« 2009年6月 | トップページ | 2009年8月 »

2009年7月の記事

2009年7月31日 (金)

ひねもすのたりのたりかな

Photo
『あくびねこ』

DATA : PENTAX K-7 & smc PENTAX FA77mm F1.8 Limited
1/400 sec.: F4 : ISO 100 : 77mm(FS.118mm) : PENTAX Digital Camera Utility Ver. 4.00


Photo_2
『ハッとした瞬間に』

DATA : PENTAX K-7 & smc PENTAX FA77mm F1.8 Limited
1/80 sec.: F1.8 : ISO 124 : 77mm(FS.118mm) : built-in Flash ON : PENTAX Digital Camera Utility Ver. 4.00


本日は脱力系でお送りしておりますにゃ〜cat

巷じゃ今年は冷夏だなんだと騒いでおりますが、それでもやっぱり毛皮着た彼や彼女にとっては暑いんでしょうねぇ…陽差しの弱い日は、道路の真ん中で伸びきっている仔に最近やたらと遭遇します。
逃げることすら面倒そうなこの仔らは、撮らせ放題(笑)の丁度良いモデルさんでもあります。

今まで猫撮りは、SIGMA 150mm APO MACRO がメインレンズでしたが、換算300mmではワーキングディスタンスがあり過ぎて不便な場面もあったので、適度にコミュニケーション(端から見るとそれは、いい年した大人が「にゃあにゃあ」言っていて、かなりヤバい雰囲気でしょうが…汗)とりながら撮影する事ができるFA77mm(換算118mm)の距離感は、なかなかどうしてクセになりそうです。

先日あったファームウェア・アップデートで左端測距点の合焦不具合も解消し、操作上最大の不満だった測距点ダイレクト選択も早速出来るようになって、手にもだいぶ馴染んできましたので、気軽な猫撮り散歩にはK-7とFA77mmの一本勝負ってのも充分アリ、ですね。


タグ :

| | コメント (2) | トラックバック (0)

2009年7月28日 (火)

パワー・はらすめんと

「体調不良だ〜」と喚いていたら、愛車クラごんcarことクラウンエステートも調子が悪くなってしまいましたdown

気が付いたのはひと月程前。微妙に加速悪いなぁと感じたのが最初ですが、まぁこのクルマもなんだかんだで8年目だし、走行距離もこの間10万キロ突破したとこだし、ちょうど梅雨入りしてそろそろ車内にエアコンが恋しいなぁとA/Cスイッチを入れた時ばかりだったので、そろそろエアコン・コンプレッサーにエンジンパワー取られるのが以前にも増して如実に体感できるほどに、色々ヘタってきてるんだろうくらいにしか考えていませんでした。
ところがそれから徐々に症状は悪化。このところは始動直後にアクセルを急に踏み込むと、エンジン・ストールしたかのような状態になり、おまけに変速までギコチなくなる始末。
普段使いで乗るくらいであれば、それでもゆっくり踏み込んであげればちゃんと加速するので不便という程でもなかったのですが、流石に幹線道路や高速で思うように加速できないとなると放っておくワケにもいかず…原因究明の為に先日、久々に地元ディーラーへと入庫させました。
高速に乗った際、一瞬ですがエンジンチェックランプが点灯したんですよね。ということはその時の異常がメモリーに残っているはず、と思いまして。
ダイアグノーシスのコード表が載った整備マニュアルを以前は所持していたのですが、自宅が火事になった際に焼失してしまい、点滅コードだけ見ても今は原因が判別できないので、今回は仕方なくディーラーを頼ることにしたんです。
案の定、ダイアグがエラーコード吐いているとの事。
原因はエアフロー・センサーでした。
で、見積もり取ってみたら17,850円…うはっ! 意外に高いじゃん!!
原因さえ判ってしまえばこっちのものなんで、そそくさとディーラーを後にして一旦帰宅しました(爆)

Crown_engineroom エンジンルーム開けて、件のエアフロー・センサーの在処を探ります。

Crown_airflow_pos

普通は吸気管の近くにあるはずなんですが、ターボ車は吸気管が入り組んでいるので、捜索の手間を省く為にまずはネットで検索。結果、1JZ-GTEエンジンはエアクリーナーボックスに付いてるのが多いとの記述を見つけ、エアクリからタービンへ行く配管の途中にあるのをようやく発見致しました。インタークーラーへのパイプの下に隠れてよく見えなかったんですね。ネットの情報通り5極のカプラーが挿さっているので間違いないでしょう。
Crown_airflow_zoom 外側は油と砂埃で酷く汚れています…ということは、もしかすると内部はもっと酷い状態かもしれません。
もしかしたら洗浄するだけで復活したりして…などと思ったり。
( ̄ー+ ̄)ニヤリ

センサー自体はネジ2本で留まっているだけなので外すのは楽勝かと思いきや、前述のパイプ類が邪魔をして作業性がすこぶる悪いので、この際ですから清掃がてら、エアクリボックス周辺をゴッソリ外してしまうことにしました。
3箇所の10mmボルトを外してパイプ結合部のタイベルトを緩めると、案外あっさりエアクリボックスが分離できます。

問題の部分の内部を覗いてみると、外身ほどは汚れていません。Crown_airflowsensor
まぁよくよく考えてみればエアクリーナーでフィルタリングされた直後の吸入気が通る場所なんですから、そんなに汚れるようでは駄目なんですよね(^_^;)
写真は下流側なので更に汚れは目立ちませんが、上流側でもうっすらと細かい粒子のホコリが乗っている程度…ということは、やはりエアフローセンサーそのものの調子が悪くなってしまったんだと判断するほかなさそうです。
洗浄だけで復活すれば、交換部品調達の思わぬ出費も回避できるかと微かな希望を持っていたのですが、そう上手く事は運びませんでしたね。
チェッ!( ̄、 ̄)

