2009年6月 2日 (火)

アウト・オブ・センス

昨日までの梅雨のはしりのような長雨rainと、うって変わって今日の夏のような日差しsunに翻弄されて、少々気分的にすぐれない自分ですが、皆さんは如何お過ごしでしょうか?
爽やかで何をするにも気持ちのよい季節はあっという間に過ぎてしまい、基本変温動物体質の自分には厳しい季節、またしばらく野外活動がおっくうになってしまうのではないかということで、先手を打って夏向け小物をゲットいたしましたので、その紹介をば。

Muji_alsensu まずは、毎年欲しいと思っていたのになかなか手に入れることができなかった幻の商品…

無印良品 アルミ扇子 黒

渋いでしょ(爆)。
毎年毎年暑くなってから思い出したように欲しくなってネットストアだの無印良品の実店舗だのを探しまわるんですが、その頃にはとっくにその年の生産分がはけてしまっていて涙を飲むこと数回、ようやく今年は手に入れることができました。
なんのことはない只の扇子なんですが、親骨が無垢のアルミ材でマットなシルバーの質感がメタルフェチには堪らない(笑)一品ということで、極々一部の人種には大人気なようです。
扇面にグレーの生地のものもあったのですが、中骨が黒なのでやっぱ全部黒の方がカッコいいでしょってことで黒をチョイス。
Muji_alsensu_closezoom_2 その扇面生地自体も一般的な和紙ではなくて、透け透けの薄い無地布で派手じゃないので、仮に会社の事務所で扇いでいてもそんなに変じゃないし、閉じると一見扇子に見えないのもお気に入りの理由。ホントは中骨もアルミやチタンの金属製だったら凄いんですが、流石にココは普通の竹です。まぁ重量やコストを考えたら当然ですけどね。
要の金具に、先日の奈良旅行で買ってきてあった根付けを付けて、和モダンな感じにして持ち歩いているので、扇子なんて親父くさいと他人から言われようと、自分で気に入っていれば別にいいんです(開き直り)。

なんてったって通勤快速MR2のエアコンはガスが抜け切っていて、補充しても数日で抜けてしまうテイタラクで、最早ただの送風機としてしか機能していませんから、窓全開走行中はまだしも、蒸し暑い梅雨時に渋滞などしようものならダクトからは熱風しか出てきませんsweat01
ですので、団扇や扇子のような手動送風装置はこれからの季節必需品なのであります(苦笑)。
団扇じゃカッコつかないですからねぇ…ってことで、センスですよ扇子。


もうひとつの夏小物は、ポタリングの時に着ようかなと思って…
Uniqlo_specialzed_t ユニクロUT
UNIQLO×SPECIALIZED コラボTシャツ


ユニクロUTのシリーズはデザインが半端無く多いので、話題の「ユニ被り」する危険性が少ない(苦笑)ということで結構何枚も(変わり種ブランド中心に)持っているのですが、今回は珍しく自転車乗り御用達ブランドが混じっていたので、喜んでゲット!
これからの汗をかく季節には通気性の良い素材のシャツが欲しいところなんですが、気合い入れて走り込んでるワケでもないのでサイクルジャージはちと気恥ずかしいし、かといってスポーツ用品店で売ってる機能性Tシャツじゃお高い上に面白くない…てんで、コレです。
Tシャツにしては比較的厚手ですがメッシュ素材なので、走行風で充分涼しそうだし、襟元と袖口の朱色(SPECILIZEDのコーポレートカラー)がワンポイントで気に入りました。そしてなんといっても安い(1,500円)ですしね。
色が黒に近いかなり濃い紺色なので真夏の炎天下ではキツそうですが、昨年の経験からして、おそらくそのような天気の日には自転車乗らないと思われる(軟弱者!!)ので、無問題。


普段着るものに無頓着な自分が、珍しくこんなエントリーを上げたのには理由がありまして…実は今月は誕生月なので、とある人からとある物をいただいたのがきっかけだったりします。

Hamilton_khaki_navy_sub

HAMILTON Khaki Navy Sub
Ref No.H74541343

自分のダイバーズ・ウォッチ好きを知っていて、わざわざ自分のコレクションには無いタイプの物を選んでくれましたので、感謝感激であります!

