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2008年10月12日 (日)

山陽道中チャリ栗毛

なにやら、行ってきたばかりの須磨浦公園で山火事があったようですね。
大事には至らなかったようでやれやれですが、記事によるとまさに自分が山上から降りてきたハイキング道沿いが現場だった模様…つくづく火事に縁のある!?自分に、ちょっと恐怖したりして(苦笑)

アメリカ発の恐慌でズタボロの日経平均を眺めているとすっかり旅気分も冷めてしまい、またぞろ日常生活に戻ってしまったわけですが、とにもかくにも自分記録ということで、2日目の旅程を反芻しつつ整理しておこうと思います。
以下、10月6日のお話。

前日の雨は明け方には上がり、快晴とはいかないまでも、外は清々しい天気となりました。

Photo なのでホテルのチェックアウト前に、近場をオフタイムでポタってみることに。
試しにG7で動画も撮ってみましたよ。
カメラが重いうえに砂利舗装の路面なのでブレと風切り音がスゴイですが、気分だけでも味わってもらえれば、ということで。
疾走! 舞子公園 疾走! 舞子公園

明石海峡大橋のたもとの舞子公園からスタートして、まずは巨大な橋脚の下、アンカレイジの脇をすり抜けて西側に、そして国道を越えて山側へ向かいます。
流石に坂の街だけあって、こりゃ電動アシストじゃなかったら絶対ギブアップしちゃうだろうなというくらいの斜度の道が、どんどん出てきましたが、気にせず気ままに自転車を走らせます。素直に目的地に向けて走るだけではつまらないので、あえて逆方向からまわってみようと。
いかな方向音痴の自分でも、こう単純明快に東西南北が判れば迷うこともあるまい、しかも巨大な橋が至る所から見えるわけですから…と、変な自信のもとに彷徨っていたら、みごと迷子になりました(爆)。
方向は判っていても、行きたい方向に道が続いているとは限らないという事実に気付き遅れたのが主な敗因ですが。なにせ山陽電鉄と山陽本線という似た名前の路線が並走している上に、目印にした明石海峡大橋はデカ過ぎて距離感覚がずれるずれる…。
そんなわけでiPhoneのマップで現在位置を確認しながら、なんとか山側の道をまわりこんで、橋の東側に位置する最初の目的地、五色塚古墳に到着。

Photo_2 ここは歴史の教科書なんかでも必ずと言ってよいほど写真付きで載っている、有名な前方後円墳ですから、是非とも行ってみたかったんですよ。

その昔、高校時代の学園祭で、この古墳をモチーフにした(んだと自分では記憶しているのですが)前方後円墳のオブジェを、部活の仲間達とベニヤの板で作ったりしたなぁ…などと感慨にふけりながら周囲をまわって、墳丘部に登る入り口を探していると…あれ? なぜか柵が閉まっています。
ありゃりゃちと朝が早過ぎたかなと、管理小屋の立て看板に近づいてヨクヨク読んでみると、なんと月曜定休とか書いてありますよ!!
定休って…まさかこんな遺跡に定休日が設定されているとは思わなんだ…しかもよりによって月曜って、どこの図書館ですかっ!
そこ以外の柵は低いし、到底防犯設備などはなさそうでしたが、さりとて不法侵入を近所の人に見咎められても恥ずかしいので、とりあえず今回は周りをぐるっとするだけで、諦めることにしました。
で、一周しようとしたら出来ないんですね、ココ。前述の山陽電鉄の線路が前方部をブッタ切って通っているので。所詮、古代史文化財の日本での扱いなんてこんなもんです、ハイ。

仕方ないので東側に回り込んで、鱗雲の青空のもと古墳を記念撮影。

Photo_3
それにしても、ありし日の規模ではないにしろ、これだけの大きさの墓を築けた人物とは、イッタイどんな人だったんでしょうね。大和でも出雲でも但馬でもない、瀬戸内の要衝を見下ろすココにあえて墓を造ることにこそ、きっと意味があったんでしょう。

ホテルに戻ってチェックアウト。その後、一路神戸中心部にむけてクルマを走らせます。
正午前に辿り着いたのは、最近出来たばかりのIKEAポートアイランド。ただし今回、ここは駐車場として利用させてもらいました。IKEA目当てだったら地元の船橋にもありますからね。
タダで駐車させてもらうだけではなんなんで、ちゃんと館内レストランで食事してその分のお金はおとしてきましたよ。昼間っからローストビーフとか(笑)美味しかったけど、量はそれなり、かな。
ちなみにIKEAレストラン内は無線LANがこれまた無料で繋ぎ放題なので、ここでネット情報収集するにも便利なんです。

食後、再度オフタイムを引っ張り出してポートアイランド内を散策です。
午前中と違って土地が真っ平らで楽ですけど、思いのほか広くて海風が強く、なおかつ港湾施設内立ち入り禁止がほとんどでしたので、写真のモチーフ的にはあまり面白いモノを見つけられませんでした…残念。

