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2011年11月 5日 (土)

人の造りしもの : P

S2_eva_3 そんなわけで、予告通り Sony Tablet P を入手いたしました。

型式で言うと SGPT211JP/S になります。

今回、購入はあえてソニーストア公式Webで。
ご存知の通り3G内蔵のSとPはdocomoでも販売していますが、これ以上回線契約増やす必要のない自分は、回線契約なしに素の端末だけ買える公式ネットストア以外での購入は、はなから考えていませんでした…そもそもそれが本来あるべき販売形態ですからね。
回線契約込み2年縛り付きならばインセンティブで割引されるという、ケータイ業界独特の販売形式にもメリットがないとまでは言いませんが、やはり“回線”と“端末”の独立性がないがしろにされる慣習というのは、長い目で見ればメーカーとユーザー双方にとって害の方が多いことだと思うのです。
モノにはそれに見合った価値があって、相応の代価を払ってはじめて製品やサービスを手に入れることが出来るという考え方をもう一度広めなければ、いずれ市場経済は破綻への道を歩むことになる…とまで言ったら大袈裟かもしれませんが、それでも事実だと自分は信じているので、今回はささやかな抵抗を実践してみましたよ。

勿論、ソニーストアで買ってもdocomo(や他の家電量販店で回線契約込み)で買っても、ハードウェアは全く同じものですので、手持ちのdocomo契約SIMを挿せば(回線契約の内容によって通信料金は変わりますが)、特別な手続きをすることなく普通に認識して3Gで使用することが出来ます。

閑話休題。

現物は前回のイベントやショールームで手にしているので今更驚きはないですが、それでもやはり自分のものとして手にとると、なかなか愛嬌があっていい感じのデバイスだというのが第一印象でしょうか。
閉じた状態はモノリス風の一見なんだかよくわからないアイテムで、暗闇でランプなど光っていようものなら「これ爆弾?」的風貌w
素材こそ違いますが、細部のデザインテイストは現行のMacBookPro/Airに似ていますね。特にリッド部分の切欠き方などは瓜二つです。

Sonytabletp_mba_lid Sonytabletp_openangle
上面底面ともに湾曲しているように思われがちですが、底面はしっかり平面を確保してあるので、画面を開いても机上ではちゃんと自立します。当然のことのようですが、これ結構重要!
45度開いたあたりから画面が点灯し、ノートPCのように使った場合に一般的な使用角度であろう120度あたりまではかなり安定しています。そこからさらに開いて150度を越える辺りまで倒れ込むことなく自立する重量バランス設計はまさに絶妙と言えましょう。。
そしてさらに180度まで開けば画面はフラットになるので一般的な平板タブレットとしても使えるという、まさに一粒で二度美味しいのがこの Sony Tablet P の最大の特徴ですよね。

Sonytabletp_bottom Sonytabletp_battery_led Sonytabletp_simslot
底面にはヒンジに近い部分に出っ張りがあって、これが補助足として機能することで前述のように倒れ込みなく使えるのですが、丁度この出っ張りが縦持ちで電子書籍などを読む際には左手片方で端末を支える時のよい引っ掛かりにもなっていて、もしそこまで計算されたデザインなのだとしたら、ただただ感心するばかりです。

ヒンジの点線丸部分を押し込むと底面パネルを外すことができます。最初それが判らずに苦労しましたが。。。
本体下部は2/3ほどが3080mAhのバッテリーで占められていて、そのすぐ横にはmicroSDHCスロットが…これはバッテリーを外さないと出し入れ出来ないので付属の2GBでは明らかに役不足…ということで自分は32GBを入れっ放しで運用します。
開閉リッド部分にスリット状に光る通知LEDは本体のこの場所(上写真中央の緑発光部)に仕込まれていて、その光が透過するように底面パネルの該当部分だけ透明になっています…というかこのパネルそのものが透明樹脂製で、通知LED透過部分だけ塗装無しにしてあるのだそうで。
パッと見ではその存在に気付かないようなこのギミックはまるでMacのFaceTimeカメラインジケーターみたいですが、ただの筐体パネルに施された芸のこまかさに、いかにもなソニーらしさを感じられて嬉しい部分でもあります。

