自転車に乗って走ろう♪
今日も雨。あぁ無情。
ということで余りにも長い前フリの後で、ようやくオフタイム試運転の感想であります。以下、12日の午後のことを振り返って記載。
いざ自転車で目的も無く出かけようとすると、意外と考えてしまうものです。
そう、今まで自転車で散歩≒ポタリングと言うそうですが…をしたことが無い、つまり移動手段としてしかみていなかったので、ちょっと考え込んでしまったのです。
手賀沼です
かつて日本一汚い沼として名を馳せた!?そこは、今では周辺がかなり整備されて、東西に細長い沼の南の縁に、広くて走りやすいサイクリングロードが出来ていることは知っていました。
自宅から最短地点まで5kmほどですから、はじめての場所としてはまぁ適当な距離感かなという読みもあって、特に重装備もせずにG7(カメラ)とWBT-201(GPSロガー)だけ持って走りはじめました。
オレンジのラインがGPSのログからおこした今回の試運転ルートです。
(本当はGoogle Mapsに落とした方が見易いんですが、それだと自宅が特定できちゃうので今回はGoogle Earthのキャプチャのみです。)
走り出し最初に、おおーっと思いました。
漕ぎ出しがまったく苦じゃないんです、重くないんですよ、奥さんっ(爆)
実は全く気にせずに、いちばん重いギア(トップの7段目13T)で漕ぎ出してしまったんですが、まるでいちばん軽い1段目(28T)と変わらない軽さで、キュイーンという微かなモーター音とともに走り出せてしまいました。
試しに一度停まって、モーターアシストの電源を切ってから再度7段目で走り出そうとすると…お、重い…座ったままではちょっと辛いので、腰を浮かせて体重をかけてようやく走り出しました。
つまり、これがモーターアシストのパワーなのか〜! とまずは実感。
自宅は地形的には谷間の下の方にあるので、すぐにちょっとした上り坂があります。たいした傾斜ではありませんが、とりあえずどこに行くにしても、普通の自転車なら立ち漕ぎしなくちゃ登れない程度の坂を登らなくちゃなりません。
さっそくアシストオンで坂登りに挑戦すると、あまりにもあっけなく、座ったままグングン登っていけるじゃないですか、おじょーさん(更爆)
しかもこれまたいちばん重いはずのトップギアのまま、ぐいぐい加速すらしていきます。お、恐るべしモーターアシスト自転車。
折角7段変速機構付いていても、電池の節約さえ考えなければトップギアだけでオールマイティーに乗りこなせてしまうものなんですね。
ということで、電池の消費具合もみるために、今日はこの後ずっとアシストオンの極力トップギアのまま走ることにしました。その状態が一番電力消費が激しいでしょうからね。
ちなみにオフタイムのアシストのモードは、強・標準・オートマチックが手元のスイッチで随時選択可能ですので、今日のところはオートマチックオンリーで。
そのままいつもの散歩コースである大津川沿いの田園地帯に入って北上します。平坦なところでフツーの感じで漕いでいる分には、殆どモーターアシストを実感することが出来ないくらい自然な踏み心地です。
平坦路でのトップギア巡航速度は、付けたばかりのFC900(サイクルコンピューター)によると15〜20km/hほど。まだキャリブレーションしていない(前輪周長の実測値インプットのみ)ので精度の程はたかが知れていますが、まぁ体感速度との差はそれほどありませんから、そこそこ信頼して良い数字でしょう。
日差しがあまり無く、季節外れの台風の名残の風がちょっと強いので、Tシャツの上に一枚羽織っただけではちと寒かったか…それも、普通の自転車ならもうそろそろ身体が温まってくる運動量のはずが、自然なアシストのおかげか楽をしている証拠でしょう。
20分程走ると、手賀沼に到着です。
歩くと早足でも1時間ちょっとの距離ですから、3〜4倍は早いですね。
手賀沼は昔から野鳥の宝庫、サーヤも働いていた山階鳥類研究所があるくらいですから、これならこれから鳥の撮影にも気軽に来ることができますね(嬉)
期待通り、沼べりは綺麗で幅広の遊歩道兼サイクリングロードが整備されていました。…にしても、幅広い道路とはいえ、中央の白線だけで自転車道と遊歩道を分けているのはちょっとどうかと…折角整備するのたったら、安全の為にもきちんと分けて舗装すれば良いのにと思ったり思わなかったり。
まぁ今日は歩いている人も少なそうなので、ここで試しに最高速チェックでもしてみようかと思い立ちました。
気合いを入れて加速開始!