パイプ内に突き出た円筒状の部分の外側に茶色いマッチ棒の様な物が見えますが、どうやらこれは温度センサーのようです。吸気温センサーは別にあるのかと思っていたのですが、この部品はエアフロー(吸気量)センサーと一体のようですね。

エアフロセンサー本体を外して詳細に観察してみます。
肝心な部分は円筒内部のさらにその奥底にありました。
Airflowsensor_oldzoom 2本の金属線が横に走っています。
これはホットワイヤー(熱線)式と呼ばれるタイプの物なのでしょう。上の線が発熱線、下の線が温度補償抵抗なのだと思われます。

どちらも黒く煤けていますが、特に上の線の状態は酷く、元の形も崩れてしまっているように見えますので、おそらくこれが不調の根本原因とみて間違いないでしょう。
これでは洗浄程度での復活は到底無理…やっぱり部品交換が必須ですね。

ということで、新品部品を手配。時間があればオークションで探すところですが、今回は素直に部品共販経由です。ありふれた部品らしく翌日には手元に届きました。
トヨタの純正品番:22204-46020。デンソーの品番だと197400-2080になります(下写真左)。
税込定価で13,230円でした(純正部品はやっぱり高いなぁ…とほほ)

2220446020 2220446020_zoom Crown_intake

流石は新品。(当たり前ですが)中のワイヤー部分も輝いています(上写真中央)。
所定の位置に取付けてカプラーを挿し、エアクリと配管類を元通りにして完了です。
色々外さずに済めば交換作業自体は10分程、自分のように清掃がてらバラしつつやって正味30分ほどなのですが、いかんせん部品そのものがちと高かったので、5千円くらいの差ならディーラー任せのほうが楽で良かったかも…いやいや、何事もこの目で確認しなければ納得できない性格なのだから、やっぱりこれで良かったんだと思ったり思わなかったり。

試走の結果は勿論、パワーモリモリのどっかんターボが復活致しましたので満足っちゃあ満足なんですがね。
やっぱ重いワゴン車にとってエンジンパワーは正義!を実感した次第であります。


タグ :

| | コメント (7) | トラックバック (0)

2009年7月26日 (日)

働き蜂の思わぬ休日

この週末はK-7の撮りおろしも兼ねて、横浜で夜景でも撮ってこようと画策していたのですが、思いがけずの体調不良でそれも叶わず…同行して下さるはずだった方々にはご心配とご迷惑をお掛け致しました。

そんなわけでちょいと間が空いてしまいましたが、自宅で悶々としつつ(苦笑)もヒマな時間だけは出来たので、K-7の特性テストを簡単にやってみました。
K-7ネタ第三弾は、巷で賛否両論の画質編です。

Palegreen
『pale-green』

DATA : PENTAX K-7 & smc PENTAX FA77mm F1.8 Limited
4sec.: F11 : ISO 100 : 77mm(FS.118mm) : K-7 Ver. 1.00 internal developing

そもそもKマウントの手持ちレンズは一本しかないわけですから、まずはそのレンズの特性を知っておかねばボディの画質をとやかく言うことは出来ません。
現在PENTAXのK(AF)マウントレンズには、APS-Cデジタル専用DAシリーズとそれ以前の135(フル)サイズ銀塩用FAシリーズ、およびデジタル最適化しつつ135サイズ対応のDFAシリーズといった区分があるのですが、デジタル機に最適化されていない FA77mm F1.8 Limited をK-7で使うとどんな影響があるのか、ちょっと興味のあるところでした。

Fa77mm_f 最短撮影距離70cmという寄れないレンズでブツ撮りというのもなんなんですが、サンプルになりそうな手頃な大きさの物で手近にあったのがAppleのワイヤレスキーボードだけだったので…これを絞り開放F1.8からF22まで変えて撮影し、その他の条件は揃えてK-7本体内でRAW現像してみました。
ピントはキーボードのGの位置に固定。その部分をピクセル等倍に拡大した物をF値ごとに並べたのが右の写真です(クリックで等倍表示)。

こうして見比べると流石に開放のF1.8では描写に甘さが見てとれます…が、個人的には非「デジタル最適化」で懸念していた程ではないなという印象。あえて条件的に厳しそうな白っぽい物を写してみたのですが、よく言われるフリンジっぽさは(この中心部分はもちろん周辺部でも)確認できませんでしたので、K-7の撮像素子とFAレンズの相性はそれほど悪いわけではないようです。
ただし絞り開放状態では、全体像での周辺光量低下が若干感じられますので、明るいレンズだからといっても開放付近を多用するのは控えた方が良さそうですね。

一段ちょっい絞ってF2.8になれば描写の甘さはかなり落ち着いてきて、F4〜F8の常用域では各キー間のアルミの質感もきちんと写っていますので、実用上の解像度も充分あると言えるでしょう。
その後、F16〜F22まで絞りを進めて行くと今度は回折の影響でしょうか、また描写が甘くなってきます。F22では露出も若干アンダーに振れています(デジタルには低照度相反則不規と言われていますので、単に長秒露光時は露出が不安定なのでしょうか?)ので、美味しい部分はF4〜F11あたりということになるのでしょう。


FAレンズの特性がある程度把握できたところで、次はいよいよK-7ボディ(というか撮像素子)のテストです。

Butasan_otousan ココログの1MB転送規制がありますので等倍画像は容量的に載せられません…ということで、サンプルの全体像は実際に良く使うケースを想定して50%にリサイズしてあります(クリックで拡大)。
ブタさんとお父さん犬のぬいぐるみを被写体に、ISO感度を200〜6400まで変えて撮影。
ピントはブタさんの目ピンでF値は共通で5.6。ダイナミックレンジ拡張は使用せず、高感度NRはISO1600以上でON(高)になっています。こちらもK-7本体内現像です。