オフタイムの電力も底をついたところで、IKEAに戻ってクルマで移動。ポートアイランドの突端にある連絡橋スカイブリッジを渡って、神戸空港へ。

Marshaller この空港は開港からまだ2年あまりということもあって、カーナビの地図にも載っていません。建設には色々と紆余曲折があり、未だに採算性の問題もあって話題に事欠かないようですが、こと飛行機撮影のロケーションに限って言えば、海の中の一本滑走路で、コンディションが良ければ間近に離着陸が眺められる空港ということで、なかなか魅力的な施設なのです。
近くに関空や伊丹などの国際空港があるので、大型機の乗り入れこそ少ないですが、それでも手持ちの換算300mmクラスのレンズでも充分ヨリの写真が撮れるのは助かりますね。
3階の送迎展望ブリッジからの眺めも滑走路一望で素晴らしいですが、じつはココ、そのさらに上にレストラン(寿司屋と中華料理屋)があるので、そこへ続く階段の踊り場からだと、目障りなフェンスの上から滑走路全体を見渡せるので、沖を行く船をバックにした「絵になる離発着」の写真が収められるのです。

Takeoff
離発着数が限られるので、今回は1時間半程居た間に2便程しか見られませんでしたが、それでも時間が許せば夕焼けに染まる大阪湾や淡路島と飛行機なんていう写真が撮れそうで、是非また行きたいなと思える場所でした。

さて、夕暮れの空港に後ろ髪を引かれながら、ここで時間をくってしまうと今回の旅のメインイベントに間に合わなくなってしまうので、泣く泣く空港をあとにします。
再びクルマに乗り込んで、一路来た道を元へと辿ります。目的地は、前述の通り須磨浦公園。ここの鉢伏山上が隠れた夜景の名所だと、職場のこちら出身者から聞いたのが今回の旅行を思い立った理由でもあり、本来初日の夜に行こうと思っていたのが雨で断念していたので、今日を逃すわけにいかないのです。
Photo_6
山上へ登るにはロープウェイ(上マップの中央のオレンジ線直線部分)を使うのですが、これが通常18時が最終とのこと(月のうち幾日かは夜間運転があるそうですが、残念ながら今月は土曜日ばかり)なので、かなりギリギリな予定になってしまいました。
慣れない道を飛ばしてロープウェイ駅のある須磨浦公園駅の駐車場に着いたのが、17:40。機材を背負って三脚担いで券売機まで辿り着くと、なんとすでに電気が落ちています (┬┬_┬┬)

諦めきれずに乗り場の階段の方へ行ってみると、係員の人が居たので聞いてみたところ、最終の17:45発が出る直前でまだ間に合うというので、あわてて切符を売ってもらってなんとか乗り込むことができました。(´▽`) ホッ
券売機の電源が早々に落とされていたことからもわかるように、こんな時間から山上に行く物好きはほとんどいないんですね…もちろんロープウェイも貸し切り状態。
ひとりで乗るゴンドラは、当然のことながら何処に陣取るかで盛大に傾くんですねぇ。極度の高所恐怖症の自分が固まったままゴンドラ中央に乗っていたのは内緒です(7分間長かった〜)。

ロープウェイ山上駅の直ぐ横、カーレーター乗り場屋上からの眺めは、前エントリーの写真の通り、噂に違わぬ極上クラス。
Photo_4 Photo_5

左(東)を向けば神戸中心街の目映い街灯りが、振り向いて西を眺めれば、月明かりに照らされた須磨の海と明石海峡大橋のレインボーイルミネーションが、180度以上の眺望で開けていました。
これくらい見晴らしが良いと、換算22mmでもワイドが物足りないですね(汗)。次は是非 7-14mm でも持ってきたいところですね。
1時間程、絶景夜景を独り占めにしてから、下山することにしました。

この下山が一苦労…というか、正直ちょっとしたサスペンス劇場(爆)。前述の通り、ロープウェイはもう止まってしまっていますので、歩いて下山するしか無いのですが…ハイキング道というにはかなり急なほとんど崩れかかった階段状の道の連続で、つるべ落としの秋の陽が落ちたあとは、まさにまっ暗闇。
事前情報として「懐中電灯があったほうがいい」とは聞いていましたが、「懐中電灯無ければ下れない」というのが正確な表現ですね、あれは。道理でこんな夜景絶景ポイントに人っ子ひとり来ないわけです。
Photo_8 途中何カ所か分岐点らしきところがあって、なんとなく近道なような気もしたのですが、いかんせん更に細い獣道のような状態でしたので、重い機材を背負っているのも我慢して、比較的安全そうな遠回りの道を降りてきました。

要所要所で今いる場所をiPhoneのGPSマップで確認出来たので、とりあえず安心でしたが…暗闇の山中でもし道に迷ったらと思うと気が気ではありませんでしたよ、ホントまぢで。
これが前日の雨の中だったらと思うと、ゾッとします。
標高200mほどの山ですが、山は山、侮れませんねぇ。20分程かけて、ようやく街灯のある場所まで降りてくることができました。