なんの苦もなく20km/hは越えますが、その辺りから急に速度の伸びが落ちてきて、写真の速度を維持して走ると結構な運動量になりそうです。
法定上24km/hで電動アシストは無くなる設定だそうなので、体感的にはおおよそその辺が平坦路の最高速になるのは間違いなさそうです。
多くの人が速度的に物足りなさを感じているということも、これでよく解りました。こうした整備されたところでは、やはりもう少しスピード出したくなるというのが人情でしょうから。
前18後20インチという小径車でスピードを追求するというのがナンセンスだとは分かっていますが、やはり限界値は多少なりとも高めにセッティングしておいて、その余力を楽しむというのも充分アリな気がしますね。
結局、死ぬ気で漕げば30km/hくらいはなんとかなることが判りましたが…ケイデンスっていうんですか? ストップウォッチでアバウトに計ったペダルを漕ぐ速度が80〜90rpmあたりで目一杯な感じなので、こりゃやはり禁断の改造を…(以下自粛)
久々に全力を出したので、手賀沼のちょうど中央部にある道の駅に着く頃には、かなり息が上がってしまいました。その間、たった2kmくらいなのに…完全に運動不足ですね。
サイクリングロードはまだまだ続きますが、ひとまずここで帰路につくことにしました。
の捨て台詞とともに、手賀沼を後にするyonhongi(うわっ負け犬)
その後は、一般道の側道をのんびりと。
交通量の多い国道を走るのは、やっぱり気を使いますね。
それでも、ストップアンドゴーの多い街中でスローペースでも安定感を維持した走りが出来るのは、やはり低速トルクのあるモーターアシストのおかげでしょう。小径車でもそれほどフラフラすることなくバランスを維持することができました。
ちょっと気になったのは、サドルが少し固めでお尻が痛くなったこと。
ここは出来ればコンフォートタイプの高級品に替えてしまいたくなりましたが、いかんせん先立つものがないので、しばらくはお預けですね。
そんなこんなで無事に帰宅。道のり距離およそ15km、1時間ちょいの初乗りでした。
ちなみにサイクルコンピューターの積算距離表示が15.33km、GPSだと15.7kmと出ましたので、おおよそ-2.4〜-3.0%の差というところでしょうか。これくらいなら誤差範囲内と言えなくもないので、しばらくはこのままの設定で走ることにしましょう。
帰宅後、ハンドル上のバッテリー残量表示は3段階LED表示のうちひとつが消灯。
バッテリー本体の5段階インジケーターは2つ消えていましたから、残量50〜60%といったところでしょうか。
ということは、逆算すると30〜40kmくらいの航続距離は、このペースでもたたき出せるってことですね。
これから少し使い込んでバッテリーが活性化してくれば、カタログ値のオートマチック77kmはキツいにしても、標準57kmくらいはなんとかなりそうですね。
57kmっていうと、ちょうど職場との往復距離だなぁ(ぼそっ)。
え〜、結論!
電動アシスト自転車 オフタイムは、普通に走る分には超ラクチン
でも速度はあんまり出ませんよ、ということで。
文字で書いてしまうと極々当たり前の結論なんですが、やはり体験してみるというのは大事なものですからね。
ともかくこれで撮影のテリトリーが増やせるのは確実となりました。
次回からは撮影アイテムのひとつとして、より便利に使えるようなカスタマイズを施す過程をネタにしていこうと思っています。
タグ : BE-EPW072 TRELOCK FC900
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コメント
そんなに素晴らしい性能だとは思わなかった!
