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2009年4月24日 (金)

Welcom to the Underworld

昨日の冷めやらぬ興奮を反芻しながら記す、「首都高大橋ジャンクションを歩こう」
その後半戦、地下世界編(笑)です。現場萌え悩殺写真満載でお送りします。
(前半の天空編!?はコチラ)

上部工と屋上公園(予定)部を見学した我々取材班(何時からだよ→自分)は、例の仮設外階段を使って一路地上へ。やはり地に足が着いている状態というのは安心感が違いますねぇ。

Ohashi_jct_tateko 今度は敷地北側に当たる位置に掘られた縦の大穴、大橋立坑を見学。
地上にぽっかり開いたソレは、先ほどから現場をナビゲートしてくれている首都高の高橋さんの解説によれば、深さは45mとのこと。先ほどの工期説明であった、シールドマシンの折り返しという神業を行ったのが、正にココなのだと言います。
2000tの鉄のかたまりを吊り下げ、降ろし、180度方向転換させたのを想像するだけでワクワクしてきますね。
工事が進んで、現在は上下2本あるシールドトンネルの断面のうち上側の一部が見えるだけになってしまっています(立坑が空っぽだったときの写真はコチラが素晴らしく良くわかります)が、最終的にはここで2本のトンネルとループの1・2層目が接続され、縦坑自体は埋め立てられてしまうということですので、このダイナミックな光景を見られるのも今のウチ、普通ならいやでもテンションが上がるところなんですが、個人的には高所恐怖症がここでも災いして、組まれた足場がこの見学者たちの重さで崩れてしまわないかと気が気でなりませんでしたよ(爆)

Ohashi_jct_shiobuyasenn 下を見ているとクラクラするので上を見上げれば、先ほどまでいた上部工(左写真の上のシルエット)と、数日前に架設されたばかりの3号渋谷線との架橋、800tクレーンがダイナミックにコラボしていて、現場担当者をして「この景色が好き」と言わしめるだけのことはありますね。
持ってきた換算22mmの広角レンズじゃ全くもって捉えきれないスケールの大きなものばかりで、思わず溜息が出てしまいます。
来週月曜日(4/27)には、写真で未接続の部分の架橋工事が昼間行われますので、工事現場外の歩道橋からも良く見えますから、良かったら見に来て下さいなんて言うくらい、やっぱり現場の人も現場萌えなんだなぁと思ったり思わなかったり。

さて、いよいよ今度はループを下って地下の世界へ突入です!
ずんずん進んで行くとどんどん現場感が増してきます!!

Ohashi_jct_to1f Ohashi_jct_wellcomeuw

緩やかなループの先にナトリウムランプの黄色い光が見えてくる(上写真左)と、トンネル特有の緊張感が漂ってきますし、そこはかとなく空気の湿度やホコリっぽさも上がって、気分はまさにトミー・リー・ジョーンズ(違っ!)
途中、ピラミッドの内部のような細くて無機質な階段を下りて、我々はいよいよ最下層へと到達したのでありますっ(上写真右)。
そこは床面もぬかるんでいて、いよいよトンネル工事の最先端といった風情が漂っています。前方にはコレまでとは明らかに異質な、鉄骨の柱と未処理の壁が見えています。

Ohashi_jct_underworld_2
Ohashi_jct_pillarcut Ohashi_jct_carlift

このループトンネルの空間、実は鉄骨を組んでコンクリートを流し、四角い断面のトンネルの形を作った後に、路面部分の柱を切断していくというワイルドな工法なんですね。そういわれて天井を見てみれば、規則正しく鉄骨を切って埋めた跡が見て取れます。
それと工事車両…切った鉄骨運び出すのにトレーラーが入っていましたが、ループトンネル床面がまだ完成していないので地上から自走では入れない深層部には、天井ぶち抜きで舞台のせり上がり装置よろしくリフトが設置されています(上写真右)。う〜ん、大胆。

Ohashi_jct_tunnelconnect 流石に「発破!!」まではありませんでした(爆)が、それでも充分緊迫した現場の雰囲気を味わうことができて酔いしれているところ、さらにその場でわざわざ工事車両を止めていただいて、行けるところまで行ってみましょうとナビゲーター高橋さん、男らしいです(惚heart02)。
その先は、例の立坑の最下層部分…今まさにシールドトンネルとの接続工事の真っ最中なのであります。