ハミルトンのカーキシリーズといえば、「踊る大捜査線」で織田裕二がしていた(劇中で最後に恩田すみれさんにあげちゃいますが)、正に陸軍色のアクリルベルトの時計が有名ですが、このネイビーサブは海軍版なので、紺色のラバーベルトに濃いブルーの文字盤というカラーの組み合わせがあって、無骨になりがちなダイバーズウォッチの中ではとてもオシャレな感じがします。
Hamilton_khaki_navy_sub_back インナーベゼルの12時間表記でGMTモデルの様にも使えるギミックも備わっていますし、クロノグラフでもないのにリューズが3つも付いているところに惚れました(爆)
普段使いのIWCもホントに潜るときのSEIKOもケースはチタンなので、傷つきにくくていいんですが、見た目がちょっと地味なんですよね。そんなワケでこの時計、ステンレスケースのキラキラとブルーダイヤルの深い輝きが、今までになく格好良く目に映えるのが素敵です。

で、コイツに似合うファッションをと考えると、やっぱりジーンズなんじゃないかと思ったんですが、実は自分、ジーンズの生地の堅さが嫌いで一本も持ってない…
   _| ̄|○ il||li
とりあえずソフトデニムのカーゴの半ズボンはタンスの奥から発掘した(爆)ので、当面はそれを下に、上はSPECILIZEDのTシャツというスタイルで、腕にHAMILTONしてポタリングしようかなと思ったワケですよ。

それにしても1,500円のTシャツに有り合わせのズボン、貰い物の時計でファッション語っちゃう自分って、ホント安上がりだよなぁsweat02


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2009年3月11日 (水)

あなろぐ・でばいせず

うはっ!

「とけい」カテゴリーのエントリーはもうしないでしょうなんて言ってたら、

あのユリス・ナルダンがスマートフォンを造るかもしれない!!!


Ulyssenardincharimanteaser なんていう衝撃ニュースが入ってきたりなんかして。
そうきたかっ!! って感じです(苦笑)
マリンクロノメーターを彷彿とさせる錨マークがあしらわれたティザー広告の写真には、裏透けよろしく自動巻の回転錘があしらわれ、“hybrid smart phone”なんて文字も踊っているところを見ると、キネティク機構並みの発電機構内蔵で充電知らずだったりするんでしょうか…う〜む、凄すぎる。
ホントだとしたらまさにアナログとデジタルの融合、ここに極まれりってところでしょうかね。

シリアルナンバーの分母が創業年の1846になってるところからしても記念限定モデルなんでしょうが、こりゃVertuTiffanyなんか目じゃないくらいとんでもない値段がつきそうですねぇ。
タダのケータイじゃなくてスマフォだというのもなにやら色々と期待させてくれます。
ポインティングデバイスが歯車だったり、機械式パーペチュアルカレンダー組み込みだったり、時計のアラームと着信呼び出し音がミニッツリピーターだったりしたらどうしましょ(爆)

ともかくこの世界恐慌下、買える買えない以前にこういう奇想天外なものが生まれてくるという話題があるだけでも、個人的には気持ちが明るくなりますね。


閑話休題。


一方、庶民の私めが最近ハマり始めたもの…それは鉛筆書きであります。
小学校卒業以来、メインの筆記具はシャーペン→ワープロ→パソコンと電子化の一途を辿り、メモ書きにボールペンを使う程度ですっかり肉筆から遠ざかってしまっていた自分ですが、ボールペンやシャープペンの細い線は緻密に書き込むのに適してはいますが、一本で太さや濃さを書き分けられる鉛筆には文字や図以上の情報量が与えられることに気がついたのです。
メモ書きする際に、走り書きしやすいくアイデアを図案化しやすい、なおかつ紙じゃなくても何処でも書けるということで、今年に入ってから鉛筆の意外な便利さを再認識しているところであります。

昔から筆圧がバカ高いのでシャープペンの芯は折れまくるし、ボールペンはペン先のボールが陥没して使用不能になることもしばしば…で、ここ2ヶ月ほど鉛筆メモをとるようになったので、今日は近頃お気に入りアナログアイテムをご紹介。

Staedtler_90025
STAEDTLER  900 25  Pencil-holder

30年以上ブランクがあると、今更ながらに鉛筆の太さって細すぎると感じるんですよね。
そこで普通のペン並みの軸の太さにしつつ、ちびて短くなった鉛筆でも使えるようにする補助軸なるものがある訳ですが、こいつはもはや「補助」的存在ではなく、鉛筆をソレ以上の筆記具にしてくれる機能性部品といえます。
Staedtler_90025pencils 製図用品メーカーとして中学生の頃からお世話になってるので安心感があるというのもありますが、グリップ部分のローレットの緻密さや適度な金属の重量感、軸後端に内蔵する消しゴムの突出量調整など、手頃な割に機能美満載なところが大変気に入っています。
最近はコレコレなど万年筆にも匹敵するような高級品も出回っていて、それはそれで良いなとは思うんですが、ステッドラーのこれは補助軸としては長めの作りで、あくまで実用品としてポケットに突っ込んでおける気軽さがまた素敵なんですよ。