巷では低感度でもノイジーだと散々貶されているK-7ですが、ISO200を見る限りは特段酷いとは思えませんけどねぇ(最低感度はISO100ですが、最近の機種は基準感度が200のことが多いようなので、あえてISO200からにしてみました)
まだ試してはいませんが、ハイライト/シャドー補正をかけたJpeg画像が特にノイジーだと言われていますので、もしかしたらそれは画像処理エンジンの特性なのかもしれません…が、自分は基本的にRAW撮影派なので、その場合はあまり気にすることもないだろうとタカをくくっています。

K7_isozoom 高感度ノイズに関しては(左写真は部分拡大)、個人的にISO800までは全く問題無し。
ISO1600から背景や暗部に色ノイズが乗り始めますが、室内での気軽な撮影くらいなら充分に使える範囲だと思います(本体内ノイズリダクションが「高」でもこの程度なので、ノイズリダクションの効き自体を弱めている可能性はありますね)
流石にISO3200は像の輪郭が崩れてきますし、拡張設定オンにしないと使えないISO6400で、画質を兎や角言うのもナンセンスと思われますので、自分の場合の実用範囲はISO100〜800(非常時にISO1600まで)といったところでしょうか…これは感覚的にE-30とそれほど変わらないか、良くて半段分K-7が有利という程度でしょうか。

K7_e30_iso3200zoom_3

(レンズの焦点距離も素子の画素数も違うのであくまで参考程度にしかなりませんが…)試しにE-30でなるべく似た条件で撮影してISO3200で比較してみると、K-7のほうが若干色ノイズが少なめ、且つ画像に締りがあることが見て取れます。
常々(画素ピッチが狭いので)高感度に不利と言われ続けてきたフォーサーズも、こうして比べて見てみると今やそれほど卑下することもないんじゃないかとの思いが半分、やっぱりK-7の高感度特性はそれほど良くないのかなぁという思いが半分の、ちょっと複雑な結果と相成りました。

あとひとつ気付いたのが、E-30のハイライト特性がやはりかなり良いんじゃないかという事。
それぞれオートのホワイトバランス傾向が違うので、ちょっと作例としては判りづらいのですが、白いお父さん犬の階調表現の滑らかさについてE-30のソレは特筆物だと思うのです。素のダイナミックレンジの広さでは、E-30 > K-7 なのは明らかなようで、どちらかというとこの傾向の違いこそが今後それぞれの機種を使い分ける際のポイントとなりそうな気がします。

ヒマに任せてさんざん等倍画像で確認したので、発売当初に各種掲示板で話題になった「縦線」や「縦縞」が出るといった不具合は、とりあえず自分の機体には出ていないようなので安心しました。
ただし「自動水平機構」ON時に左側ラインAFセンサーが合焦不可になるバグは確認できましたので、これはいずれあるであろうアップデートでの対応待ち、ですね。
[2009/07/29 追記]言ってるそばからファームウェア・アップデートのVer.1.01でこの件は修正されました。

Photo_2 とココまで書いて、ふと窓の外を眺めると、これでもかという程の青空が目に飛び込んできました。
体調がまだすぐれないとはいえ、あの青空を前にしては居ても立ってもいられませんて。
てなわけでK-7だけ持って近場を軽く散歩。おあつらえ向きに近所でヒマワリが元気良く咲いているのに遭遇しました。
思いのほか風が強くて、前後左右に大きく揺れる花にはピント合わせ散々苦労しましたが、思い付きで撮ったにしては良い空の青が出たんじゃないかと、ちょっとだけ気分が良くなりました(単純な自分happy01)。
C-PLフィルター使わずにこれだけ鮮やかな青が出せるのはCMOS素子全盛の昨今の機体ではちょっと珍しいかも。これもまた思わぬ収穫でした。

Photo_3

強い風の中、小さなハチが必死に集蜜している姿を見て、自分も頑張って早いとこ完全復調しなきゃいけないなあと…じゃないと今年の夏は、なんとなくあっという間に過ぎてしまいそうです。


タグ :

| | コメント (3) | トラックバック (0)

2009年7月22日 (水)

あぁ無情

昨日から断続的に続く雨降りお天気で、職場のある千葉市内では日蝕はまったくと言っていい程、見られませんでした。
ま、そもそもこの辺は皆既ではないですし、だからと言って小学校校庭にテント張って寝泊まりのツアーに35万円も払える程のお金もヒマもないので、ネットで中継見ただけでも充分満足でしたけどね。
写真期待されていた一部の方、ゴメンナサイ…そんなわけで日蝕写真は皆無です。
そもそも条件さえ揃えば誰でも目にすることができる事象ですし、被写体としては「誰がどう撮っても同じものにしかなり得ない」ので、興味が湧かなかったというのもありまして…硫黄島クルーズではなんとか見られたようですので、いずれきっとネット上に素晴らしい写真が溢れ返ることでしょうから、そちらで楽しんで下さいませ。

個人的に残念だったのは実はそちらではなく、昨日の葛飾納涼花火大会を撮りに行けなかったこと。
会場の江戸川(柴又)は自宅からだと約15km。メイン会場は川を越えた都内側ですが、手前の松戸側は開けた田園地帯なので、電チャリ・オフタイムで行けば混雑知らずで撮影できるはずだったんですがねぇ。
公休とって、重たい三脚も荷台に括り付けて、おニューのカメラも来たことだしワクテカしながら準備万端整えていたのですが、結局直前になっても小雨模様のままだったので泣く泣く今年は断念致しました。
どうやら花火大会自体は雨の降る中、決行されたようですが…。
K-7ボディは防塵防滴ですが、唯一手持ちのFAリミテッドはさにあらず。
ZD11-22mmは防塵防滴ですが、肝心のE-30ボディはそうじゃないですし。
結局、自分の手持ち機材の組み合わせでは唯一の弱点もといえる「雨」に、今回は完全に負けてしまった形なので、めげているのですよ。ま、あのコンディションじゃ綺麗な花火を画像に収めることはきっと出来なかっただろうと、自分で自分を慰めています。
今年は不況のあおりで、地元手賀沼の花火大会も早々に中止が発表されていますので、これで早くも今年の夏は(こと花火撮影に関しては)終わったなという気分でいっぱいですよ、とほほ。