その後、疲れ果てた身体に鞭打ってもう一カ所、観光名所にもなっているビーナスブリッジにも行ってみましたが、こちらは平日夜だというのに結構な人出でしたよ。
神戸市中心街の背後の山の中腹に、展望用の螺旋状歩道橋が整備してあって、街の夜景を眺めるにはなかなかなロケーションでしたが、こと写真にするには少々標高が足りず街に近すぎるので、絵にしにくいのが残念なところでしたね。
やはり良い絵を撮るにはそれなりに苦労が必要ということでしょうか。

Photo_9
初日の雨もあって駆け足の旅でしたが、今回の神戸撮影旅行はこれにて無事終了。
あとはのんびり夜の道をひたすら東に向けてクルマを走らせるだけであります。

神戸って今まで思っていた以上に広いですね。横浜とそれほど違わないイメージでしたが、実感としては川崎・鶴見・横浜が横にずーっと並んでいるくらいの感覚でした。
時間の関係で神戸の東半分はまた次回の旅行で再チャレンジ(いつになることやら)ということで。

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コメント

ご無沙汰してました。

 神戸にリフレッシュ旅行へ行ってきたんですね。
 高校の修学旅行で異人館をサ~ッと見たことぐらいしかないので、行ってみたい場所の一つです。
 夜景もとってもステキですね。

 今の住まいで見る夜の景色は、‘夜景’とはほど遠いので(田舎なんですよね・・・)、キラキラと輝く夜景には憧れがあります。
 自転車を持って出かけちゃうyonhongiさんは、パワフルだなぁと感心しちゃいました。

 私もリフレッシュ旅行へ行きたいですが、いつになることやら・・・。┐( ̄ヘ ̄)┌ フゥゥ~

投稿: まる | 2008年10月12日 (日) 23時26分

こんばんは!
いつもながら、素晴らしい写真と詳しいコメントで楽しませてもらっています。写真はPCの壁紙用に頂戴させていただきましたm(__)m
動画のほうも、明石大橋を上手く捉えての走行は、yonhongiさんの狙いとお察しします。とても臨場感がありますね!

青空の下の橋&古墳の景色も飛行機の離陸シーンも山頂からの夜景も手間隙…何より足を使っての苦労の賜物だと認識しました。
これだけの写真が撮れましたら、後で良い想い出になりそうですね(^^)

投稿: とも | 2008年10月13日 (月) 23時00分

>今の住まいで見る夜の景色は、‘夜景’とはほど遠いので
その分、これから冬にかけては星空がきれいだったりしませんか? → まるさん

>写真はPCの壁紙用に頂戴させていただきましたm(__)m
こんなんで良ければ、いかようにもご利用下さいませ。 → ともさん

確かにリフレッシュできた旅行なんですが、その分溜まっている仕事に手を付ける気が未だおきず、一週間たったいまでもリハビリ中です。

投稿: yonhongi | 2008年10月14日 (火) 14時10分

すんばらしい写真です。
毎日見ている風景ですが、ぜんぜん違うものに見えますね。
お見事!

ちなみに飛行機は飛んでいるというより、浮いているように見えますね。笑
(「離発着」って不思議。離着陸と発着はわかるんですけど...)汗

投稿: Harry | 2008年10月14日 (火) 22時16分

いいねぇ、飛行機、いいねぇ~。

そして、前方後円墳。
・・・そういえば、そうだったような気もする。

もうン年前なのね。

投稿: そふぃ | 2008年10月14日 (火) 23時05分

>毎日見ている風景ですが、ぜんぜん違うものに見えますね。
ありがとうございます m(_ _)m

>「離発着」って不思議。離着陸と発着はわかるんですけど...
おっ! さすが師匠。ちゃんとツッコンでくれましたね。

世の中には「『離発着』禁止HP」なんてあるくらい、離発着と言う言葉に違和感を覚える方々がいらっしゃるようですが、自分はどちらかというと肯定派なのですよ。
離着陸は当然、離陸と着陸という2つの動作の合成語で、ご指摘の通り、離着なんて言わないので発着との合成語の離発着なんてありえないという主張ですが…自分はコレ、離陸・着陸・出発・到着の混成語という認識で、あえて使っています。
なので、taking-off & landing を示したい場合は「離着陸」を、
departure & arrivail を示したい場合は「発着」を、
そしてそれらを全て含む感じで「離発着」を、てな具合です。
ですから、一般航空便のような「発着時刻表」があるような場合は、ケースバイケースで離発着って使っても良いんじゃないかなぁと思うわけです。
(ちなみに軍用機の「離着陸」訓練には出発・到着の意味合いが少ないので、離発着はそぐわないと思います)。

以上、あくまで個人的な意見なんですけどね…。

投稿: yonhongi | 2008年10月15日 (水) 11時24分

>もうン年前なのね。
たかだか、ン十年前ですよ (;´▽`A``

投稿: yonhongi | 2008年10月15日 (水) 11時25分

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