真で海岸に設置したテント横でなにやらやっている3人に、しまじろさんの奥さん&娘さんという構成でした。
初対面のしまじろさんは(自分よりひとまわり近く若いのですが)落ち着いた感じを醸し出していて、やっぱりパパさんは違うなぁと妙なところ感心したりして。で、これまた初対面のJ兄弟は一見オリラジ(お笑いのね)風なんですが、子供の扱いにも慣れていてこれまた感心してしまいました。
同じ趣味を持つもの同士だと、初対面(さらに自分だけかなり年上)でもすぐに打ち解けることが出来るので、自分はオフ会って好きですね。
Photo_25 肝心のスキンダイビングなんですが、やっぱり体力の衰えはいかんともしがたく…いや〜潜るのがやっとでじっくり魚探して写真撮るなんて無理!!
それをなんなくこなしている彼等の若さに嫉妬する自分は、充分おじさん化している証明になるでしょう。
海自体は風も弱く凪ぎに近かったのですが、さすがに曇り空で暗い上にそろそろ春濁りも入ってきているのか透明度も悪くて、これといった大物も発見出来ませんでした。それでも午後から日差しも出てきて、スキューバのように水面休息時間に気を使う必要もなくのんびり海を堪能しましたので、まぁ良しとしましょうか。
水温は16〜17℃。自分はロクハンのウェットなので全く寒さを感じませんでしたが、他のメンバーは5mmのウェットだったので流石に寒そうでしたね。

そのあと全員で少し南下した堂ヶ島にある沢田公園の露天風呂で冷えた身体を温めて、沈む夕日を眺めて解散しました。

20070317_1

で、この後何事も無く家に帰り着ければ良かったのですが、そうならないのが自分の宿命!? 元々かなりの方向音痴なのに、慣れない土地で変にショートカットなんかしようとして、見事に迷子になってしまいました(カーナビ? もちろん付いてますけど、ナニカ?)。

普段なら沼津まで戻って東名に入るか、さもなければ山を越えて小田原厚木道路を利用するのですが、その山越えを最短距離で済まそうとして道を間違えてしまい、真っ暗な山中の細い峠道をひた走る羽目に…それでも今回は久しぶりのMR2だったので、最初のうちはワインディング・ドライブを楽しんでいたのですが、またもや降り出した雨にだんだん心細くなってきました。
人間不安になってくると思考はどんどん悪い方向へ進むもので、ここでMR2が不調になってしまったらどうしようか(実際オルタネーターの突然死を2回経験済み)、雨に濡れた路面でスリップして事故ったらどうしようか、などと考えていたら、さらに不安に追い打ちをかけるように携帯電話が電池切れで充電器積んでないし!!
Image で、慎重に慎重に真っ暗な山道で車を走らせていると、狭いヘッドライトの照射範囲をいきなり横切る黒い物体!

大きなイノシシでした
(※写真はイメージです…笑)

まるでもののけ姫の乙事主(大袈裟!?)かと思いましたよ。生イノシシなんて初めて見ました(苦笑)

まぁ、そんなこんなでいつもながらネタ満載の週末でありましたとさ。

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2006年11月28日 (火)

今日は黄金崎(安良里)

今日は黄金崎(<br />
 安良里)

これから潜ってきま〜す。

〜 帰宅後追記 〜
ということで、無事…いやまぁなかなかどうして波瀾万丈ではありましたが、帰宅いたしました。

波瀾とは…現地到着していざ荷物を降ろそうとしたら、クラごんのリアゲートが開かな〜い!? なんと友人のジャンパーの裾がラッチに噛み込んでしまい解錠できないので、無理矢理後部座席から荷物を取り出そうとしたら不運にも荷物の重みでアンプボードが割れてしまい、中の配線がショートして煙あげて燃えて出してしまったのです!! Oh No!!!
幸いバッテリー直後のヒューズが飛んだので大事には至らず、ゲートもリアパネルをバラして
解錠し事なきを得たのですが、おかげで帰りの車内ではセンタースピーカーからしか音が出ず、寂しい思いをしました。