さてさて、いつまで打ちひしがれていても仕方ないので、K-7ネタ第二弾をば。
前エントリーではハードウェア的外観部分を記事にしましたが、今度はもう少しソフトウェア的なUI部分をE-30と比較してみようと思います。


E30_k7_infodisp まずは右手グリップ側の情報ディスプレイ。
情報量としてはどちらも似たようなものだと思いますが、常に確認したい3大情報(シャッター速度/絞り値/ISO感度)が比較的大きな文字で判りやすいという観点からみれば、K-7の方が若干見やすいかと…E-30はなぜかISOボタンを押さないと感度表示されないのが、前から不満だったんですよねぇ。あと電池残量表示が大きいのも、なにげにK-7の優位点でしょうか。

バックライトはどちらもグリーンですが、写真の通りE-30は淡く、K-7は明るく派手目。
暗所の視認性ではどちらでも不便はありませんが、K-7はちと明る過ぎで、尚かつ設定で測光中常時点灯と完全消灯しか選択肢がないので、暗い会場内での舞台撮影等では少々人迷惑かもしれません…せめて3段階くらいの明るさ調整が欲しいところです。
その点ではE-30くらいの明るさで、任意にパネル上面のLIGHTボタンで点灯させるほうが気が効いているといえます。

次は同じく情報表示パネルとして使った場合の、背面液晶。
E-30(下写真左)はスーパーコンパネ。K-7はステータススクリーン(下写真中央)とコントロールパネル(下写真右)。
E30_superconpaneK7_statusscr_2 K7_conpane

E-30の2.7インチQVGAと、K-7の3インチVGAを比べるのは酷という気がしないでもないですが、やっぱり綺麗な液晶は気持ちのよいものです。ジャギジャギ文字のE-30をWindows98レベルとすれば、K-7のそれはXPのアンチエイリアス表示くらいでしょうか(謎)。ただし折角の高精細も味気ないフォントのせいで、いまいち垢抜けない感じがするところがPENTAXらしいかと。
K-7は色味も選べるので、これからの季節、炎天下で多少でも見やすいように彩度の高い赤系を常用することにしました。

見やすさの反面、各種設定の確認とその変更操作に関しては、基本的に一画面で殆どのことが可能なE-30に軍配が上がります。K-7のそれは大画面を上手く活かし切れていないような…わざわざINFOボタンでコンパネ出さないと細かい設定が確認できませんし、そのコンパネも意味不明な機能アイコンにOFFとか出すくらいなら、文字表示の方がよほど判りやすい気がします。


最後はファインダー。
E-30(下写真左)は公称98%・1.02倍。対するK-7(下写真右)は公称100%・0.92倍。
E30_finder K7_finder

フルサイズのファインダーに換算するとそれぞれ約0.50倍と0.60倍なので、E-30に拡大アイピース常用だと、縦横比は違えど体感上はほぼ同じくらいの大きさに見えます。
どちらも交換可能なスクリーンですが、太めの2重線でAFポイントが明示されているE-30に対し、細めの枠線があるだけのK-7は随分とスッキリして見えます。
どちらが好みかは意見が分かれるところでしょうが、じっくり厳密なフォーカシングをするには前者、とっさに構図優先でAFおまかせなら後者といったところでしょうか。
ただK-7のスクリーンの切れ味はなかなか特筆もので、明るいF1.8レンズとの組み合わせでは、ホントにピントの山が掴みやすくて感心しました。これならMF多用も苦にならないでしょう。
F値の暗いレンズだとザラつくという意見もあるようですが、このマット面のままAFポイント表記のある交換スクリーンが出れば、個人的には最高な気がします。

画面下の情報表示はどちらも似たようなものですが、K-7のほうが多少整理されているでしょうか…撮影中はあまりファインダー内表示気にしないのですが、4:3で縦が長いフォーサーズは、この点やっぱり不利かもしれませんね。


とまぁ、こまごまと比較をしてきたわけですが、それぞれがハードの印象とはなんとなく逆の雰囲気を醸し出していることに改めて気付いたというのが、ちょっと意外だったかも。簡単に書くと…

  • E-30 : 羊のガワを被ったオオカミ少年
  • K-7  : 狼の着ぐるみを着た赤頭巾ちゃん

といった感じかな(う〜ん、我ながら意味不明ですねcoldsweats01)
とにもかくにも、この倒錯した2台を使いこなすのは実は案外大変なんじゃないかという不安が心をよぎりはじめたyonhongiなのであります。


哀れな子羊に、神のご加護を!(笑)

Photo
『モーニング・グローリー』

DATA : PENTAX K-7 & smc PENTAX FA77mm F1.8 Limited
1/60 : F2.8 : ISO 100 : 77mm(FS.118mm) : PENTAX Digital Camera Utility 4.00


タグ :

| | コメント (5) | トラックバック (0)

2009年7月20日 (月)

遥かな星が故郷だ♪

K7_with_fa77mmf18limited_toyphoto …噓です(笑)
ホントはフィリピンのセブ島が故郷だそうですよ。

PENTAX K-7
with smc PENTAX FA77mm F1.8 Limited

ついに来ましたK-7ボディ (・∀・)ニヤニヤ
これでようやく「トリプルセブン」の完成です。

そそくさと開梱して、先発のリミテッドレンズ付けて、203のストラップ取付けてる間にちょっとだけ充電しておいて、もう丑三つ時(EXIF参照)だというのに記念写真撮ってる自分てイッタイ…。まさか三連休中に届くとは思わなかったので…こんなことなら明日仕事休みますって宣言してから帰ってくればよかった(爆)

