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2014年2月19日 (水)

ダイヤルTを廻せ!

A.C.+3days・・・アフターコロニーじゃなくて、アフターCP+ね。

今年の御苗場Vol.14横浜は、正にその名の通り横浜にBrizzardを引き連れてきて、よもやの会期3日目開催中止というハプニングがあったりしましたが、最終日には親しくしていただいているナカムラマサトさんが、見事デジタルカメラマガジン賞を受賞するという嬉しい出来事もあって、なんだかんだ大盛況のうちに幕を閉じました。
個人的には結局バタバタと慌ただしく本番を迎えてしまい、アタヽ(д`ヽ彡ノ´д)ノフタしている間に終わってしまったような、祭りのあとなのかあとの祭りなのかよくわからない感じでちょっと脱力中のyonhongiであります。

Xt1_dials CP+そのものは初日のプレミアタイムに、遠路はるばる今年もやって来たむっちーさんや、いつも(生)暖かいコメントつきで紹介してくれるクマデジタルさんといっしょにひと通り見て回ったのですが、前述のようにふわふわした気持ちだったので、記事に出来るほどの記憶がなかったりww

だがしかし、まだだ、まだ終わらんよ!
と・い・う・こ・と・で

勝手にセルフCP+…CAMERA & PHOTO IMASING し・よ・う !

FUJIFILM X-T1

買っちゃいました テヘペロ(・ω<)
(ホントはね、2/15発売のこのカメラを意気揚々と御苗場最終日に持っていこうと企んでいたのですが、同時に頼んだレンズは発売延期になっちゃうわ、雪による物流大打撃でボディも間に合わないわで、当日までに手元に届いたのはバッテリーグリップのみだったというね(´・ω・`)ショボーン)
去年も一昨年も何気にコンパクトカメラにしか手を出さなかったので、自分としては久々の本格的カメラ購入なおかつ何気に初ミラーレス機で
結構テンションあがっちゃっています(なにせ実機に触りもしないで発表即ポチだった)。折角ですから何回かに分けて自腹レビューなどエントリーしてみようかなと。で、まずはハードウェア編を手持ちのXシリーズ初代X100と比較しつつ。

なんといっても特徴的なのが軍艦部に並ぶ3連のダイヤルでしょう。
左肩からISO/ドライブモード2段ダイヤル、(ペンタプリズムは入っていないけれど便宜上)ペンタ部右のシャッタースピード/測光モード2段ダイヤル、そして露出補正ダイヤル。

Xt1_back
特にISOダイヤルは Canon Powershot G7 を使っていた時から、デジカメだからこそ必須と内心ずっと思っているにもかかわらず、なかなか搭載される機種が少ない機能性パーツのひとつで、それ故、今回購入の決め手になったのもこのダイヤルがあったからと言っても過言ではありません。ダイヤル中央のロックボタンは人によって評価が別れる部分ですが、ISOは意図を持って設定したらある程度そのまま撮影しますし、ISOブラケット機能も搭載されているので、各位置ロックの方式で正解だと個人的には思います。
対して、シャッタースピード優先で使う場合に頻繁に弄るであろうSSダイヤルのロックは当然A位置のみですし、ロック機構のない露出補正ダイヤルはその分固めの廻り具合で、X100のそれよりもひとまわり大径化して補正範囲も±2EVから±3EVに拡大することで、利便性と操作性のバランスをとったものと思われます。

背面では十字キーとコマンドダイヤルが分離して一般的な上下左右のボタンになったのが目に付くところ(X100で最も不満が出た部分でX100sではそれでもかなりフィーリングが改善された部分)ですが、その4つのボタンをFnボタンとして全てカスタマイズ可能にしてくれたのは好感が持てます。一部でこのボタンのストロークが少なく押しづらいとの意見も見受けられますが、自分的には許容範囲内で慣れの問題じゃないかなと。