普段は絶対見ることの出来ないような場所を案内されて、なおかつ写真も撮り放題撮らせてもらって、現場の雰囲気を満喫したところで地上へと戻りました。

現場見学の最後に例の、日本に数台しかないという800tクレーンの前で参加者全員記念撮影。
ちなみにこのクレーン、もちろん自走で現場に入れるわけもなく、まず50tクレーンを自走搬入して360tクレーンを組み立てて、さらにそれでこの800tクレーンを組み上げたんだとか。
直下だととてもじゃないですが全部を画面内に収め切れやしないので、キャタピラーだけをラフモノクロームで切り撮ってみました。上から見ていたときにはよく判りませんでしたが、そのキャタピラーの巨大なことと言ったら…それ単品で見ると、戦車も顔負けのど迫力でありました(写真下)。

800tcrane_cat
その後、最初に概要説明を受けた事務所に戻って質疑応答を経て、無事解散となりました。
思わず(無理だけど)、このままここで働かせて貰いたいと思っちゃうほどに魅力的で、興味深い時間を過ごす機会を作っていただいた首都高速関係者の皆さんには、お礼を言いたいと思います。

質疑応答の場で「苦労したこと」の答えの中にそこはかとなく、都市部ならではの用地買収交渉の難航具合があったであろうことが示唆されていて、部外者の自分のように単純に「巨大建築すげー」とか喜んでばかりもいられない事情もきっとあるのでしょうが、こうした場でPR兼ねてでも現場を公開していくことで、様々な立場はありましょうが理解が深まるのは間違いないと思います。
今まで「首都高って渋滞酷くて一律700円とか高いよね〜」とか「今更バカ高い用地買収してまで延伸しなくても」なんて文句しか言ってきませんでしたが、現場の人々の苦労と仕事ぶりを垣間みて、ちょっと考えさせられた一日でありました。


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コメント

いや~~~、良いですね『大人の社会科見学』
面白そうだhappy01

やっぱり都会はすごいな~~~~

投稿: ふぅちゃん | 2009年4月25日 (土) 07時56分

ガテン系レポート堪能させていただきました♪
ぜひ、リアルでも見てみたいものですね。@@

PS
<首都高つばさ橋>開通記念のマラソン大会で首都高を走ったときの事を思い出しました。

・・・その昔、両親が<東京タワー>に登った時のこと・・。
鉄骨のリベットの打ち忘れがあちらこちらにあったとか!
なんとものどかな時代だったのですね・・・??^^;


投稿: 工場長 | 2009年4月25日 (土) 10時14分

>やっぱり都会はすごいな~~~~
ホントホント。→ ふぅちゃん
ウチも田舎だから、たまに巨大コンクリート建造物見ると意味もなく興奮してしまいます(笑)
でもね、でっかいどー北海道も羨ましいのよ実際。行ったことない自分には。

投稿: yonhongi | 2009年4月25日 (土) 13時56分

>ガテン系レポート堪能させていただきました♪
>ぜひ、リアルでも見てみたいものですね。@@
やっぱ、ガテン系t-shirtは男のロマンですね。
大人の社会科見学、いや、まぢお勧めです。→ 工場長さん
>鉄骨のリベットの打ち忘れがあちらこちらにあったとか!
あはは。
大胆さと緻密さとダイナミックさが渾然一体となっているのが、巨大構造物の建設現場ですね。
参加者のひとりがぼそっと「やっぱ土木半端ねぇ」て呟いてましたが、妙に納得してしまいました。

投稿: yonhongi | 2009年4月25日 (土) 14時04分

とても貴重な体験をされましたね!
普通は完成したところを何も知らずに通過するだけですから…裏では壮大なドラマが展開しているんだなと想像すると興奮しますね。
ホント、某番組のオープニングを思わず口ずさんでしまいます。その一端でも覗く事ができるとは…いやぁ~羨ましいっす!
でも、写真からも現場の緊張感が伝わってきますよ(^^)

最後の5行、自分もちょっと考えさせられました。
現場の熱い思いを感じることができ、捨てたもんじゃないなと。
有難うございましたm(__)m

投稿: とも | 2009年4月26日 (日) 21時50分

ともさん、いらっしゃいませ。
>裏では壮大なドラマが展開しているんだなと想像すると興奮しますね。
ドラマチックな出来事ってそうそうないと思いがちですが、立場が変わったり環境が違う経験をしたりすると、実はそれぞれの日常の中にポロポロ転がっていたりするのかもしれません。
あとはそのドラマの中で、いかに役割を演じることができるか、それこそが人生なのかも…とか思ったり (^_^;)

投稿: yonhongi | 2009年4月28日 (火) 11時34分

yonhongiさま

先日は首都高講座に来て頂き、ありがとうございました。
始めの概要説明で、しゃべらせてもらった須長です。

かなり興奮度が伝わってくる内容で、あっと言う間に読み終わってしまいました(笑)
と、同時に現場に対してこんなに興味や感心を抱いてくれていることに、ちょっと感動しました。