この組み合わせは、思った通りジャストサイズでしたね。
小振りなK-7ボディのグリップを右手で握ると、中指が測ったように抉れた部分にかかって重量の大半を受け持ち、薬指が回転モーメントを抑え、底面に副えた小指が残りの重量を支えるといった感じで、完全フリーの人指し指の可動範囲内にサブダイヤル・電源レバー・シャッター・露出補正・ISOの各操作ボタン類がキチンと収まっていて気持ちが良いのです。
掌に伝わる堅さと金属ボディ特有の冷たさがメタルフェチの交感神経を刺激したところに、さらに追い打ちをかけるように、レンズに左手を副えるとさらにその感覚が倍増します。
こちらも中指と親指が自然と絞りリングへとかかり、人指し指がフォーカスリングへ…寸胴のズームレンズだと恐らく窮屈さを感じるであろうK-7の幅の狭いボディも、前方にいくに従って絶妙な調子で径が細くなるこのレンズでは全く気になりません。正にリミテッドレンズの為に作られたボディと言ってよいでしょう。

E30_k7 確かにE-30も、(自分にとって)適度なグリップの大きさと重量配分の良さで気に入ってはいるのですが、やはり官能性能といった部分ではコチラのコンビに分があるのは確かですね。
E-30にZD11-22mmを組んだのとカタログ重量ではほぼ変わらないはずですが、ふた周りくらいコンパクトな「トリプルセブン」コンビのほうが体感的にズッシリと中身の詰まった感じがするのも、好印象に繋がっている理由かもしれません。

こうして並べると、両者は表面上ボタン/ダイヤルレイアウトも酷似していますし、世間的にも中級機として同じカテゴリーに分類されてはいますが、性格的なベクトルは全く正反対なのだということをヒシヒシと感じます。それ故、半年も時を経ずして似たモノを揃えても無意味なんじゃないかと危惧する(揶揄する?)むきもありましょうが、自分としてはちゃんと棲み分け使い分けが出来るはずと再確信した次第です。
ま、ぶっちゃけ触ったら欲しくなっちゃったと、理由はただそれだけなんですがね(苦笑)

K7_rightgrip K7_modedial_2 K7_backbutton

特に惚れたのが、やっぱりモードダイヤル(上写真中央)。
E-30のようにシーンモードだのの安っぽいアイコンじゃなく、P/Sv/Tv/Av/TAv/M/B/X/USERと素っ気なく浮き彫りにされたそれは、意味を知る人間以外寄せ付けない雰囲気のストイックさが堪りません。こんなこと書くとフェミニンな団体の総攻撃食らっちゃいそうですが、あえて書くなら「漢の道具」とはこういうものだと、ユニバーサルデザイン全盛な風潮に真っ向からケンカ売ってる感じが大好きです。

反対にガッカリなのは背面のボタン類(上写真右)。
小型化の影響でスペースがないのは判りますが、十字キーに機能を割り振ってしまったのは如何なものかと…使い勝手の面はもとより、見た目がすっかりコンデジ風になってしまって一気に萎えてしまいます。
だいたい、WB(ホワイトバランス)やthunder(ストロボ)はいいとしても、ドライブモードの切替がclock(セルフタイマー)の表記だけってのはないんじゃないでしょうか?…コンデジのG7ですら、連写とセルフタイマーのアイコンを併記しているというのに…連写モードにするのに操作を暫し考えてしまいましたよ。
この辺の操作性はE-30に一日の長がある気がしますね。
この半年でOLYMPUSのインターフェースに慣れたというのもあるでしょうが、同じ小型化指向のE-620でも十字キーに割り当てられた機能はそこそこ納得のいくものだったので、PENTAXには更なる洗練を期待したいところです。

もうひとつ洗練をお願いしたいところといえば、ボディ全体の質感というかテクスチャー。
折角の金属外装なのに、粗い梨地加工の表面はまるきりプラボディーが金属外装を模す時に施すそれと同じなので、触ってみないとその材質を判断するのが難しい程…つまりパッと見はE-30もK-7も、質感が変わらないのがちと寂しいのです。
E-3が出た時にも思いましたが、金属外装を採用したカメラはもうちょっとキメの細かいマットな表面加工のほうが、見た目にもメタルチックでいいと思うんですがねぇ。
L1ほどクラシックに振ってツルテカでなくてもいいですが、昨今の流行なのか、はたまた滑り止めの実用性優先なのか知りませんが、なんでもかんでも梨地というのはちょっとどうかと思うのです。


以上、とりあえずK-7のハンズオン・インプレッションはこんなところでしょうか。
折角事務所にまで持ってきたのに、昨夜充電しっぱなしでバッテリー入れてくるのを忘れてしまった(爆)ので、今日のところは冷房で冷えたボディを時々握ってニンマリ( ̄ー+ ̄)するだけであります。
今夜は早よ帰って、設定煮つめるぞ〜!


タグ :

| | コメント (9) | トラックバック (0)

2009年7月14日 (火)

ザ・リング

もうそろそろK-7買ったよ〜ってエントリーがあるんじゃないかと思って覗いてくれた人へ。
ゴメンナサイ m(_ _)m まだ買ってません(爆)

代わりにまた↓こんな怪しいものを仕入れてしまいました。
Kfourthirds_mountadapter PENTAX-K → FourThirds Mount Adapter

見ての通りただの金属製の環っかですが、何気に今回の自分のプランの中ではキーアイテムだったりします。

OLYMPUSのEシリーズをはじめとするFourThirds規格は、フランジバック(マウント面から撮像面までの距離)が40mmと、既存の一般的なメーカーが採用している45mm前後に比べて、短く設定されています。そのフランジバック長の差を利用したマウント変換アダプターを併用する事によって、規格外のレンズを装着して撮影する事が出来る、所謂「レンズ沼」的使用法が確立しているという意味でも、FourThirdsはユニバーサルなマウントだと言えましょう(苦笑)
フランジバック20mmでマウント径も6mm小さくなったMicro-FourThirds規格では、さらにアダプター適用範囲が広がっているので、そっち方面の人にはさらにウケが良いようです。