鉛筆の「削る」という儀式もなかなか良いもんですよね。
小学生のころはもちろん電動削り器でガーっとやっていた訳ですが、今はそんなに消費が激しくもないので、手で削るペンシルシャープナーを使っています。

Kum_automatic_longpoint_2 KUM Automatic Long Point

約600円と安いものですが、流石はドイツの名門が鉛筆削り一筋に造ってきただけのことはありますね。

楕円柱のフォルムは手のひらに不思議と収まって力が掛けやすいので、軽く鉛筆を回すだけでスルスルと削れてくれます。
蓋付きなので削りカスも散らかりませんし、側面には芯研ぎ用の穴(φ2とφ3)もあって、更にはスペアのブレードまで内蔵しているという、至れり尽くせり仕様。
細かい書き込み用に固めの芯を細く長く削ることも、逆に図案用に芯を太くしておくのも自在に調整できる自由度の高さは、電動にはないメリットだと思います。

Kum_open 2つある穴のうち1番と番号の付いた方でまず木軸のみを荒く削って芯を出し、2番の穴で芯を好みの鋭さに削りつつ木軸の仕上げ削りもできるという気の使い方は、ゲルマン職人の考えそうなことというか日本人好みというか。

Mujirushi_sharpner こいつを机の引き出しにでも常備しておけば、大概の用途には対応できると思われる万能鉛筆削りではありますが、コンパクトとは言い難いサイズ(35×28×65mmくらい)なのでちょっと持ち歩くというのは現実的じゃないのが玉に疵。
自分は前述のホルダーのおかげで作業着のポケットに入れて鉛筆持ち歩くようになったので、やっぱり携帯用もほしいなと、そちらの用途には無印良品の105円(安っ!)のを先日買ってきました。

肝心の鉛筆自体は、そのうち銀座にあるという鉛筆専門店「五十音」行って、変わり種鉛筆でも仕入れてこようと思っているのですが、とりあえずは文字用の「三菱Hi-uni」のFをメインにしつつ、「ぺんてる BLACK POLYMER」の2Bを図案用として使い分けています。
前述の通り筆圧がかなり高いので、普段使いにHB以下だと折れやすくH以上だと紙に穴が開いちゃう(爆)自分には「F」が絶妙なバランスの固さなんですが、いかんせんFがある鉛筆って、選択肢が少ないんですよねぇ。ということで、定番中の定番uniが無難かなと。
BLACK POLYMER の方は、濃いわりには後で擦ってもかすれにくくて、木材や場合によっては金属へのマーキングにも使えるのでなかなか重宝しています。


ということで、久々に電気的要素のほとんど無いエントリーでした。


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2009年2月12日 (木)

TIME is not MONEY

今回は、今までカテゴリーだけあって記事が存在しなかった「とけい(腕時計)」カテゴリーの初エントリーです。

実は昨年末から、腕時計を調整に出していました。

それは確か8年程前、自分で買った初めての機械式時計。
それまでにも腕時計は何本か持っていましたが、どれもありきたりなクォーツばかり。成人男子としては一本くらいキチンとした機械式の腕時計か欲しいなぁと、雑誌など立ち読みする日々でありました(爆)。
Deeponeaquatimer そんなある日、1999年(だったと思う)のバーゼルフェアかなにかの特集記事で、ビビッとくる写真→を見つけてしまったのです。
当時(も今も)ダイバーズウォッチのゴツイ感じが好きで、その種のものばかりを集めていたのですが、この写真を見たとたん今までのダイバーズの野暮ったさを嫌という程認識してしまった自分。
こ、これは手に入れなければなるまい…変な使命感に萌えて燃えてしまいました。
写真のモデルは、どちらもIWC(International Watch Company)という、まさにそのまんまという名前のメーカーのものでした。
有名な PORSCHE DESIGN のOcean2000という軍用ダイバーズウォッチがあったのですが、その生産契約が1997年に切れて、IWCが独自に後継として発表したGSTというシリーズの、新作の写真だったのです。

黄色いインデックスが特徴的な GST DeepOne (左側)と、シャープでシンプルなシルエットの GST Aquatimer (右側)。

どちらも甲乙付け難い程に自分の目には素敵に映ったのですが、いかんせん値段が値段なものでおいそれと手にすることは出来ませんし、当然現物を拝めるような機会にも恵まれず…一度だけ新宿のとある時計店でDeepOneを見かけたのですが、その時の値札は裕に諭吉さん100人前を超えていましたから、泣く泣くその店を後にしたのは言うまでもありません。

