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2008年12月12日 (金)

またツマラナイものを買ってしまった

最近、Gmailのスパムフィルターが迷惑メールだと誤判定するようになる程、日々大量のチラシメールが入ってきます。
年末商戦期という時節柄、普段よりそういった類いの広告メールが多くなるのはまあ分るのですが、それにしてもここ1〜2ヶ月の増え方は半端なく、今現在自分のところに届くメールの(うち、ホントのスパムを除いた)7割がそういったチラシメールで、さらにそのうちの9割が楽天関係だという事実…以前はそれでも5割止まりだったんですがねぇ。やっぱり不況だと手軽でコストのかからないメール配信に頼るようになるんですかねぇ。
それにしても楽天、近頃はケータイの方にもバンバンよこしやがって(以前はケータイのメアド登録しといても配信頻度はそれほどでもなかったのに)、配信停止しても買い物やらなにやらするたびすぐに復活しちゃう(しかもケータイ宛は一括で配信停止できないっぽい)ので、あながちGmailがスパム扱いするのも間違いじゃないかもとも思ったり。
小物から大物まで大概のものは楽天とかamazonとかYahoo!で手配しちゃうから、それらをメアド拒否するわけにもいかないので、仕方ないっちゃしかたないんですが、ね。

Hpnc20ip_box さてさて、そんなお買い物のひとつが、昨日また届きました。

maxell HP-NC20.IP


都会の喧騒の中でもリスニングに没頭できるというノイズキャンセリングヘッドホンの新製品ですが、こいつのウリはiPod専用としてDockコネクターから給電することで、今までのようにバッテリーが必要なく軽量コンパクトであるという点。
箱書きにもダイレクトインのシンプル設計でありながら、フィードバック方式で環境ノイズを1/9低減すると謳っています。
実を言うと今まで自分はノイズキャンセリングヘッドホンには比較的否定的スタンスだったので、この手のアイテムは持っていなかったりするのですが、今回は前述のチラシメールで存在を知らされてから何だか気になってしまって、ついポチってしまったという次第。
発売日は12/12のはずなんですが、珍しく発売日前に届きましたので、早速開封レポートを。

Hpnc20ip_2 中身はヘッドホンと替えのイヤーピースが大小2セット、それにコネクターカバーが1個。

ヘッドホン自体はDockコネクターの先から直に配線が出て、Y字の分岐まで70cm、その先のイヤホン部までが30cmと短め。昨今のヘッドホンは無闇に長いケーブルが邪魔だなと常々思っていたので、この長さは自分的には○。
ただ折角余計なユニットが必要ないというのがウリなのに、何故か分岐部にプラの安っぽいパーツ(maxellのロゴ入り)が、デカデカと付いているのが意味不明。アップル純正の付属イヤホンのようにクリック回数で選曲できるリモコン機能をつけるとか、せめてクリップになっているとかの機能性があれば許せるのに sad
線材もちょっと太めのゴム(エラストマー?)被覆で、ゴワつくほど硬くはありませんがクセの付き易い感じで、正直あまり好みではありません。ヘッドホンのケーブル被覆は布巻きに限ると個人的には思っていますので、この時点でちょっと残念感が漂いはじめました。

Hpnc20ip_zoom イヤホンの部分は比較的大柄なカナルタイプで、いびつな3角錐のようなタニシのような、特徴的で不思議な形をしています。
R・Lのマーキングがある丸い部分に小穴が複数開いているので、おそらくココにノイズを拾うマイクが仕込まれているのでしょう。
先端部のイヤーチップが交換出来るようになっているのは勿論ですが、真ん中はただ穴が空いているだけで、特にメッシュ状の素材でゴミの侵入を防ぐような構造にはなっていないのが、チープというかなんというか…だいたい、イヤホン部全体を覆うようにこれまたエラストマー風のゴムが施してあるのですが、成形線が真ん中にハッキリ残っているなど、随所にテキトー感が漂います。
耳に入れると、この変わった形と素材のお陰で思いのほかピッタリと納まり、遮音性はかなり良いのですが、いかんせんこのゴムびきのせいで汚れ易いことといったらありません。う〜ん、なんだかなぁ。
Dockコネクター部に付いているスライドボリュームの使用感も、節度がないのでちょっとしたことで動いちゃって微妙だし、とにかく何処から何処まで造りはチープで、高級感とかいうのとは正反対のベクトルの商品であるといえましょう。

Hpnc20ip_iphone で、じゃあイヤホンとして肝心の音はどうなのよ、というと…これもまたちょっと自分の好みではないかなぁというのが正直なところ。

ノイズキャンセリングというものが初めてなので純粋に比較対象となるものを知らないのですが、普段使っているaudio-technicaのATH-CK7と比べると、音質的にはボーカル域中心の硬めの音作りで広がり感が少なく、ちょいと音楽鑑賞向きじゃないんじゃないかと思わなくもありません。
なんというか、全体的に音が乾いた感じで、音域の広い楽器音に瑞々しさが感じられないんですよねぇ。それではということで試しに映画を再生してみると、今度は逆に台詞がハッキリ浮かび上がるように聞こえて、なかなかどうして良いんじゃないでしょうか。(「EVANGELION:1.01」とか見ると、ヤシマ作戦の場面の送電接続アナウンスの台詞がひとつひとつシッカリ聞き取れて、けっこうな臨場感で嬉しくなります)
こりゃ明らかにビデオ鑑賞(除く音楽系ビデオクリップ)向きの音作りですねぇ。