OLYMPUSの銀塩カメラ用であるOMマウントなどは純正でアダプターが用意されていますが、当然それ以外のマウントに関してはサードパーティーものを探す事になります。
近代インターナショナルHANZAといった写真用品扱いのある有名どころが率先してそういったマウントアダプターを供給してくれていますが、いかんせんアングラ趣味向けのせいか単価が高く1万数千円しますので、今まではなるべく近づかないようにしていた(笑)世界なのですが、今回PENTAXのKマウントに復帰するにあたり、やっぱり使えるもんならE-30やL1でも使いたいよなぁと思うようになり、結果、何でも売ってるヤフオクで大陸製の安物を落札するに至りました。
まぁ電子接点もAFカプラーも無い、ただの金属環の組み合わせ品ですから、多少精度は悪くても使えない事はないだろうという読みと、正規品は黒塗装してあるものばかりなので、シルバーのリミテッドレンズには寧ろ無塗装品の方が似合うかなという理由もありました。

届いたマウントアダプターは案の定値段なりの造りで、レンズリリースのレバーの動きも渋く、届いた早々バラしてアタリをちょっと削って調整してやって、ようやく使えるようなシロモノでしたが、まぁそれでも前後マウント面はちゃんとした部品を使ってるみたいなので良しとしましょう(しかしマッタク大陸製品はなんでこう普通の出来にすらならないのか…国民性以前の問題だよなぁ)。

さて、微調整したアダプターを咬まして試しにFA77mmをL1に装着してみると…

L1_with_fa77mm あ〜ら、結構イイじゃな〜い heart04

もともとクラシックなスタイルのL1ですから似合って当然なのかもしれませんが、この組み合わせなら兄弟機の Leica DIGILUX 3 も充分アリなんじゃないかと思わせるくらいの雰囲気がありますね。
流石にM8ほどのオーラはありませんが、パッと見で目を魅ければ自分としては充分満足なんで、他人と一風違う事にメリットを見出す人種にはオススメです(笑)


この組み合わせで使うと換算154mm・解放F値1.8という、ちょっとした大口径望遠レンズになるのも魅力的。天下のキヤノンやニコンでもこの焦点域はF2止まりですし、ZDレンズに至っては実売25万以上するSHG(所謂「松」グレード)の35〜100mmF2しかありませんからねぇ。

Fa77mm_f18test 絞り解放で試し撮りしてみると、最短撮影距離の0.7mでの被写界深度はご覧の通り、1cm以下(計算上は6mm程)となります。(右写真)
中心付近でも若干フリンジ気味だったり後ボケが二線ボケ傾向だったりと、正直画質的に問題なくはないのですが、この紙のごとき被写界深度の薄さは、自分にとってまた1つ新たな表現方法を得た事に繋がりますので、現時点では素直に喜んでおこうと思います。
兎角いままではキッチリカッチリ写すことに重点が置かれていましたから、今後はふんわりゆるゆる系の写真にも挑戦してみたいと思う今日この頃なのであります。

ちなみに現時点で所有しているレンズとボディでカバーできる焦点範囲は以下の通り。

  1. ZUIKO DIGITAL 11-22mm F2.8-3.5 + E-30/DMC-L1             : [換算22〜44mm]
  2. Leica-D Vario-Elmarit 14-50mm F2.8-3.5 + E-30/DMC-L1    : [換算28mm〜100mm]
  3. smc PENTAX FA77mm F1.8 Limited + Adapter + E-30/DMC-L1 : [換算154mm]
  4. SIGMA 150mm F2.8 MACRO + E-30/DMC-L1                      : [換算300mm]

ここに、K-7というAPS-Cボディが加われば、2.と3.の間に中望遠の[換算118mm]が加わりますし、秋にはいよいよ ZD100mm MACRO が発売されると言われていますのでそれを買えば、3.と4.の間に[換算200mm]の望遠マクロを得ることも出来ます。
あとは超望遠域用に2.0倍のコンバーターでも仕入れれば、ようやく自分なりのフルラインナップが揃うことになりますね。壮大な焦点域補完計画も佳境に入ったと言って良いでしょう。

金銭的リソースに限りある庶民としては、なかなか計画的なんじゃないかと自画自賛中(笑)のyonhongiなのであります。


タグ :

| | コメント (2) | トラックバック (0)

2009年7月 9日 (木)

雨上がりの散歩道

Photo_2 『道草』
DATA : OLYMPUS E-30 & Zuiko Digital 11-22mm F2.8-3.5
1/25sec. : F8 : ISO 800 : 18mm(FS.36mm) : OLYMPUS Master 2.2
[ After Effect ART-Filter“ TOY Photo ”]

E-P1の発売に合わせて、OLYMPUSデジカメ付属のRAW現像ソフト「OLYMPUS Master」が2.2にバージョンアップして、アートフィルターの後掛けが出来るようになりました(E-P1/E-620/E-30の当該機能搭載機に限られるというのがケチ臭いですが)。
先日散歩中に出会ったこの仔たちの写真は曇天下で気軽なスナップなので、そのままではちょっと…と思っていましたが、こうして後からトイフォト風にしてみると、コレはコレでありかなとも思ったり。
今までのようにその場でアートフィルター選択するかどうか悩むというのも、一発必写という意味ではありだったのですが、ボディ内適用はやはり時間が掛かるので、後掛け出来るとなれば撮影テンポも崩さずに済みますし…やはりこういった処理は素直にソフトに任せておく方が無難な気がしますね。

[思い立って、追記] アートフィルター後処理できるってことは、よく考えたら全部のパターンを試してみて一番雰囲気の合う処理が選べるってことなんですよね。
なので、試しに他のパターンでも現像して並べてみました(下写真)。
さて、あなたはどれが好みですか?

