swallow's nest
「ヱヴァンゲリヲン新劇場版・破」を観てきました。
今年は映画の当たり年かもしれませんね。
前回観たスター・トレック同様、とにかくお約束が多い作品ではありますが、今回も(自分のような)TV版当時からの根っからのファンをも唸らす怒濤の展開と、随所に散りばめられた昭和懐古的で緻密な背景描写、そして大筋を踏襲しつつも大胆に変更してきた豪快な脚本に、思わず納得させられてしまいましたよ。
前回の映画がまさに序であったと…いやそれどころかTVシリーズからして、今回の新劇場版の壮大な前置きに過ぎなかったんじゃないかと思う程の濃密さ。ただしそれ故、やっぱりエヴァは見る人を選ぶなぁというか、前述のスタトレにはあった間口の広さがないというか。
スタトレがRe-imaginationならば、エヴァはやはりRe-buildだったという感じです。
ま、個人的には99.9999%満足(マヤ風に言うとシックスナイン?)でしたから、世間的評価はどうだっていいんですけどね。
「序」は主に画像の綺麗さと質量感に裏打ちされた映像美がひとつの見所でしたが、今回はさらにスケールを増したそれらに加えて、より明確になった各キャラクターの性格付けと、人と人・親と子とのコミュニケーションといった人物描写も必見…なのですが、映画という限られた時間の関係か少々駆け足になってしまった感があるのが、残り0.0001%の個人的残念成分です。あの内容ならば(作る方は大変でしょうが)200分クラスの長さであっても良かったかなと。
よくもまぁR指定されないもんだ思うほど、相変わらずグロテスク表現も満載(映倫からは以前から相当目をつけられているので、今回も映画冒頭の「映倫」マークは赤文字でど真ん中…汗)ですが、なぜかそれでも全体的にストーリーが明るく感じるのは、このシリーズで長年に渡って築き上げられた絶妙なバランス感覚故でしょうね。
シリーズ物は兎角2作目がピークってことが多いのですが、次回「急」ならぬ「Q」はついに旧作の大筋から離れて誰も知らない物語になるのでしょうから、今から待ち遠しくて仕方ない気持ちにさせられただけでも、期待せずにはおれません。
なにはともあれ早いとこDVD出ませんかねぇ。とにかく情報量満載なので、今はじっくり検証しつつ見直ししたい気持ちでいっぱいのyonhongiであります。
[ネタバレありの議論がしたいディープな方々(自分含む)は、どうぞコメント欄をご利用くださいな。]
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コメント
とりあえずネタバレ始めに一言。
ミサトさんがレストアまでして大事に乗っていたアルピーヌルノーA310V6改が、しょっぱな弐号機に吹っ飛ばされてまたもやボッコボコになってしまい、ミサトさん今度はどうするんだろうと思っていたら、次のクルマがコスモスポーツってところに思わず歓喜してしました(笑)
事前情報で「幻の多角形コーナリング」云々ってあったので、実は観た直後はロータスヨーロッパかと勘違いしてたんですが、ウルトラマン絡みでコスモスポーツL10B型が正解のようです。
http://www.mazda.co.jp/philosophy/history/greatcar/p6.html
http://ja.wikipedia.org/wiki/サーキットの狼
投稿: yonhongi | 2009年7月 3日 (金) 20時27分
残念ながら「エヴァ」は未体験なので…
yonhongiさん、ぬこだけでなく鳥さんもイケてましたね!
投稿: とも | 2009年7月 6日 (月) 20時59分
すいませ~ん!大変遅くなりました!!!
本当にごめんなさい!今更で見ていただけるかが心配…。
でもやはりエヴァネタは語りたい!
で、いきなり確信なのですが、私、見てからず~~~~っと思っていたのですが、
きっとアスカは「ダミーシステム」ではないかと思うんですよね。ネルフのレイ、ゼーレのカヲル、そしてユーロ(確か…)のアスカ。
ユーロって使徒みたいなものを作っていたり、ビーストモードとかなんだかんだって進んでいますし、リツコさん、アスカの事「サンプル」って言いますし、そこまでキャラを変えているからこその「式波」ではないかと…。思うわけです。
エヴァって、やはり展開を予測するのって一つの醍醐味じゃないですか!制作サイドもそれを望むかのようなところもありますし、特に「破」の展開はすごいですものね!
唯一エヴァを語り合える知り合いは「すべてがシンジの夢の中の話」って言ってましたけど、それはナイ。
投稿: TAKA | 2009年8月 9日 (日) 00時00分
TAKA様、いらっしゃいませ。お待ちしておりました!
>きっとアスカは「ダミーシステム」ではないかと思うんですよね。
なるほど、それは新見解ですな。
確かに新劇場版のアスカはTVシリーズに比べると儚げですよね。
加持さんとの絡みもないし、シンジくんとの交流も道半ばにして今回は退場ですから、人間味を感じさせる場面が少ないのも確か…
ただその分、弐号機バックアップパイロットたるマリが、かなり濃いキャラでしたから、自分は「性格的役割分担」のなせる技かなと考えています。
従来のツンデレ・アスカはツンが前面に出過ぎていたので、今後さらに人間性を掘り下げる為にあえて性格を丸くして、薄味になった分をマリが担うと…ということで、次こそスカッとアスカ大活躍が期待できそうな予感がします。
ユーロNERVは進んでるというか、ヱヴァの使い道に迷いがあるんじゃないでしょうかね。あくまで道具としてしか認識していないから、仮設伍号機もあんな形でしたし。だから弐号機のコアには今回アスカのママは居なくて、バックアップもあくまでダミーシステムじゃなくマリを用意してたんじゃないかと思うのです。今回コアに魂が宿ってるのは初号機だけなようですし。
>それはナイ。
そう、それはない。
旧作があくまでシンジ主人公で進んでいたのに対して、新作は上手いこと群像劇に仕立て上げてますからね。太陽にほえろと同じです(笑)…だから次でシンジのサルベージ失敗!以後出てこないなんて事態も充分ありえますよ。
投稿: yonhongi | 2009年8月10日 (月) 18時08分