さてさて、初・黄金崎。安良里というとボートオンリーのイメージだったのですが、駐車場から専用車で下に降りるとなかなか広くて立派な建物のダイビングハウスがありました。レストハウス・更衣室・シャワー完備なので、これなら寒い時期の水面休息時間もへっちゃらですね。
目の前のゴロタのビーチからエントリー。

In まずはお決まりのミノカサゴ

今回初投入のハウジング&PowerShot G7ですが、無事浸水なき進水式を迎えることができました。記念すべき水中写真復活ファーストショットであります。フォーカスの速度もシャッタータイムラグも、以前のものに比べたら皆無に近いほど早いですね。ただ、やはりAiAFだと思ったところに合わないので、途中で1点AFに変更しました。

In_2 お次はマトウダイを典型的日の丸構図で(苦笑)。

正直、構図云々いっている余裕がまだありません。
2.5インチ液晶は水中でも抜群に見やすいですが、ハウジングの屈折率の関係で視野角は思っていた以上に狭まってしまうので、真正面に構えつつ被写体を追いかけるだけのスキルがまだないのです (T_T);

In_3 なにげに大好きウツボちゃん。
あとで友人に「ミノカサとかウツボとか、欧米人みたいな好みやな」と言われてしまいました。だって初心者には撮りやすいサイズなんですもの。

そうそう、自作LEDライトも調子は良好。とりあえず最大-18mの水深でも水没は皆無でした。やるじゃん→自分。
絶対的な光量としてはやはり陸上ほどではありませんでしたが、数十cmの距離内ならばかなり効果的な補助光になることは実証できました。
In_4 ただし超近接マクロ用のライトとしては、どうしても真上からのライティングになってしまうので要改良ですね。いずれレンズポート下側にも追加LEDを仕込もうかと思います。

友人が必至になって見つけてくれた超ちっちゃいクマドリイザリウオ(推定数ミリ)の撮影は困難を極めました(笑)

さすがの1cmマクロもAFでは上手く合焦せず、仕方なくマニュアルフォーカスに切り替えたのですが…陸上ではコマンドダイヤルの回転が便利なG7もハウジング越しではショートカットキーとの同時押しで対処せねばならず、左手でグリップを持ちつつ親指はショートカットキーを、右手親指で左右キーを押しながら人さし指でシャッターという手がつりそうになりながら、更にはうねりにあおられる身体を股で岩を挟んで固定しての、まるで何かの特訓のような努力の末なんとかゲットした一枚なのであります(もちろんかなりトリミング済み…爆)。

なにはともあれ、今日はとても収穫の多いダイビングでありました。

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2006年11月22日 (水)

やっとキタ、わんっ(嬉)

Powershot_g7_getその昔、タイムボカンシリーズでヤットデタマンってのがありましたねぇ(懐)
いや、気分的にはヤッターマンかな。
…などと昔話に華を咲かせつつ。

品薄欠品続きで導入が危ぶまれていた次期水中写真機ことPowerShot G7が、無事到着いたしました。
注文からおよそ一週間。生産が少ないというよりは生産が追い付かないほど売れているという感じなのでしょう。Gシリーズとしては平凡なスペックながら、比較的カユイところに手の届く商品企画が消費者にうまく受け入れられたということでしょうか、こういったところは流石マーケティングのキヤノンですね。
ショールームでじっくり触っていたので判っていたことではありますが、一般的なコンパクトデジカメと比べるとひとまわり大きくてずっしり重いというのが第一印象。ただしyonhongi的にはこれでも充分小さい部類で、むしろしっかり構えるにはギリギリの小ささですし、重量もこの程度あった方が高級感を漂わせて良いと思うのです。引退した前水中写真機Finepix 4800zのポルシェデザインも秀逸でしたが、なかなかどうしてそれに近い質感の良さです。
さらに嬉しい誤算は、その4800zの本革ケースがちょっときつめながら流用できたこと…なかなか良い持ち運び用のケースが見つからなかった(純正専用ケースはカッコイイのですが大きくて嵩張る)ので、しばらくはこれで代用しようかと。
そうそう、高級感の演出といえば、ボディ正面の『G7』の銘が彫り込みに白ペイントだったのがとても気に入りました。カメラにはこういった「ちょっとしたこだわり」が必要だと思うのです。
写りとか操作性とはまだ全然不明です(職場に届いたのでファーストショットすら仕事用の写真です)が、5万円そこそこで所有欲の湧くカメラといった点でまずは合格点といっていいでしょう。
G7inwpdc11
そんなこんなで、やっとこご本尊をハウジングに納め、LEDグリップライトと合体させてみました〜。う〜ん、なかなかカッコイイじゃないですか〜(自己満足)。