「オリジナル」   「ファンタジックフォーカス」   「デイドリーム」
Michikusa_artfilter
「ライトトーン」    「ポップアート」    「ラフモノクローム」

タグ :

| | コメント (9) | トラックバック (0)

2009年7月 7日 (火)

エンドレス・セブン

2009_2 毎年恒例の入谷朝顔まつりに行ってきました。
去年も勿論行ったのですが、ちょうどiPhone発売予約騒動のどさくさに紛れてしまって記事にしていませんでしたね。

既に我が家は毎年咲き終わった朝顔から採取した種で、メインの団十郎はもとより、桔梗咲や多年草のルコウソウ、果ては夕顔に至るまで、夏のお庭は蔓系植物で溢れ返っているのですが、それでも我が家の女性陣はまだまだご満足いかないご様子で、今年も大鉢と普通鉢の二つを買って荷物持ちをさせられちゃいました。
折角早起きして(今年は6時起床)風情のある場所に行くのだからと、毎年カメラは首に提げて行くものの、こうして毎度荷物持ちになってしまうのでろくな写真も撮れずじまい…せめて一週間くらい期間があれば、ひとりで電チャリ乗って写真撮りにだけでも行くのですが。

すれ違う人の中には、そういった写真趣味の方が多いのもこの朝顔まつりの特徴かもしれません。ついつい目がいってしまう他人のカメラも大半はニコン・キヤノンのデジタル一眼レフですが、たまに Leica M8 持った人や往年の銀塩カメラを提げている人もチラホラ。そういえば早速E-P1使いのお兄さんとK-7構えてるおじさんも目撃しちゃいました…なんだかとってもウラヤマシイです。

後ろ髪ひかれつつも慌ただしく入谷を後にして、久々に都内の親戚筋に顔を出してから少々の徒労感と共に帰宅すると、ポストに自分宛の宅配便不在票が!
キタ━(゚д゚)━!! のか…?
そわそわしつつ再配達依頼して、夕方待望のモノが到着いたしました!!

Smc_pentax_fa77mm_f18_limited smc PENTAX
FA77mm F1.8 Limited [silver]


ずーっと前から一度は使ってみたいと思っていた、PENTAXの良心とも言うべき「リミテッド」レンズです。
高性能ズーム全盛の昨今、利便性の面からも販売戦略的な面からも厳しい単焦点レンズ。しかも製造に手間隙かかる金属鏡筒のラインナップを未だに残しているのは、今やPENTAXくらいですからねぇ。
カメラ趣味というのは、使ってみたいレンズがあるからソレを使えるボディを選ぶという一面がありますが、まさに今回の自分がそれにあたります。
昨年来のHOYAへの吸収合併騒ぎでそれも叶わぬ夢かと思っていたのですが、2月に価格改定で大幅に値上がりはしてしまったもののなんとか存続し、先月PENTAX渾身のK-7というボディが発売された事によって、ついに自分も決心がついたという次第であります。

かつて銀塩カメラ時代にSuperAやSFX、Z-1pといったボディを使ってきた根っからのPENTAXファンの血が今、自分の中で沸々と蘇りつつあります(笑)。
その頃使っていたお気に入りのレンズに FA135mm F2.8 [IF] という中望遠の一本があったのですが、そのボケ味と切れの良さを今一度味わいたくて、また名玉との誉れ高い A★135mm F1.8 の面影を感じつつ、現在8種類あるLimitedレンズのラインナップから換算118mmとなるこのFA77mmを今回は選択しました。

コンパクトなこのレンズを掌中にすると、アルミ削り出し鏡筒のヒンヤリとした触感と見かけによらぬズシリとした重さが、自分のA10神経を刺激します(苦笑)。
昨今のヤワでヌルいプロダクトを全否定するかのごとくエッジの効いた各部のリングは、それでいて驚く程スムーズに回転し、けれど適度な節度をもって指先に的確なインフォメーションを与えてくれます。
今となってはその存在すら知らない人の方が多いであろう絞り環はもとより、置きピンには必須の距離指標が繊細なフォントで的確に刻み込まれ、あまつさえ被写界深度目盛には赤外指標まで…長年築き上げられたものの電子化の波によって忘れ去られてしまった大切な何かが、この手のひらの小さな存在の中には残っている、それだけでもワクワクが止まらなくなっている自分が居ます。

Smc_pentax_fa77mmf18_limited_cap_2 Smc_pentax_fa77mm_f18_limited_len_2

レンズキャップも共色のアルミで、中央にシンプルな型押しロゴ、裏面レンズ側にはグリーンのベルベッド植毛という気の配り様です。精度の高い造りからくる機密の良さと相まって、フタを外すという単純なアクションですらフェティッシュな喜びを存分に感じさせてくれます。

組み込みのフードを伸ばしても全長6cmほどで重さ270gのコンパクトなこのレンズは、700g前後のK-7と組み合わせても1kgそこそこという機動性の良さで、気軽にいつでも持ち出せて首に提げていられる、最強のポートレートコンビになってくれるものと期待しているのです…が、肝心のボディ入手の目処がまだたっていないという…(苦笑)
ボディが届くその時までこのレンズを掌で弄びながら、メタルフェチの欲求を満たすという本来の使用法を逸脱した愉しみで気を紛らわせようと思っている、今日この頃のyonhongiなのであります。
そうでもしていないとK-7の代わりに、Limited繋がりでLXのチタンモデルとかに手を出しかねない近頃の心境なものでして(大汗)

タグ :

| | コメント (4) | トラックバック (0)

2009年7月 4日 (土)