いえね、せいぜい足漕ぎに少し遅れながらトルクがついてくる…くらいのモンだと思ってたんですよ。
これはいいことを聞いてしまいました。また物欲の虜になって過ごしそうです(笑)。
ところで、ひと足先にリンク張ってくださってありがとうございました。
遅ればせながら相互リンク張らせて頂きました。
これで自分のブログからバンバン飛んでくることができます。
更新の滞りがちなブログではございますが、あらためてこれからもどうぞよろしくお願いいたします。m(_ _)m
投稿: はりモグラ | 2008年5月14日 (水) 23時05分
うわ~すごい自転車買われましたね、
折り畳みでアシスト付きですか(豪華~)
私も燃費節約のために近くは自転車にしてますが、
変速付きの折り畳みです、アシストは高くて買えないから。
母がママチャリのアシストに乗ってるので、
借りてみましたが、なかなか進まないので
かえって疲れるから嫌、と見栄を張っている私です。
私も車に乗せて・・・のつもりでしたが、
折り畳むのが面倒で1度しかやったことありません。
投稿: 真野○江 | 2008年5月15日 (木) 00時08分
おー、なんか健康的っぽいことしてますね。
yon様の家も“へ~あの辺かぁ”って感じです。
慣れたらウチまでいかがでしょうか?往復50Kmくらいですよ。
職場に行くか?遊びに行くか?の選択なら決まってますよね。
↑のコース、道の駅で右に曲がらないで、左に曲がって15㌔くらいですから。
投稿: rikoaiぱぱ | 2008年5月15日 (木) 00時12分
一晩でこんなにコメントが付くとは。
ネタとしてはアタリだったということでしょうか(苦笑)。
(普段のネタがディープ過ぎてイケナイということか…)
>せいぜい足漕ぎに少し遅れながらトルクがついてくる…くらいのモンだと思ってたんですよ。
タイムラグは全くと言っていい程、感じませんでしたね。
とにかく「軽い」漕ぎ味というか…その分運動にはなりませんけど、良いんです、ダイエットとかするつもり毛頭ないですし。
>折り畳みでアシスト付きですか(豪華~)
この時期に小市民の自分には高い買い物でしたが、世の中上には上があるんだと思って、自分を誤摩化しています。
http://panasonic.co.jp/corp/news/official.data/data.dir/jn080214-1/jn080214-1.html
>おー、なんか健康的っぽいことしてますね。
っぽいでしょ。体育会系変態部ですから(爆)
でもね、運動には全然ならないこと受け合いです。
>↑のコース、道の駅で右に曲がらないで、左に曲がって15㌔くらいですから。
そうなんですよねぇ。そう考えると意外と近いかも。
とりあえず手賀沼一周リベンジ(30kmくらい?)を果たしたら考えてみますかね。
まきおせんせいも自転車通勤始めるそうですし、おやぢ3人でトレーニングでもしますか?!
投稿: yonhongi | 2008年5月15日 (木) 12時49分
始まった始まった。笑)
自転車、楽しいですよ。
次は軽い(10kgちょっとぐらいが合格ライン)自転車を試してみてください。
坂を登るのは電チャリに分がありますが、それ以外は自重が効いてきますよ。
自転車は、うっかりすると車より物欲を刺激する世界かもしれません。
危険な世界にようこそ!爆
投稿: Harry | 2008年5月15日 (木) 20時49分
かっこいいバイクですね~!!
rikoaiぱぱさんちを飛び越して、我が家の焼き肉小屋までおいでませ^^。
投稿: haru | 2008年5月16日 (金) 13時47分
>始まった始まった。笑)
自転車はいいぞ〜光線をブログから発信して洗脳した後、火を点けた張本人は誰でしたっけ?
>危険な世界にようこそ!爆
その危険な香りをヒシヒシと感じる毎日であります。
でもその方向性が、かなり、違う方向に向かっているような。
>rikoaiぱぱさんちを飛び越して、我が家の焼き肉小屋までおいでませ^^。
北海道のどこまでもまっすぐにつづく道をツーリング…おぉなんて嘆美な響きでしょう…でも、20kmでそれなりに疲れを感じるような体力の自分じゃ、それってかなり命がけの挑戦のような気がするんですが(汗)
焼き肉小屋には、いつの日かクラごんで伺わせて頂きます m(_ _)m
投稿: yonhongi | 2008年5月17日 (土) 20時30分