来週の海行きに向かって、だんだんテンションが上がってまいりました。
もう仕事どころではありません!!(爆)
まぁこれでとりあえず道具は揃ったわけですが、果たして良い写真が撮れるかどうかは…?
まずはそれまでの残り一週間、(動機は不純ではありますが)陸上の仕事でもじゃんじゃん使って基本操作に慣れるようにしなくては、ですね。
強いていえばPowerShot系は操作メニュー体系がおおよそ統一されているので、Pro1とほぼ同じ感覚で使えそうなのが救いといえなくもありませんが。

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2006年11月18日 (土)

ぴぃか〜ぁっ!!

44leduwlight_zoomどうにか完成いたしましたよ。
Flux-LED 44灯仕様 水中ライト
略してピカチュウ(嘘)

あとは今晩うちに帰ってお風呂にドボンとつけてみて、進水式ならぬ浸水しなければ、まずは第一関門クリアというところでしょう。

本格的耐圧防水テストは月末の海行きで行う予定ですが、現時点で考えうる限りの防水処理は施してありますし、バッテリーグリップ部分は万一多少浸水してしまっても大丈夫なように充分配慮して作ったつもりですので、もしNGだった場合の改善策はと言われると???なのですが…。
懸念していた明るさもまずまずな感じで、IS0100で50cmくらいの距離ならおよそ1EVくらいは稼げそうですので、水中撮影でもちょっとしたマクロライトぐらいにはなるでしょう。もちろん陸上ならかなり明るい部類の懐中電灯になります。
またうれしい誤算は稼働時間。新品アルカリ電池6本で単純計算4時間程かと考えていたのですが、実際には2時間点けて30分休ませまた2時間点けてもまだまだ初期の明るさの70%ほどなので、一日3本くらいのダイビングなら楽勝でしょうし、ちょっと明るさを我慢すれば充電池(1.2V×6=7.2V)でも充分駆動出来そうです。
配線はかなり面倒くさかったのですが、わざわざ定電流駆動方式にしたおかげで世の中にあるほとんどの単三型電池が使えるという汎用性が得られたのは、現地が田舎なことが大半のダイビングには大切なことだと思うのです。
無事進水式を終えましたら、本家HPで製作記事にしてアップしようと考えていますので…って、肝心のカメラ本体がまだ届かないんですけど!!(爆)

実はネットショップにG7を発注したのが14日。その時点での納期がおよそ2週間。で、次の海行きが28日の予定って、間に合うのかほんとに?!
こんなところでもギリギリのスリルを楽しんでいる自分って…。

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2006年11月15日 (水)

