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2009年7月 7日 (火)

エンドレス・セブン

2009_2 毎年恒例の入谷朝顔まつりに行ってきました。
去年も勿論行ったのですが、ちょうどiPhone発売予約騒動のどさくさに紛れてしまって記事にしていませんでしたね。

既に我が家は毎年咲き終わった朝顔から採取した種で、メインの団十郎はもとより、桔梗咲や多年草のルコウソウ、果ては夕顔に至るまで、夏のお庭は蔓系植物で溢れ返っているのですが、それでも我が家の女性陣はまだまだご満足いかないご様子で、今年も大鉢と普通鉢の二つを買って荷物持ちをさせられちゃいました。
折角早起きして(今年は6時起床)風情のある場所に行くのだからと、毎年カメラは首に提げて行くものの、こうして毎度荷物持ちになってしまうのでろくな写真も撮れずじまい…せめて一週間くらい期間があれば、ひとりで電チャリ乗って写真撮りにだけでも行くのですが。

すれ違う人の中には、そういった写真趣味の方が多いのもこの朝顔まつりの特徴かもしれません。ついつい目がいってしまう他人のカメラも大半はニコン・キヤノンのデジタル一眼レフですが、たまに Leica M8 持った人や往年の銀塩カメラを提げている人もチラホラ。そういえば早速E-P1使いのお兄さんとK-7構えてるおじさんも目撃しちゃいました…なんだかとってもウラヤマシイです。

後ろ髪ひかれつつも慌ただしく入谷を後にして、久々に都内の親戚筋に顔を出してから少々の徒労感と共に帰宅すると、ポストに自分宛の宅配便不在票が!
キタ━(゚д゚)━!! のか…?
そわそわしつつ再配達依頼して、夕方待望のモノが到着いたしました!!

Smc_pentax_fa77mm_f18_limited smc PENTAX
FA77mm F1.8 Limited [silver]


ずーっと前から一度は使ってみたいと思っていた、PENTAXの良心とも言うべき「リミテッド」レンズです。
高性能ズーム全盛の昨今、利便性の面からも販売戦略的な面からも厳しい単焦点レンズ。しかも製造に手間隙かかる金属鏡筒のラインナップを未だに残しているのは、今やPENTAXくらいですからねぇ。
カメラ趣味というのは、使ってみたいレンズがあるからソレを使えるボディを選ぶという一面がありますが、まさに今回の自分がそれにあたります。
昨年来のHOYAへの吸収合併騒ぎでそれも叶わぬ夢かと思っていたのですが、2月に価格改定で大幅に値上がりはしてしまったもののなんとか存続し、先月PENTAX渾身のK-7というボディが発売された事によって、ついに自分も決心がついたという次第であります。

かつて銀塩カメラ時代にSuperAやSFX、Z-1pといったボディを使ってきた根っからのPENTAXファンの血が今、自分の中で沸々と蘇りつつあります(笑)。
その頃使っていたお気に入りのレンズに FA135mm F2.8 [IF] という中望遠の一本があったのですが、そのボケ味と切れの良さを今一度味わいたくて、また名玉との誉れ高い A★135mm F1.8 の面影を感じつつ、現在8種類あるLimitedレンズのラインナップから換算118mmとなるこのFA77mmを今回は選択しました。

コンパクトなこのレンズを掌中にすると、アルミ削り出し鏡筒のヒンヤリとした触感と見かけによらぬズシリとした重さが、自分のA10神経を刺激します(苦笑)。
昨今のヤワでヌルいプロダクトを全否定するかのごとくエッジの効いた各部のリングは、それでいて驚く程スムーズに回転し、けれど適度な節度をもって指先に的確なインフォメーションを与えてくれます。
今となってはその存在すら知らない人の方が多いであろう絞り環はもとより、置きピンには必須の距離指標が繊細なフォントで的確に刻み込まれ、あまつさえ被写界深度目盛には赤外指標まで…長年築き上げられたものの電子化の波によって忘れ去られてしまった大切な何かが、この手のひらの小さな存在の中には残っている、それだけでもワクワクが止まらなくなっている自分が居ます。