私達も開通する前の現場を見てもらうことで、首都高にちょっとでも愛着を持ってもらい、
通行時に優しい気持ち(安全運転)で乗ってもらえることを願って、この様なイベントを行なっています。

今後も積極的に現場を案内して行きたいと思いますので、宜しくお願いします。

投稿: 首都高 須長 | 2009年4月28日 (火) 13時39分

>始めの概要説明で、しゃべらせてもらった須長です。
なかのひと 関係者の方からコメントいただけるとは思ってもみませんでした ヾ( ~▽~)ツ
当日の須長さんの概要説明、とても判りやすく要点が上手く纏められていて、事前知識ほぼ無しの状態で現場見学に行ってしまった自分のような人にも、必要充分な内容で助かりました。
お名前出してよいものやら判らなかったのであえて書かなかったのですが、後ほど記事中に追記させていただきますね。

>かなり興奮度が伝わってくる内容で、あっと言う間に読み終わってしまいました(笑)
>と、同時に現場に対してこんなに興味や感心を抱いてくれていることに、ちょっと感動しました。
ありがとうございます! 自分のような素人の稚拙な説明でどれだけ伝わるか疑心暗鬼でしたが、その道の人にこう言っていただけるとホントに嬉しいもんですね。

>私達も開通する前の現場を見てもらうことで、首都高にちょっとでも愛着を持ってもらい、
>通行時に優しい気持ち(安全運転)で乗ってもらえることを願って、この様なイベントを
>行なっています。
ハイ、ドライバーのひとりとして肝に銘じます(爆)

>今後も積極的に現場を案内して行きたいと思いますので、宜しくお願いします。
こちらこそ、機会をみつけて是非また参加させていただこうと思っておりますので、その節はヨロシクでありますっ!

投稿: yonhongi | 2009年4月28日 (火) 15時37分

yonhongiさま

首都高の髙橋です。現場のナビゲーターをさせていただきました。

現場の良さを思う存分伝えていただく内容大変楽しく読むことができました。

現場を見せることが私たちの仕事というわけではありませんが、現場を見せることに
よって皆さんが首都高に愛着をもっていただければと。

皆さんが興味をもっていただくとこちらの説明にも熱が入っていしまいます。


また、このような機会がありましたら是非ご参加ください。

投稿: 首都高@髙橋 | 2009年4月28日 (火) 22時09分

渋谷から歩いて実家に向かうとき、ときどき前を通ります。
いつも「すごいなぁ~。でも人口減るのになあ」と思いながら首都東京の行方を思うのでした。こんなになっていたんですね~。
ちなみに近くに高校時代の元カノが住んでいたので、甘酸っぱい思いに駆られます。笑

投稿: Harry | 2009年4月28日 (火) 23時19分

オフィシャルな方々からコメントがあるとは、
すごいですね~~

恐れ入り屋の鬼子母神でございます。。。

投稿: Harry | 2009年4月28日 (火) 23時22分

>首都高の髙橋です。現場のナビゲーターをさせていただきました。
うっひょ〜(*/∇\*)、ナビゲーターの高橋さんにまでコメントいただけるとはっ!!
本文中、言いたい放題でスミマセ〜ン m(_ _)m
現場ではだいたい2番手(高橋さんのすぐ後ろに若い男性二人組がいて、その後を連れといっしょにデカイカメラ振り回しながらくっついていたのが自分なんです)で、じっくりと説明聞かせていただきました。
ありがとうございした。

>現場を見せることによって皆さんが首都高に愛着をもっていただければと。
もう、愛着湧きまくりですよ。「大橋JCTは俺の嫁」状態(爆)

>また、このような機会がありましたら是非ご参加ください。
もちろん、会社休んででも参加させていただきます。

投稿: yonhongi | 2009年4月29日 (水) 11時49分

Harry師匠、いらっしゃいませ。

>渋谷から歩いて実家に向かうとき、ときどき前を通ります。
そうそう、渋谷から意外と近いんですよね。
当日実は表参道から撮影散歩しつつ歩いたんですが、それでも1時間ちょいで着きましたから。

>こんなになっていたんですね~。
こんなになっているんですよ。
確かに首都東京の人口減少はありますし、今後クルマ中心のインフラというものがどうあるべきなのかという問題もあるにはありますが、現場の空気を直に感じると「意義」ある事業だと感じずにはいられない何かがありました。

>恐れ入り屋の鬼子母神でございます。。。
ホントホント、本人が一番ビックリしているところです( ̄Д ̄;;)

投稿: yonhongi | 2009年4月29日 (水) 12時03分

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