それからずっと頭の中では上の写真のイメージが離れないまま、日々を2年程過ごした頃でしょうか。地元のデパートの宝飾時計売り場で、思いがけずあの写真と同じAquatimerのフルチタンモデルを見つけてしまったのです。これを運命と言わずなんと言いましょう。
値段もDeepOneに比べたら半分以下(自嘲)ですし、その時を逃したらきっとずっと手にすることは出来ないのじゃないかとの思いから、清水の舞台どころか東京タワーのてっぺんからフリーフォールするくらいの勢いで買ったのがコイツでしたっけ。
事実その後(2005年だったか)にモデルチェンジした後のものは、インナーベゼル式のスマートなデザインになってしまい、でかいアウターベゼル好きの自分には魅力が薄れてしまったので、あれがラストチャンスだったのは間違いなかったようです。

Iwc_gstaquatimer_ref353601 IWC GST AQUATIMER Ref.IW353601

あれから8年。ほぼ毎日、ほぼ24時間ずっと、その時計は自分の腕に巻かれていました。
(自分は寝る時も風呂に入る時も、基本的に腕時計しっぱなしなんです…なので外すのは体を洗うときくらいだったりsweat02)
ただそのおかげで5年前の火事の際にも焼失してしまうこともなく、今では腕に巻いていないと違和感を感じてしまうくらいにまで、身体と一体になってしまっています。

初めての機械式で心配していた精度も、当初は月差で数秒という驚異的な正確さを誇っていたのですが、前述の通りの酷使で流石にここ2年程は、月に2分程の遅れが出てしまうようになり、昨年末ついに意を決して分解調整を依頼しました(だって分解清掃だけでも、ちょっとした時計が買えてしまうくらいかかるんですもん。小市民には辛いっす…苦笑)


それが無事に昨日、手元に戻ってまいりまして…いやぁ、感無量です。
戻ってきて間もないので正確ではありませんが、精度も日差を感じられないレベルまで回復しましたし、何よりすっかり綺麗になって(ベゼルの下や竜頭の根元など、取れない汚れが溜まりまくっていましたから)帰ってきたソレは、今こうして見ても本当に端正な顔立ちで思わずニヤニヤしてしまいます(爆)

Iwc_gstaquatimer_back Iwc_gstaquatimer_crown

42mm径/14.5mm厚の大きくてぶ厚いチタンのケースは、毎日利き腕に巻いている(自分は時計を右手にします)割には深い傷もなく、サファイヤガラスの風防に至っては、色々なところにブツけまくっているにも関わらず無傷ですので、特に磨きを依頼せずとも充分に新品時の輝きを取り戻しました。

とにかくコイツは無闇ヤタラと頑丈なので、普段使いにまったく気兼ねなく使えるのが最大の美点なんです。ブレスレットの構造上、ウェットスーツの上に巻くことが出来ないので、実際に海に潜る際に使ったことはありませんが、伊達に2000m防水は名乗ってませんね。(実はその為にベルクロベルトも存在しますが、これがまた安っぽいのです。もし可変長機構付きのカッコいいメタルブレスだったら、もちろん海でも平気で使っちゃいます。)

コイツがいない一月半、代わりのダイバーズを腕に巻いていたワケですが、やっぱりなんとなく違和感があったので、再びコレを腕にした時の安心感といったら、正直なんと形容してよいやら判りません。
一時は昨今のユーロ安を利用してもう一本、パネライでも買ってしまおうかなんて浮気心を出したりもしたのですが、なんかやっぱりちょっと違う気がして…こうして帰ってきたコイツを眺めて、なんとなくその理由が判った気がします。
ゴツイ割りには軽く、けれど存在感を主張する適度な重さと、硬質でエッジが立っているのに手首の丸みに不思議とフィットするブレスレット。シンプルで大胆なデザインなのに繊細さを感じさせる黒いダイヤル。どれひとつ取っても、未だにコイツを超えるダイバーズウォッチに自分は出会っていませんので、これでまた当分は腕時計について悩むことも無く過ごせるでしょう。
強いて言えば前述のもう一つ、DeepOneの未使用品にでも巡り会ってしまったら話は別ですが…あちらは国内に入ってきた数自体数十のオーダーですから、まずあり得ませんしね(ま、買えないんですけどね…夢見るだけならタダですから)。

もう少し齢を重ねたら、今度は金無垢のちょっとギラギラしたクロノメーターとか欲しくなるかもしれません(コレとか)が、今はまだ似合わないと思いますし買うだけの財力もありませんので、それまで「とけい」カテゴリーはまたお休みになることでしょう。




ちなみに今年のジュネーブサロンではDeepTwoが発表されたようですが、アウターベゼルになったのは良しとしても、チタン外装を捨ててなんだか普通っぽくなってしまったデザインが、かなり残念に感じたyonhongiなのであります。


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