Smc_pentax_fa77mmf18_limited_cap_2 Smc_pentax_fa77mm_f18_limited_len_2

レンズキャップも共色のアルミで、中央にシンプルな型押しロゴ、裏面レンズ側にはグリーンのベルベッド植毛という気の配り様です。精度の高い造りからくる機密の良さと相まって、フタを外すという単純なアクションですらフェティッシュな喜びを存分に感じさせてくれます。

組み込みのフードを伸ばしても全長6cmほどで重さ270gのコンパクトなこのレンズは、700g前後のK-7と組み合わせても1kgそこそこという機動性の良さで、気軽にいつでも持ち出せて首に提げていられる、最強のポートレートコンビになってくれるものと期待しているのです…が、肝心のボディ入手の目処がまだたっていないという…(苦笑)
ボディが届くその時までこのレンズを掌で弄びながら、メタルフェチの欲求を満たすという本来の使用法を逸脱した愉しみで気を紛らわせようと思っている、今日この頃のyonhongiなのであります。
そうでもしていないとK-7の代わりに、Limited繋がりでLXのチタンモデルとかに手を出しかねない近頃の心境なものでして(大汗)

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コメント

フイルム時代のように一枚々丁寧に写したくなるレンズですね。
昨今の電卓カメラには無い一途さがたまりませんね。
ペンタに比べたら・・・オリンパスでさえ軟派に思えてきますよ。
私は諸事情により・・・やはり見ないフリをしておきます。笑

投稿: 工場長 | 2009年7月 9日 (木) 22時47分

単体置いてあっても様になるレンズですねぇ~
おっ、レンズの奥にはきれいな羽が見えますね。見るからに明るそうです。

> ボディが届くその時までこのレンズを掌で弄びながら
まだお会いしたことはないのに、その姿が目に浮かぶようです(^^)
K-7が待ち遠しいですね!

投稿: とも | 2009年7月 9日 (木) 23時55分

工場長さん、いらっしゃいませ。
金属加工の専門家的視点でのご意見、是非今度伺わせて下さい。

>フイルム時代のように一枚々丁寧に写したくなるレンズですね。
自分は…このレンズの佇まいなら、たとえマトモな画像が写らなくてもいいかなとすら思っています(爆)
実際問題、世代としては銀塩時代のFAでデジタル最適化されていませんから、カッチリ写るかどうかをZDと比べたら、負けちゃうと思うのです。
>ペンタに比べたら・・・オリンパスでさえ軟派に思えてきますよ。
確かにそうなんですが、今まではそれに伴うボディがP社には無かった…ようやくK-7が出てバランスがとれるようになったということですね。
オリのZDは殆ど(主に竹以上)のレンズの写りは硬派なので、写真趣味の人には今でも充分なんでしょうが、自分みたいな写真機趣味成分も混じっていると、やはり一抹の不安と物足りなさを感じてしまうのです。
せめてE-P1とセットで出たm4/3レンズに、もう少し本物の佇まいを残してくれていたらと、未だに残念に思わずにいられません…が、まぁm4/3とて別マウントですから、Kマウントに浮気するのとさして変わらないのかなと自分の中では割り切る事にしました。

投稿: yonhongi | 2009年7月10日 (金) 14時23分

ともさん、いらっしゃいませ。

>おっ、レンズの奥にはきれいな羽が見えますね。見るからに明るそうです。
9枚羽根の絞りは今となっては凄いという程じゃありませんが、絞り環があって手動で動かせるというのは今でも案外メリットがあるのではないかと思っています。
特に試してみたいのは、動画撮影中に被写界深度の随時コントロールだったりします。
>まだお会いしたことはないのに、その姿が目に浮かぶようです(^^)
たぶん想像通りだと思います。

投稿: yonhongi | 2009年7月10日 (金) 14時31分

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