ストラップとらっぷ再び

E-30の時もそうだったんですが…欲しいカメラがあると、いつも悩むのがそれに合うストラップがなかなか見つからないという事。
最近は宮﨑あおい効果か女子向けの編み込みやレースのものが流行っていて、それにつれて所謂おしゃれストラップが色々な所から出回るようになってきましたので、昔程カメラストラップで自己主張するのに不自由しないかと思いきや、逆に成人男子が首から掛けて歩くにはちょっとどうなのよというデザインのモノが多くなってしまって、やっぱり悩みは尽きないという罠。

そんなこんなでネットを彷徨っていて、ようやく[オシャレ⇔ハズカシイ]の中間くらいでバランスのとれたものを見つけましたので御紹介。

203strap_texcot_button_dbr_2 203 Camera Straps
縦落ち・ボタン・ダークブラウン

ここのラインナップは大変豊富で、ガーリーなものからボンデージ風なモノ(爆)まで、お手頃価格でお好みに合わせて選べるのがとても良い感じです。
兎角手作り系のお店はターゲット層が絞られがちで、それ故なかなか自分のような人種にマッチするモノがなかったりしますから、そういった意味でもココの幅広いラインナップは助かります(苦笑)
おしゃれ系カメラストラップで有名なAcruとかはモノは良さそうなんですけど、なんとなくストラップが勝ち過ぎちゃってて、気恥ずかしさの方が先になっちゃうんですよね…。

自分が選んだのは、つい最近リストに加わったデニムとレザーのコンビもの。

実用品としてのカメラストラップに自分が要求するスペックは、まず第一にしなやかさ…手首に巻いてグリップストラップ代わりにカメラを振り回すので、フルレザーだと硬過ぎたり巻き癖が気になったりで、イマイチ納得できないのです。
ということで、必然的にベース素材はアクリルテープのものが性に合っているのですが、それだけだとデザイン性に少々難ありなので、嗜好品としてのカメラストラップにはレザーや他の素材が使われているものが良いなぁと。
アクリルテープベースにデニム素材のコンビというのは、時々カメラメーカー純正オプションにもあるので珍しくもないのですが、さらにオイルレザー使って肩当てその他をデザインしているのはちょっと珍しいんじゃないかというのが、コレの選択ポイント。ただし三層構造な分、厚くて硬いんじゃないかと危惧していましたが、注文して翌日には届いた(早っ!)現物は充分にしなやかで縫製もしっかりしていたので、これなら手巻きにも対応できるでしょう。

203strap_zoom 飾りボタンもレザーでカメラに当たって傷つく心配が無かったり、左右非対称でレザー部分が片側だけ長いというのも、遊び心があって良いと思います。
デニム素材は普通よりも少々目の細かい縦落ち加工がされていて、カジュアルというよりはラフな雰囲気なのがまた気に入りました。
ブラックカラーもありましたが、今回はあえてレトロ路線にしたかったので、色味の残るダークブラウンにしてみました。付属のアジャスターやスナップリングも古金色なのが気が利いています。

E-30には大砲系望遠レンズも付けますから40mm幅にしましたが、今度のカメラには小さめの標準〜中望遠単焦点しか付ける気がありませんので、幅は30mmで充分でしょう。
…と、ココまで書いといて、肝心のカメラとレンズの手配が実はまだ手付かずだったりします coldsweats01
果たして梅雨が明ける頃には、コイツでK-7を首に下げて出かけられるでしょうか?


タグ :

| | コメント (5) | トラックバック (0)

2009年7月 2日 (木)

swallow's nest

「ヱヴァンゲリヲン新劇場版・破」を観てきました。

Jimushyotsubame 今年は映画の当たり年かもしれませんね。
前回観たスター・トレック同様、とにかくお約束が多い作品ではありますが、今回も(自分のような)TV版当時からの根っからのファンをも唸らす怒濤の展開と、随所に散りばめられた昭和懐古的で緻密な背景描写、そして大筋を踏襲しつつも大胆に変更してきた豪快な脚本に、思わず納得させられてしまいましたよ。
前回の映画がまさに序であったと…いやそれどころかTVシリーズからして、今回の新劇場版の壮大な前置きに過ぎなかったんじゃないかと思う程の濃密さ。ただしそれ故、やっぱりエヴァは見る人を選ぶなぁというか、前述のスタトレにはあった間口の広さがないというか。
スタトレがRe-imaginationならば、エヴァはやはりRe-buildだったという感じです。

ま、個人的には99.9999%満足(マヤ風に言うとシックスナイン?)でしたから、世間的評価はどうだっていいんですけどね。

「序」は主に画像の綺麗さと質量感に裏打ちされた映像美がひとつの見所でしたが、今回はさらにスケールを増したそれらに加えて、より明確になった各キャラクターの性格付けと、人と人・親と子とのコミュニケーションといった人物描写も必見…なのですが、映画という限られた時間の関係か少々駆け足になってしまった感があるのが、残り0.0001%の個人的残念成分です。あの内容ならば(作る方は大変でしょうが)200分クラスの長さであっても良かったかなと。

よくもまぁR指定されないもんだ思うほど、相変わらずグロテスク表現も満載(映倫からは以前から相当目をつけられているので、今回も映画冒頭の「映倫」マークは赤文字でど真ん中…汗)ですが、なぜかそれでも全体的にストーリーが明るく感じるのは、このシリーズで長年に渡って築き上げられた絶妙なバランス感覚故でしょうね。
シリーズ物は兎角2作目がピークってことが多いのですが、次回「急」ならぬ「Q」はついに旧作の大筋から離れて誰も知らない物語になるのでしょうから、今から待ち遠しくて仕方ない気持ちにさせられただけでも、期待せずにはおれません。

なにはともあれ早いとこDVD出ませんかねぇ。とにかく情報量満載なので、今はじっくり検証しつつ見直ししたい気持ちでいっぱいのyonhongiであります。

[ネタバレありの議論がしたいディープな方々(自分含む)は、どうぞコメント欄をご利用くださいな。]


タグ :

| | コメント (4) | トラックバック (0)

« 2009年6月 | トップページ | 2009年8月 »