Xt1_evf_full そして話題のEVF。
X-E2までのレンジファインダースタイルも使い勝手悪くはありませんでしたが、このモデルから一眼スタイルの光軸上に移動したEVFは、現時点で最高のEVFとの謳い文句に間違いはないようです…が、それはあくまでEVFとしてであって、OVFと比べるのはやはりナンセンスかと。
像倍率は文句なしで像の追従も悪くありませんし、色合いも変に彩度が高いということもありません…が、やはり明暗差の激しい視界を横切るような動作をすると、ホワイト/ブラックアウトしてしまうのは、人間の眼に比べてラチチュードの狭い撮像素子を使っている以上仕方がないことでして…その点はメーカー側も重々承知の上なのでしょう、X100のハイブリッドビューの頃からファインダーにコダワリを持って開発してきたFUJIFILMなだけあって、EVFならではの機能を搭載してきました。

Xt1_evf_2cell マルチモード・ビューファインダーと名付けられたそれらの表示方法のうちの2画面やデジタルスプリットイメージなどは、確かにOVFでは実現しえない新たな表示方法の模索の結果であると言えるでしょう。
いままでのAFまかせで構図確認の為だけのEVFが、ようやく積極的にMFにも使えるファインダーに(まぁまだまだ道半ば感はつきまといますが)一歩近づいたという感じです。ぶっちゃけ背面液晶使えば今までだって同じようなことが出来たと言ってしまえばそれまでですが、カメラという道具において覗き込んで使うファインダーとフリーな体勢で使う背面液晶とでは役割が全く違うので、この部分の進化はやはりデジタル一眼には不可欠といっていいでしょう。特に望遠系やマクロなレンズの場合、見えの良いファインダーを備えることは撮影効率と撮影意欲に直結しますから。

Xt1_xf60mmmacro そんなわけで自分は今回、キットレンズのセットではなく、Xマウント1本目のレンズに敢えて XF60mm F2.4 R Macro を選んでみました。
(御苗場出品作品でもそうですが、自分は縦位置撮影比率が高いので)バッテリーグリップ VG-XT1 も装着。ストラップは色々と応用の利くdiagnalのNINJAストラップ38mmの冬季限定ダークオレンジ色という組み合わせ。

いやはや カッコイイ( ´Д`)=3

この角度から見ると数字の刻印が溢れていて、それだけで何故か幸せを感じますねぇ。往年のFUJICAではなくFUJIFILMロゴなのも不思議と違和感なく、よくボディに溶け込んでいると思います(CONTAXってロゴでも違和感ないけどw)。
そしてなにより素晴らしいのがこのサイズ感。厚みといいバランスといい正にフィルムカメラ時代のそれで、グリップを握りしめただけでノスタルジーに浸れる世代になってしまった自分を再確認してしまい、嬉しいのか悲しいのかよくわからない涙を流したり…。
とにかく、この縦位置グリップの握り心地はかなり良いので、X-T1購入の際には一緒にカートへ入れることを強くおすすめします。

長くなりそうなので、今回はこのへんで。
次回使い勝手編につづ・・・くと思いますw

Photo
DATA : FUJIFILM X-T1 / XF60mm F2.4 R Macro
1/5sec. : F7.1 : ISO 800 : 60mm (FS.91mm) : JPEG (FILMsimulation-PROVIA)


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コメント

御苗場お疲れさまでした。
フジも引力ありますよねぇ〜。
私は初心者にこそダイヤルぐりぐりで絞りやシャッター速度の意味を理解するには最適と思うんですけどねw
ところでレンズの絞り環の数字表記の間隔が広いようですがクリックは1/2ですか?
もしかして1/3とか?
昔のニコンはクリック無しで中途半端な位置で止めて撮影なんてのは懐かしい思いでですw

投稿: 工場ちょ | 2014年2月19日 (水) 09時36分

お疲れ様でした〜>工場ちょさん
なんだが今回も色々お世話になってしまいました(^^;;
XFレンズの絞り環つきRレンズは、1/3でクリックありますね。
クリック感は薄めですけど、X100の時は1段刻みで1/3は親指トグルスイッチ操作でしたから、ちゃんと改善されています。

投稿: yonhongi | 2014年2月20日 (木) 09時57分

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