ノイズ低減機能の方はそこそこしっかり働いていて、もともとカナル(耳栓)タイプですから遮音されて1/3くらいになっていた周囲の音が、中低域を中心にさらに半分くらいの音量になる感じ…それでも多少高域が残りますので1/9というのは少々大袈裟かなとは思いますが、まぁこれだけコンパクトな造りでこのノイズ低減性能ならまずまずと言えましょう。

とにかく、こりゃかなり使用する場面を選ばねばなりませんねぇ。
ビデオ鑑賞用にはなかなかの性能を発揮するとなると、やはり公共交通機関(電車・バス・飛行機)での移動時に映画鑑賞等で使うというのが最適なのでしょうが、自分で運転しない乗り物に乗るという機会が極端に少ない自分には、どうにも活躍の場がなさそうな気がします。
旅先のホテルなどで使うというシチュエーションは考えられますが、そもそもノイズキャンセルしなきゃならない程やかましい環境というのは、宿泊先としてどおなのよ…ということで、コレもあまりあり得そうも無いですし。

う〜ん。結論としてやっぱり今回のお買い物はちょっと満足度低いかなぁ。
前述の通り、実売8千円弱という値段の(NC機能付きとしては安いのですが、一般的なカナルイヤホンとしてはちと高い)割にチープな造りで、所有欲は満たしてくれませんでしたし、機能性を充分に発揮出来るシチュエーションもごく限られるとなれば、自分的には必要ないものだったと判断せざるをえませんね。
丁度同じ時期に発売開始になった「Apple In-Ear Headphones with Remote and Mic(長っ!)」を買った方が、今回の場合きっと満足感は高かったでしょうねぇ…残念です。

普段のエントリーで「こんな良いものを買いました」報告が多いのは、情報としてオススメなモノを紹介した方が有用だという理由もあるからなのですが、たまには「こんな無駄遣いしちゃいましたc(>ω<)ゞテヘッ」報告があってもそれはそれで情報としてアリなんじゃないかということで(もちろん人によっては用途ピッタリで便利に使えると思いますけどね)


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コメント

自分もノイズキャンセリングヘッドホンは気になりつつも、バッテリが必要(iPodに限られるものの、このヘッドホンは画期的ですね)だとか、音が不自然なのではないかとか、周りの音が聞こえないのも逆に危険なのではないかとか、いろいろとネガティブな要素を見つけては敬遠していました(ちょっと勿体無いかなというのが一番の理由だったりしますが…)
なるほど、用途に合えば悪いものではなさそうですね。
でも私の場合は、あまり必要ないのかな…
とても参考になりましたm(__)m
良い物、悪い物関係なく、これからも是非ご紹介下さいませ!

投稿: とも | 2008年12月13日 (土) 18時38分

愚痴エントリーに、コメントありがとうございます。→ともさん

>音が不自然なのではないかとか
他のを試したことが無いのであくまでこの機種に関してだけですが、やはり多少の違和感があるかと思います。まぁ慣れなんでしょうが…。

>周りの音が聞こえないのも逆に危険なのではないかとか
散歩で使うのは危険ですね。殆ど周囲への感覚が無くなってしまいますから。
電車や飛行機など、騒音が激しいところでの使用が(当然ですが)最適ですね。
面白いのは再生を一時停止して使うと騒音だけがシャットアウトされるので、そういった場所で惰眠を貪るのにも使えるんじゃないかと…自分はかなりの喧騒の中でも瞬時に寝られる体質なので、やっぱり必要ないんですが (^-^;

>良い物、悪い物関係なく、これからも是非ご紹介下さいませ!
ブログネタ的には失敗譚のほうが面白いんですけどね(苦笑)。

投稿: yonhongi | 2008年12月14日 (日) 12時39分

貴重な情報、ありがとうございました。ところで、写真ではiPhone?に装着されているようですが、これはiPhoneでも使用できるのでしょうか?

投稿: Yamame | 2009年1月18日 (日) 12時24分

Yamameさん、コメントありがとうございます。
こんな独断レビューでもお役に立ったのなら幸いです。

>これはiPhoneでも使用できるのでしょうか?
普通に使えますよ(もちろん通話は無理ですが)。
ただ最初、アクセサリとして認識してくれない(電源が入らない=青色LEDが点かない)場合がありますので、その時はDockコネクターに差込んだまま、iPhoneの電源をオフ→オンする(スリープボタン長押し)と、恒例の警告文が出ていいえを選択すると認識して使えるようになります。

その後しばらく使ってみて、エージングの結果か、若干音が柔らかくなったような気はしますが、やはりボーカル域中心の傾向は変わらないようです。
電車内でも使ってみましたが、走行ノイズはほぼ消えて、車内アナウンスは高域だけ残して遠くから聞こえるような感じになり、たしかに音に没頭できるようにはなりましたので、Podcastには最適かもしれません。

投稿: yonhongi | 2009年1月18日 (日) 12時45分

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