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2009年3月27日 (金)

Twin Dragons

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『建仁寺双龍図』
 DATA : OLYMPUS E-30 & Zuiko Digital 11-22mm F2.8-3.5

『仰観』(上)   : 1/5sec. : F2.8 : ISO 320 : 11mm(FS.22mm) : OLYMPUS Master 2.11
『仰天』(左下) : 1/8sec. : F2.8 : ISO 400 : 11mm(FS.22mm) : OLYMPUS Master 2.11
『斜観』(右下) : 1/2sec. : F2.8 : ISO 250 : 12mm(FS.24mm) : OLYMPUS Master 2.11

素晴らしいモノにとって、本来説明やコメントは不要なのですが…。
旅行最終日に行った建仁寺は、とても見応えのある場所でした。京都は祇園の板壁の街並をくぐり抜けた先にあるその寺は、観光地に在る神社仏閣にしては大変珍しい存在…つまり、建物内での写真撮影・写生が基本的に自由という、自分のようなものにとっては正に神様仏様的な「開かれた」お寺さんなのであります。
(なにしろ先日捕まった泥棒が、決して小さく軽いとは言えない「木造十一面観音坐像」をいとも易々と盗み出してしまっているくらいの開けっぴろげさですから。)

建仁寺は禅寺ですから、有名どころの仏像といったものはそれほど無いのですが、俵屋宗達の風神雷神図や重要文化財級の 襖絵・書画の数々で名を馳せる、京都でも指折りの名山です。
それだけに普通ならば、境内や建物はともかく、堂内での撮影などもってのほかといった対応の寺社が大半のところ、ここは寧ろ歓迎ムードだったりなんかするんですよね。こんなのは以前、同じように禅寺の永平寺に行った時以来の経験で、正直所蔵品の有名無名以前に、いち観光客としてとても感激した次第であります。

で、冒頭の双龍図
108畳分の広さの法堂の天井に描かれたそれは、小泉淳作という日本画家が2年をかけて近年完成させたものではありますが、ともすれば古くからのモノばかりが珍重される風潮の中にあっても、充分に一見の価値がある「素晴らしきもの」のひとつだと思いました。
そしてその素晴らしさのたとえ一端でも、口伝ではなく映像として、このように伝えることを許容するという姿勢にこそ、実は仏教その他に共通する本来的な「布教」のこころなのではないかと感じた、今回の旅なのでありました。

ちなみにあまりに圧巻の大きさと精緻さなので、撮影は手持ちの最も広角なZD11-22mmレンズでもギリギリの感じでしたね。できればZD9-18mm(欲を言えば松レンズのZD7-14mm)が欲しいところです(汗)。
この堂内自体はそれほど明るくないのですが、天井画と仏様の適度な照明とE-30の強力な手振れ補正のおかげで、高感度特性に不利なフォーサーズでもISO250〜400程度の増感領域で、三脚無しにまずまずの撮影が出来たことを参考までにココに記しておきます。


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コメント

思わず引き込まれそうになる天井絵ですね。写真でもその迫力が伝わってきますよ!
多分、中学の修学旅行で見学したのではないかと思うのですが、あらためて訪れたくなるお寺ですね。
yonhongiさんの今回の旅も、きっと充実していたことと存じます。お裾分け、ご馳走様でしたm(__)m

投稿: とも | 2009年3月28日 (土) 22時50分

>多分、中学の修学旅行で見学したのではないかと思うのですが、
むむっ!? ともさんって、実は何気に若い!?
勝手に同世代かと思っていましたが…

投稿: yonhongi | 2009年3月29日 (日) 12時54分

>近年完成させた・・・
年月を重ねればこの絵も昭和の時代に・・・なんて言われるようになるんでしょうね。
我々はその時系列の、ほんのひと時を過ごしているのだと認識する事も必要なんでしょうね。

建長寺にも天井画があるんですね!

投稿: 工場長 | 2009年3月29日 (日) 22時45分

>建長寺にも天井画があるんですね!
雲龍図ですね。あちらは不定期に公開ということらしいですよ。→ 工場長さん

投稿: yonhongi | 2009年3月30日 (月) 12時53分

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