ワインレッドの心

Ledgrip_proto_backヒラメキとは、唐突に訪れるものなのであります。

怪しさ満点だった自作LED水中ライト。その怪しさの原因の一端…というか半分以上は、カラーリングのせいではないかと思いついたのです。
元の素材が塩ビ管ですから仕方がないといえばそうなのですが、あの灰色一色に無骨なほどグルグル巻きにした滑り止めの黒いテープでは、自作感とやっつけ感を醸し出すことは出来ても、カッコ良さの演出は不可能なのであります。
そこで塗装をしてやれば、がらっとイメチェンが図れるのではと思い、まだ完成していないにもかかわらずちょっと試し塗りしてハウジングと仮組してやったら…あ〜ら、イイじゃない!!
本当は完成してからミリタリーちっくにカーキ色にでもしようかと思っていたのですが、これ以上怪しい武器っぽくしても仕方ないので、今回はワインレッドのメタリックスプレーで吹いてみたのが、逆に功を奏したようです。
なんでワインレッドかって? 手持ちに70系スープラ用の塗料があったから(苦笑)
Ledgrip_proto_front ←実際の完成イメージはこんな感じでしょうか。
あとは丸い部分にLEDを仕込んで完全防水処理してしまえば完成であります。
ちょっとレトロな写真屋さんのカメラが持つ雰囲気に、似ていなくもない…LEDが点けば、ストロボ球たいていた頃のカメラのようにも見えますし。我ながら『いい仕事してますねぇ』(爆)
さてと、肝心のLED発光部分の製作なのですが、いまいち乗り気になれません。44ledpanel_1
部材は全て入手済みなので、とりあえず基盤上に配置してみたのですが、さかずにLED44灯ともなるとぎっしり詰まった感じです。それだけに作業難易度もあがりますし、なにより基本的に同じ工程の繰り返し(回路的にLED二灯で一回路なので、単純に22回路同じものをこの狭いスペースにハンダ付けしなければならない)なので、どうしてもモチベーションがあがらないのですよ。
で、テレビでもみながらぼちぼちやろうかなと、NHKで『ためしてガッテン』みていたら、なんと途中で津波警報の緊急放送が割り込んで来た!!…デジタル放送だと緊急放送が自動割り込みしたり勝手に電源入ったりするとは聞いていたけれど、本当に作動したのを見るのは初めてで、それだけでも驚いてしまいました。
被害が出なければ良いのですが。津波2mの警報って、かなり恐いものがあります。

<翌日追記> 幸い被害が出るほどの大きな津波は来なかった様ですが、気象庁のページで各地の潮位観測情報みると、津波の到達が一目瞭然で驚きます。特に小笠原のグラフが凄いことに…ほぼ半日立っても平常に戻ってません。
自然の力って凄まじいものがありますね。20061116

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2006年11月13日 (月)

CTUを敵にまわす!?

仕事の合間に(っていうか、仕事ちゃんとしろよ→自分)、先のエントリーの通りLED水中ライト兼カメラグリップハンドルの製作をしている今日この頃。いろいろ試行錯誤しつつも進んでおります。

ダイビング用というからには(潜る潜らないに関わらず)40m程度の水深における水圧にも耐えなければならないタフさが必要とされるわけでして、この水圧というのが曲者で、ちょっとした隙間でもどんどん浸水してしまうから困ったものです。
ですから一般にダイビング用の耐圧防水機材は、分厚い金属やアクリル製のフレームでもって極力変形をしないようにし、可動部分や開閉部分にはゴム製のOリングでパッキンをするという構造になっているのですが、素人が充分な加工技術&設備もなくそんなものが作れる訳もなく…手近なものを流用するのが普通です。
自作水中ライトで超メジャーな流用は、東芝の水中ライトを使って電球部分をLED化するというものなのですが、それだと誰しもがやっていることなのでつまらないし、なによりヤフオクあたりで改造したものが安く手に入りますのでワンオフのメリットが薄いのです。
Photo_12そこで、今回は こんなものを使って作ることにしました。
いわゆるひとつの水道管…塩ビパイプって奴ですね。これの良いところは、規格がきっちり決まっているので素材の入手が容易なのと加工が楽なことでしょうか。
塩化ビニルという素材が今時ちょっとエコロジーじゃないなとは思うのですが、そんなこと言ったらダイビング自体環境破壊そのものだよと友人に笑われましたので、この際気にしない(笑)
色々なサイズの色々な部材が豊富にあるので、近場の大型ホームセンターで、あぁでもないこぅでもないと思案すること数十分。結局呼び径40mmのパイプを中心にした構成で行くことにしました。
いつも通り設計図なんて引かない、行き当たりばったり、なすがママねぎがパパ!?で、とりあえずバッテリーグリップ部分の形が出来てきたのですが…

Battgrip ちょ〜、怪しい〜!!
どっからどう見ても爆弾かなんかにしか見えませんよ!! まったく我ながらなんちゅうデザインセンスしとるんだか。
こんなものをここ数日、車の中に放り込んで(あまつさえ工具類も一緒に)持ち歩いているのですから、万が一検問かなんかで引っかかって職務質問かなんかされた日にゃ、間違いなく過激派の一員として当局に引っ張られてしまうことでしょう (ToT)

近頃は、ナイフ一本車に積んでただけでも銃刀法違反でしょっぴかれる時代ですからね。
ダイビングナイフと一緒にこんなの見つけられたらと思うと…あぁ、くわばらくわばら。

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