上面パネルは手前にスライドすると比較的簡単に外せますので、中のSIMを入れ替えるのは比較的容易で、自分のように通常はWiFi運用・場合によってメイン回線のdocomoSIMを挿して使うといった向きには便利ですね。

Sonytabletp_openhome 右側面手前の電源ボタンを押して起動。オープニングアニメーションは1分弱と少々長めですが、一度起ち上げてしまえば滅多に再起動することなく安定して使えているので、まぁ許容範囲。
それよりなにより、この電源ボタンと奥のボリュームボタンの押しにくいことと言ったら…おそらく誤操作防止の意図もあってのことでしょうが、それにしてももう少し凹凸をつけても良かったのではないでしょうか。
それとこのボタンによるボリュームコントロールが15段階というのもちょっと大ざっぱ過ぎる気がします。

見ての通り画面は高精細で発色も良く、大変見やすいです。欲を言えば確かに中央部の桟にあたる部分は極力減らして、上下画面の連続性をより向上させて欲しいところですが、自分の場合はこの一週間使い倒してほとんど気にならなくなってしまいました。
Videounlimited_sonytabletp バックライト液晶ですから黒浮きが出てしまうのは仕方ないところですが、暗い部屋でのビデオ観賞にも充分耐え得るだけの締まりある黒再現が出来ることは、ここ数日 Video Unlimited でレンタル観賞しまくったので保証いたしますw
この場合、上画面に再生画像・下画面にコントロールキーが浮かび上がるメディアプレーヤーアプリのUIは、まるでスタートレックのLCARSコンソールのようで大変気に入っています(コントロールキーは時間が経つと勝手に消えます)

それと当初気になっていた左右ヒンジの出っ張りですが、これも横持ちで長時間構える時にはいい親指置き場になることが判明したので、好印象に変わりつつあります。

Sonytabletp_home
一通りいつも通りのセットアップをしましたが、アプリストア自体にまだまだタブレットに最適化された大きいサイズのウィジェットが少ないこと、スマートフォンと比べても倍以上の画面面積なこともあって、標準ホームの5画面でもかなり持て余し気味w
それでもその大画面間の遷移やアプリ起動がまったくストレスなく実行されるので、使っていてホント気持ちがいいですね。
バッテリーでの稼働時間は3G/WiFi半々程度の割合で使って、おおよそ5時間半。閉じたままの状態で18〜24時間といったところでしょうか購入当初は閉じた状態でスリープをしない為に電力消費がかなり大きかったので、気付いたら電池切れなんてこともあったのですが、つい数日前AccountManagerの更新がかかってからは若干マシになり、加えてプリインストールのソーシャルフィードリーダーを強制停止することでこの問題はだいぶ改善されました)
画面が大きい分、消費電力が大きくなるのは仕方ないのですが、大容量バッテリーを採用した割には保たないというのが正直なところ…なので、予備バッテリープレゼントキャンペーンは助かりました。
モバイルデバイスがS2機関を搭載する日を夢見て、それまではアンビリカルケーブルと限りあるバッテリーで計画的運用を心がけるとします。

・・・とまぁ以上がここ一週間ほど使い込んだところでの、ハードウェアを中心とした感想です。
2画面(というか大画面折畳み)という特徴的なハードをまだまだ活かし切れていないソフトウェア部分が目に付くのは確かですが、その点はまたおいおいレポとするとして、それでも想像していた以上に楽しいデバイスであることは確かですね。
こいつのおかげで、今後はちょっとした旅行なら MacBook Air 持ち出す場面が激減しそうな予感がするほど、個人的には気に入りました。
早く着せ替えパネルの黒、届かないかなぁ。。。


それにしても8月末の PENTAX Q につづく Sony Tablet P 、こういった小粒でピリッとしたデバイスは、ハマるとたまりませんなぁw

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